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SDGs×公民連携 先進地域に学ぶ課題解決のデザイン

バズワードと化して久しい #SDGs 。社会を変えるツールとしての活かし方について、とことん真摯に、ポジティブに伝える術を、日本で一番持ち合わせているのが高木超さんです。

3刷まで版を重ねている前著『SDG×自治体 実践ガイドブック』から2年。

行政による行政のための閉じた取り組みではなく、行政・民間企業・市民の連携により、社会に確かなインパクトが生まれつつあるプロジェクトを厳選。

コロナ禍の合間を縫って、各地で計50名以上の実践者に取材を敢行いただき、SDGsを旗印とした #公民連携 の経緯やスキームづくりのポイント、そして成果や課題まで、リアルにレポートいただきました。

“こういうアプローチもあるのか”、“そういう考え方でもいいのか”など、ともすれば共通言語を持てずにすれ違いがちな官と民の橋渡しになる知見が詰まった一冊になったと思います。

🔽内容紹介

国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」が、行政の政策や企業の事業、市民団体の活動等に反映されつつある。自治体・民間事業者・住民らが、互いの得意分野を活かして連携する先進地域を取材。SDGsの視点を活用し、多様な主体で地域課題の解決に取り組んでいる実例と、その実践を加速させるキーワードがわかる一冊。

🔽著者紹介

高木超

高木超

慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任助教
国連大学サステイナビリティ高等研究所 いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット 研究員
1986年東京都生まれ。NPO等を経て、2012 年から神奈川県大和市役所の職員として住民協働等を担当。その間、明治大学公共政策大学院を修了。17年9月に退職し、渡米。クレアモント評価センター・ニューヨークの研究生として「自治体における SDGs のローカライズ」に関する研究を行うほか、国連訓練調査研究所(UNITAR)とクレアモント大学院大学が共催する「SDGs と評価に関するリーダーシップ研修」を修了。19年4月から現職(国連大学は同年9月着任)。内閣府地域活性化伝道師、ジャパンSDGsアクション推進協議会事務局国際渉外担当ディレクター、鎌倉市SDGs推進アドバイザー、亀岡市参与(SDGsアドバイザー)、川崎市SDGs推進アドバイザー、能登SDGsラボ連携研究員等を兼務。そのほか、ミレニアル世代・Z世代でSDGsを推進する団体「SDGs-SWY」を創設し、2021年3月まで共同代表。著書に『SDGs×自治体 実践ガイドブック 現場で活かせる知識と手法』(学芸出版社)、『まちの未来を描く!自治体のSDGs』(学陽書房)など。日本評価学会認定評価士。

高木超 公式ページ / Cosmo Lab

🔽目次

⚪︎ はじめに|SDGsにおける公民連携の必要性

⚪︎ 1章|SDGsを公民連携に活かすために

特別インタビュー:内閣府地方創生推進事務局長 青木由行さん

コラム:SDGs de 地方創生カードゲーム

⚪︎ 2章|実践から学ぶSDGs×公民連携

2.1|循環型水利用システムによる都市公衆衛生の向上
――神奈川県鎌倉市×WOTA株式会社

2.2|大都市の多様な担い手を支援する認証制度の設計
――神奈川県横浜市×ヨコハマSDGsデザインセンター×市内企業

2.3|環境債(グリーンボンド)を活用した地域主導の公共事業スキーム
――石川県金沢市×株式会社地方グリーンプロジェクト支援研究所

2.4|産官学金連携で図る里山里海の保全と経済の両立
――石川県珠洲市・能登SDGsラボ×市内企業・事業構想大学院大学

2.5|エネルギーの地産地消で創る都市・山村の未来像
――愛知県豊田市×三河の山里コミュニティパワー

2.6|地元企業の経営課題克服とイノベーション促進
――滋賀県×経済界×金融機関

2.7|多様な連携協定を活用した脱プラスチックの推進
――京都府亀岡市×霧の芸術祭実行委員会/一般社団法人Social Innovation Japan

2.8|オンライン化で実現する足を運ばなくていい役所
――大阪府富田林市×株式会社グラファー

2.9|地域ぐるみで挑むゼロ・ウェイストのまちづくり
――徳島県上勝町×株式会社BIG EYE COMPANY

2.10|目指すは資源循環型のサーキュラーヴィレッジ
――鹿児島県大崎町×合作株式会社

コラム:「共通言語」SDGsの視座で海外自治体を見る

⚪︎ 3章|これからのSDGs×公民連携を加速させる7つのキーワード

3.1|エイジング・ソサエティ
――健やかな住民生活をどう維持するか

3.2|ジェンダー・ギャップ
――先進諸国との深刻な差

3.3|サーキュラー・エコノミー
――直線的な経済から循環的な経済へ

3.4|生物多様性
――地球の限界の視点から地域を考える

3.5|ローカル指標
――目標達成に向けた距離を測る

3.6|Society 5.0
――地域課題解決に不可欠な都市機能の変革

3.7|Z世代・ミレニアル世代
――2030年をカタチづくる次世代の視点

⚪︎おわりに――公民連携を成功させるポイントと視点

🔽書誌情報

体 裁 A5・240頁・定価 本体2500円+税
ISBN 978-4-7615-2807-2
発行日 2022-03-15
装 丁 北田雄一郎

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