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荷物を背負って。

 だんだん台風が近づいてきていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は台風に備えて早めに引きこもり生活に入る予定です。

 今日は久しぶりにとあるオーナーの家に行ってきました。時間があまりなかったのでとんぼ帰りでしたが、久々に元気な様子が見れて安心しました。就職が急に決まり着替え等の荷物をそのまま放置したままだったので、すべて回収してきました。来る日も来る日も家の片付けをしていた日々が遠い過去になってしまったような気がします。また、来週から出張が続きますので、今度いつ会えるかわかりませんが、また仕事が落ち着いたら様子を見に行こうと思います。

 車がないので、いつも徒歩と電車を使ってとあるオーナーのところに移動していました。今日は大きな手提げ袋2つとリュック1つに荷物を山盛り入れて運んだので、汗だくになってしまいました。大学教員の頃には愛車に荷物を掘り込んで颯爽と立ち去ることができたのですが、今はひたすら荷物を背負って歩き続けるしか方法がありません。重い荷物を背負って一人坂道を登っていると、なぜ自分がこんな目に遭っているのだろうかと考えてしまいます。確かに単純に荷物を運んでいるだけであれば、被害者だという意識しか芽生えないでしょう。しかし、今は仕事でも荷物を運ぶことが多いので、そのためのトレーニングであり、また体を鍛えるための訓練だと思えば思い荷物も価値あるものとして捉えることができるようになるから不思議です。

 しかし、そのように捉えることができるようになったのも就職できて一定の給与がもらえるという状況になったからだと思います。とあるオーナーのところにいる頃は全く将来のことが見えず、ただただとあるオーナーの何気ない励ましの言葉に何度も涙を流す日々でした。ところが、今は収入を得る立場になって逆にとあるオーナーを励ます側になったから、世の中何が起きるかわからないと思いました。

 明日こそはなんとか大学教員の応募書類を作ろうと思いますが、なかなかパソコンを打つ指が重たくても先に進まなそうです。なので、指のトレーニングだと思って打ち込もうと思います。

 これから大学教員になるひとには、どんな荷物でも運べる力を蓄えてほしいと思います。そして、その力で自分と自分が大切にしたい人を笑顔にしてほしいと心から願います。

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