台湾散歩3〜歴史に残るもの

台湾滞在最終日は朝早くにホテルを出発してぶらぶら歩くことにしました。台北駅近くのコインロッカーに荷物を突っ込んで早速出版です。

まずは北門。

承恩門とも呼ばれていて、清の時代の1884年に完成したものです。文化財でありながら門の下は自由に通行できました。

大通りを歩いて西門と呼ばれる地区に突入。繁華街でありますが、朝早かったため人出はまばら。そのなかで西門紅楼は撮影スポットとして入れ替わりで観光客が記念撮影をしていました。

観光客を入れないで全体を撮りたいとしばらく粘ったのですがなかなかどかないので諦めました。笑
日本統治の時代に建てられた八角形の建物で最初は市場として使われていたのだそうです。

西門駅のそばにあった銅像。自撮りしようとしていた観光客がそのまま閉じ込められてしまったような。笑

大通りを更に歩くと少し開けた場所がありました。ここは本願寺の台北別院です。

日本統治時代に建てられて戦後は廃寺になっていましたが、1975年に火災によって焼失。残った部分を整備して広場になっています。本堂は階段だけが残った状態でした。

これまで通りを南進していたのですが、西へ進路を変える目印として認識していたのがこのカルフールです。

せっかくなので入ってみました。スーパーって地元の人の生活が端的に出るから面白いですよね。お菓子とかお惣菜とかいろいろ気になったけどさすがに買うのはやめておきました。

店内で見つけた衝撃の自販機。

レモンかと思ったら柳橙はオレンジのことらしい。お金を入れたらその場でオレンジを搾ります!っていう発想が日本にはまずないだろうから衝撃的だった。こちらも試す勇気はなかったので写真を撮っただけ。

目的地はあともうすぐ、というところで急に現れたレトロな通り。煉瓦造りのアーケードがとても素敵。失礼だけどここだけ台湾じゃないみたいだった。

ここは剥皮寮歴史街区というところ。ここもまた日本統治時代に、隣接する小学校の一部として建てられたものなんだそう。剥皮寮という名前は、かつて中国から船で運ばれてきた杉の木材をここで皮を剥いで加工していたことにちなむそうです。

ちょうど私が通ったときは数人のカメラ小僧がスリットの入ったチャイナ服を着たきれいなお姉さんを囲んでカメラを向ける撮影会をやってました。カメラ小僧と言っても私と同じくらいの年齢ぽかったけど。台湾でもこういう文化はあるんだなあと感心してしまいました。

さて、いよいよ目的地に到着です!

そうです。パワースポットの龍山寺です。
士林もそうでしたが、台湾ではお寺と電光掲示板の組み合わせは当たり前なんですね。日本だとお寺は奥ゆかしいイメージがありますが、台湾は建物からしてとにかくパワフルです。

台湾は旧正月(春節)の直前ということで、お寺はその準備に大忙しといった様子でした。

もちろん観光客も多かった。
長いお線香を持ってお参りをしたり、おみくじを引いたりしている人が多いなかで、私は何となくその人たちの様子をぼんやり眺めていました。

なかには地元の方が熱心に拝んでいる姿もあって、日常生活のなかに信仰が染み込んでいるのだという実感を得ました。日本だと初詣とか観光とかで拝むというのが大半なので、その姿は妙に心のなかに焼きつきました。

観光を終えてメトロに乗ろうと地下に入りました。お寺の近くということで仏具を扱う店が並んでいるなか、ガチャガチャとペッパー君みたいな機械が置かれたコーナーがありました。

台湾は古いものはとことん古いんですが、一方で日本よりもテクノロジーの導入が進んでいるのではと思わせるところもあって、それがごちゃ混ぜになっているところが面白いと感じました。

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