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ズボンがやぶけた時『子ども達に言われたこと』


ズボンが、破けてしまったことがある。

幼稚園で、年少クラスを担任していた時。

ーーー 見事に、ビリビリだった。(私のお尻部分)



その日の朝、
ズボンがやぶけることを知らない私は、
保育室で、朝の準備をしていた。


金魚のエサは、
子ども達が来てから
いっしょにあげようかな~♪ とか、

お花の水やりも、
丸くて可愛いしずくが消えないように、
あとにしようかな~♪ とか、

カメさんのお世話も、
子ども達といっしょにしようかな~♪


だなんて、 なんて、ーーーーーーー


のんびりぼさっと、
不器用にふらふら、ふらふら、
同じ場所を行ったり来たりしていたのだろう。


確実に、やることがあったのに。




1コースのバスが園につき、
子ども達が、おへやに入ってきました。

「おはよう!」
「おはよ~!」

挨拶につづく言葉は、これでした。

「あれ~先生、いつもとズボンちがう~!」

「あたらしいの?
 買ったの? 買ったの?」


子どもって、ほんと、
よく見てる!(見てない子もいる)



子ども達のキラキラおめめと、
わくわくしたテンションに
すっかり影響されて・・・
くるくる回りながら、答えた私。


「そうなの~!じつは昨日、
 新しいズボン、買っちゃったんだ~」



えへへ えへへー (ジャージです)


新しい物を迎えて、
気分は新たに、テンション爆あがり ↑ ↑
すっかりいい気分で、子ども達を誘いました。


金魚さんにエサをあげて… パラパラ~
お花に水やりをして… シャワシャワ~


くるくる~ くるくるくる~~~


「カメさん見てみようか~?」


飼育ケースのあるテーブル前で、
スッとしゃがむ。

すると、

ふしぎな音がする。




ビリッ!!!

(´⊙ω⊙`)






背の順先頭の、Hくんが言いました。

「先生、だいじょうぶ~?」

「あ、う、うん、、
 だいじょうぶ。かな?」(大丈夫じゃない。)


「だいじょうぶ?」「だいじょうぶ?」


子ども達が、なんだ、なんだ、と
集まってきた。

ー スッと、立ちあがる私。ー

何が起こったか、あまりわかっていない。

いや、本当はわかっているけど、
現実を受け入れられていない。

( ;∀;)。。



すると、
いつもおえかきをする時、ひらがなも、
英語も描いちゃう女の子(Aちゃん)が
言いました。


「せんせ、ズボンの中から、

 おパンツが、

 こんにちは~!してたね♡」



う、うん。( ;∀;)
こんにちは~!しちゃったね。


ー 保育室には、妖精さんが現れる。ー


私はすぐに着替えたわけですが、
あまりの恥ずかしさに...
消えてしまいたい気持ちと同時に、
子ども達のやさしい言葉と笑顔に癒されたのでした。


ということで、これ必須。


新しいズボンを買ったら、
屈伸をして、
やぶけないかを確認しまーす。

(特にジャージ)

屈伸! 屈伸! ちょー屈伸!






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