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台湾篇2020

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2020年1月、台湾へ行ってきました。 不惑を前にしてはじめて海外へ行った私「ひしがた」の浮かれポンチな台湾滞在日記。
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記事一覧

台湾散歩5〜華やかな夜に潜る

パーティーに誘われてしまいました。パーティー。そう、パーティー。繰り返す必要もないですが、パーティーになんてまったく縁のない人生だったので若干舞い上がってしまいました。
台北當代2020に参加している3つのギャラリーが合同で主催しているもので、そのうちのひとつが名古屋のギャラリー・STANDING PINEさんだったのです。いつもお世話になってます!

会場は台北101からほど近いところでした。

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台湾散歩4〜記憶の上書き

こちらも最終日。華山1914文化創意産業園区に行ってみました。こちらは日本統治時代に酒造工場だったところ。閉鎖されたあとはしばらく放置されていたようですが、当時の趣を残したままリノベーションが施され、今では人気のスポットになっています。

古めかしくて味のある建物がとても素敵でした。

広い区画にいくつもの建物があって、それぞれがイベント会場になっていたりお店になっていたりしています。イベントと一

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台湾散歩3〜歴史に残るもの

台湾滞在最終日は朝早くにホテルを出発してぶらぶら歩くことにしました。台北駅近くのコインロッカーに荷物を突っ込んで早速出版です。

まずは北門。

承恩門とも呼ばれていて、清の時代の1884年に完成したものです。文化財でありながら門の下は自由に通行できました。

大通りを歩いて西門と呼ばれる地区に突入。繁華街でありますが、朝早かったため人出はまばら。そのなかで西門紅楼は撮影スポットとして入れ替わりで

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台湾散歩2〜夜市を歩いて

2日めの夜。閉場時間まで台北當代のプレビューで過ごしたあと、親しくさせていただいているコレクター氏と夜ご飯を食べに行くことにしました。
そのコレクター氏は何度も台湾に来ている方なので道案内はお任せして後ろをついていくだけの気楽な道中でございました。
そして士林夜市に到着しました。

メトロの剣潭駅を下りてすぐ。きらびやかで賑やかな景色を目にしただけでテンションが上がってしまいました。

結構遅い時

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台湾散歩1〜熱狂のあとさき

緊急事態宣言が出て展示回りも制限されている昨今、この期間を利用して過去の振り返りというか、台湾での話をいい加減まとめておきたいと思います。
ここからは4日間台湾の街なかを歩いて見たものや感じたことを小分けにして書いていきたいと思います。

台北市立美術館へ行ったときのこと。
最寄の台北メトロの円山駅で降りたのですが、駅のすぐ東側は広い公園になっていました。

台北花博公園という名前の通り、ここは「

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台北市立美術館

台湾日記、まだまだ続きます。
続いては台北市立美術館です。

あちこちに出窓が伸びていてポップで楽しい外観です。そして中は広い!いろんな展覧会が開かれていました。

まず見たのがアピチャッポン・ウィーラセタクン「THE SERENITY OF MADNESS」。
豊田市美術館での「ビルディング・ロマンス」展(2018年)などたびたび作品は見てきましたが、ここまで一気に見るのははじめて。充実していま

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災難的靈視

台湾日記、続いては台北當代藝術館です。
台北駅から中山という繁華街の方へ向かう途上に位置しています。

赤レンガの格好いい建物は日本統治時代に小学校として建てられたもの。

ヤシの木?が並んでいるところは南国を思わせます。

車が乗った小屋みたいなスペースでは山を撮る写真家の個展が行われていました。

ここで行われていたのは「災難的靈視」という展示。英題は「Co/Inspiration in

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アジア・アート・ビエンナーレ

ネタがないときに小出しにしていくつもりがなかなか進められなくて焦っている台湾日記、続いてはこちらです。

台湾へ行こうと思った最初のきっかけがこの展覧会でした。昨年のあいちトリエンナーレ2019の豊田会場で素晴らしいインスタレーションを展開したホー・ツーニェンが共同キュレーションを担当するということを知ったので。

会場となる国立台湾美術館は台北ではなく台中市にあります。なので桃園空港に着いてまず

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台北當代2020

台湾の話、その1。
まずはアートフェアを見てきた話を。

台北當代は昨年よりはじまった規模の大きいアートフェアなんですが、知り合いのビッグ・コレクター氏からVIPカードを譲っていただいたので、恐れ多くもヴェルニサージュの時間に入ることができました。関係ないけど「ヴェルニサージュ」って言葉は語感が良くて何度も口にしたくなります。

会場の南港展覧館に着いたらもう入場待ちの列ができていて、日本でも名の

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台湾へ行ってきました

今年の私のテーマはMy Revolution、っていうのは半分適当なんですけど、10年アートを見て回る生活を送ってきたので何か自分のなかで変革を起こしたいなあ、という気持ちが高まっているのは事実で。

何か目新しいことを、と考えたときに浮かんだのが、海外遠征。これまで何となく国内で満足していたんですけど、そろそろ視野を広げてもいいのかなって気がして昨年遂にパスポートを取ってきました。今まで海外旅行

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