Yume

現在ウィーンの大学院に通っています。 しばらく日本の会社勤めをしてましたが、アラサーで…

Yume

現在ウィーンの大学院に通っています。 しばらく日本の会社勤めをしてましたが、アラサーで学生になりました。 日常で気になったことや気づいたことをボチボチ綴っています。

最近の記事

頑張らなくてもいい

オーストリアへの渡航直前、留学前に父が私に言ったこと。 「頑張らなくてもいいんだよ」 この言葉に何度助けられたことか。 気づいたら肩に力が入ってしまう。 考えすぎてしまう。 そして勝手に一人でイライラして苦しくなってしまう。 そんなわたしにとって、その言葉は何度も救いになった。 夏に入り、授業料、家賃、光熱費・・支払わなくてはいけないものが一気に押し寄せてきた。こんなにお金に不安を感じるのは人生で初めてだと思う。親が私の前でお金の話をすることは一切なかったため、お金

    • オーストリアで4本抜歯するまでの話

      先日、上下左右の親知らずを合計四本除去してきた。 予約やら待ち時間やらなんやら色々面倒だったので一気に終わらせたかった。ただそれだけなのだが、オーストリア人からも日本人からも驚かれる始末。 今回(今年?)歯周りの問題で色々経験したので書き留めておこうと思う。(書きたいことありすぎてめちゃくちゃ長文になってしまった) 2023年12月:日本の歯科受診 この時のことを今でも恨めしく思う。近所の歯医者で渡航前最後にと、歯医者に通った。しばらく海外に滞在する旨はしっかり伝えた。

      • 留学から半年経って思うこと

        こっちに引っ越してきてから約半年経ちました。読んでる皆さんにとってはどーでもいい内容かもしれませんが(笑)備忘録として残します。 言語 ほぼ英語で生活しているが、言葉にコミュニケーションを邪魔されている気がすることが何度もあった。言葉なんて、なければいいのにって。英語に疲れて、日本にいた時よりも日本語に意図的に触れようとしている傾向あり。こっちに住んでいる日本人は少ないので、日本語は武器、というのは何となく感じる。ドイツ語については8月からはドイツ語のコースで集中して頑張

        • ニーバーの祈り(Serenity Pray)を思い出す

          人生初。学校のテストで落第点を取った。 おなかの底の部分が不思議なヒヤッとした感覚に包まれた。 めちゃくちゃがんばったのに・・。 頑張った分、ショックは大きいし自信喪失もすごい。 オーストリアの大学では、4回まで試験にチャレンジできる。 それに、今回ダメだったのは、最終的な成績には影響しない。 だから大丈夫だと、頭ではわかっている。 ベストを尽くした結果だというのはわかっている。 でも、それでも・・・残念でならない。 ・・グルグル考えていた時、ふと、ニーチェの祈り

        頑張らなくてもいい

          完璧主義の皮をかぶったり脱いだりできたら・・

          完璧主義者なわたし私は自分自身を完璧主義者だと認識している。 昔から「~べき」という基準にむしばまれている。 良い点は、この許せなさが結果的に改善や成長につながったことだ。 もっと勉強しなきゃ、もっと働かなきゃ、というある種のモチベーションになっていた。 ただし、これは人間関係にも影響する。 自分に対しても他人に対しても、自己基準(自分の中の常識、と言い換えてもいいかもしれない)を満たさなかったり超過してしまってるときには、この許せない気持ちは怒りへと姿を変える。 そ

          完璧主義の皮をかぶったり脱いだりできたら・・

          寂しさという感情と向き合う

          偶然の出会いある日、勉強していたら、隣の席から「ジャパン」というワードが聞こえてきた。日本に関係するトピックに関してプレゼンの準備を行っているようだった。まさかと思ってふと横をみたら、日本語の画面が。ついに学校で日本人に出会った・・!という衝撃と感激で思わず話しかけてしまった。 ・・・台湾人だった。 その女の子は、日本の大学で、正規の留学生として学んでいて、日本の大学から交換留学生としてオーストリアに留学しているとのことだった。 しばらく色々お互いのことについて話をして

          寂しさという感情と向き合う

          自己紹介

          6年近く勤めた新卒入社の会社を辞めて、ウィーンの大学院に通い始めました。 背景は、色々あるのですが 生き物の命を守り、大切にするような生き方がしたいと思い 気づいたらこのような形になっていました。 過去の自分、未来の自分を励ますような そんな日記のようなものを日々綴っていきたいと思います。

          自己紹介

          留学でぶつかる壁① ~会話のお作法~

          6年近く働いた日本の会社を退職し、アラサーになってオーストリアで留学生活を始めた。渡航してから3か月以上経つが、現在私の周りには日本人が一人もいない。そもそも東アジア人がいない。もちろん街中では観光客などそれらしき人達を見かける。しかし学校や住んでるアパートメントなど、生活圏ではぽつんと一人の東アジア人、の状態である。 会話の間 2~3人での会話だとあまり問題ないが、5~6人のヨーロッパ人とのグループで会話をしていると、会話に入っていけないということがよくある。気づくと、

          留学でぶつかる壁① ~会話のお作法~

          オーストリアから帰って感じる、幸せな働き方ってなんだろう

          ※※この記事は1~2年程前に書いたものです。下書き保存したままになっていましたが、せっかくなので公開することにしました。※※ 最近よく思う。幸せな働き方ってなんだろう。 オーストリアで働いてみて、前よりも一層その思いは強くなった。 オーストリア。ヨーロッパの西と東のちょうど間に位置する、小さなアルプスの国。その国で、私は約4ヶ月間働いた。 きっかけは、日本の会社での仕事の延長だった。 物心ついた頃からずっと、海外でいつか働いてみたいと思っていた。 チャンスは突然巡ってき

          オーストリアから帰って感じる、幸せな働き方ってなんだろう