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地方に住む50代主婦です。 残したい出来事、日々のつれづれを 書いております。 暇つぶ…

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地方に住む50代主婦です。 残したい出来事、日々のつれづれを 書いております。 暇つぶしにでもどうぞ。

マガジン

  • 思い惑う日々

    夫婦お互いの両親の老い、やがて来る介護についていろいろ思うこと。 思う日々は妻両親、惑う日々は夫両親について。

  • 1981〜2023

    私とK、出逢って42年後の別れまでの実話。

最近の記事

アントワネットが好きなのに

タイトル見たら分かる、これから書く話。 ********** マリー・アントワネットが好きである。 子どもの頃にベルサイユのばらを読んで 好きになった。 オスカルよりもアンドレよりも マリー・アントワネット(以下アントワネット)が好きである。 アントワネットが好きな理由は、 ハッキリ言って生まれながらのお姫様だからである。高貴な生まれ育ち、それは子供時代の私の憧れだった。立ち居振る舞いも言葉遣いも何もかも美しい。頭の上に船を乗せてもその品の良さは変わらない。 私はエリザ

    • 甲子園と高校野球と私

      これを書いている本日の朝は 夏の全国高校野球選手権大会の開会式の日だ。 甲子園には子どもの頃から何度も行ったことがある。 私は愛媛県出身で、松山商業高等学校(以下、松商。読み方は まっしょー)のファンだったので、 松商ファンの知人に連れられて行く事が多かった。 大概、地元の鉄道会社がツアーを組んでくれるので それに申し込んで、何十台ものバスで乗り込む。 その頃はまだ瀬戸大橋もなかったので、 高浜の港から夜通しフェリーで行く。 満杯のフェリーでは部屋の中で寝られず デッキに

      • ビジネスありがとう

        先日、TVで夕方の情報番組を見ていたら ありがとうを連呼する女性タレントが出てきた。 「ありがとうありがとう!」 「ありがとうありがとう!」 初めて見たタレントだったのだが そのありがとう連呼を聞いていて ふと、夫のありがとうを思い出した。 これ、なんか似とるな。 夫はありがとうを非常によく言ってくれる。 朝ごはんを作ったらありがとう。 片付けたらありがとう。 夕ごはんを作ったらありがとう。 片付けたらありがとう。 それを私はこっそり「ありがとう大臣」と 名付けていた。

        • ワンピースと私

          海賊王にはならない方の話。 ********** ワンピースが好きである。 特に夏のワンピースが大好きだ。 既に10着以上持っているにも関わらず 今年も3着、夏のワンピースを買った。 ユニクロに無印良品にアーバンリサーチ、 どれもお手頃価格のものである。 ワンピースのいいところは1枚でキマるところだ。 もちろんアクセサリーをつけると もっと素敵になるだろう。 私はピアスに小さなネックレスくらいしか つけないので、そこまで素敵じゃないけれど。 あと、靴は結構重要かも。 私

        アントワネットが好きなのに

        マガジン

        • 思い惑う日々
          4本
        • 1981〜2023
          17本

        記事

          清水白桃の1日 #2

          さて、桃も買い込み、 もう帰るよね、と思ったのに、 夫が「鬼ノ城を攻めてから帰ろう」と言う。 ニッポン城めぐり(というスマホゲーム)で 鬼ノ城がまた取れてないのだ。 いい機会だから近くに行ってみようかと 車を走らせていると、警告灯がついていることに気付いた。 「なんか変なマークついてるで」 「え」 急いで近くのローソンに車を止めて 説明書を読む。 点灯しているのはエキゾースト警告灯だ。 これやばくない? 排気ガスの質が低下してるって何? いろいろやっても消えないので、 デ

          清水白桃の1日 #2

          清水白桃の1日 #1

          清水白桃という桃をご存知だろうか。 7月下旬から8月中旬まで出荷される 岡山県の特産の桃で、 姿かたちは白く丸く美しく、 お味は優しく美しく洗練された甘さ。 桃の女王と言っても過言ではない。 岡山県では桃の最高峰に位置づけられているようだ。 私たち夫婦はこの桃を心から愛している。 ということで、 今年も岡山県まで清水白桃を買いに行ってきた。 毎年の恒例行事だ。 大体、吉備SAのスマートインターで降りて、 佐山の農産物直売所に行き、 はなやか一宮店に寄るルート。 もしくは倉敷

          清水白桃の1日 #1

          チャンピオン

          ちょうど1年前のことだ。 私たち夫婦は徳島県に二泊三日の旅に出かけた。 徳島県に行くのは久しぶり。 1日目は鳴門のリゾートホテルで イタリアンのディナーやら 部屋のジャグジーやらを満喫し、 2日目は大塚国際美術館を堪能した。 その夜は徳島市の焼き鳥屋さんで 阿波尾鶏の料理も楽しんだ。 さて3日目、 眉山に登ろうということになり、 まずは阿波おどり会館に行くことにした。 阿波おどり会館から眉山へのロープウェイが出ているのだ。 少し寂れた街中を歩き、阿波おどり会館へ到着。 ちょ

          チャンピオン

          ああ夏休み

          川沿いの土手道を通勤している。 暑いその日も仕事を終え やはり川沿いの土手道を運転して帰っていた。 ふと対岸の土手を見ると ジャージ姿の男子中学生がひとり 自転車を漕いでいた。 対岸と言ってもそこまで川は広くない。 思い切り石を投げたら届くぐらいだ。 暑いだろうな、と 帽子も被ってない男子中学生を見た時に こちらを向いた彼とふと目が合ったような気がした。 その途端に男子中学生はいきなり ごんごんと力強く自転車を漕ぎ始めた。 どうやら私は競争相手として選ばれたらしい。 ええ

          ああ夏休み

          妻の通信簿

          今年の夫の健康診断の結果が返ってきた。 私はこれを自分の通信簿だと思っている。 なぜなら、夫の食事のほとんどを私が担っているからだ。 外食があまり好きではない夫は 家で私の作ったごはんを食べる。 彼の血肉はほぼ私の作るごはんでできているのだ。 (大きな話になってきたな) もちろん生まれ持った体質や 生活環境、はたまた遺伝など 人間の組織は複雑に構成されているので、 完璧な栄養の食事を作っても病気になる人はなるし 不規則な生活でも元気な人は沢山いる。 実際、夫も昼食は社食で食

          妻の通信簿

          ある日の歯科

          東京に空が無い、と言ったのは 智恵子抄の智恵子だったが、 今私が歯科のチェアに座って見ている空も 大概小さな空だ。 曇り空の街は平日の夕方にもかかわらず 人が少ない。 半年ぶりに聞いた歯科医師の声は いつもより少しかすれているので きっと風邪でもひいたのだろう。 それにしてはいつもよりよく喋っている気がする。 私の歯を一応チェックして 「何か気になるところある?」と聞くので 「前歯のはしが時々ピリっとすることがあります」と答えると、 「でも欠けているだけで虫歯じゃないんだよ

          ある日の歯科

          夏の装い

          やっと梅雨入りした。 梅雨入りした途端にイヤほど雨が降った。 さて次はいつ洗濯しよう。 夏になると、夫の部屋着が とても少なくなる。 手持ちの服の枚数が少なくなるのではなく、 家で服を着なくなるのだ。 そう、Tシャツにパンツ1枚だ。 パンツは下着のパンツだ。 夫はトランクスではなくてボクサーブリーフなので つまりTシャツとかタンクトップに ブリーフで家の中を歩き回る。 下手したらTシャツも脱ぎ捨てて ブリーフ1枚で歩いていることもある。 私は夫のこの夏の装いが嫌いである。

          夏の装い

          葛藤

          この話を書いているのは7月2日。 明日から新札が発行される。 7月10日までに銀行に払い込みに行く必要がある私は、ここ何日もいつ行こうかと悩んでいた。 ついでに職場の現金をおろしたいのだ。 当然ながら、2日までに行けば福沢諭吉(以下、諭吉)である。 3日からは渋沢栄一(以下、栄一)である。 諭吉だって3日以降でも使えるわけだし、 なにも栄一にこだわる必要はないのだが、 自分が貰う立場になった時に栄一だったらちょっと嬉しいよな、なんて考えていた。 折しも午前中、外は豪雨であ

          ラジオ体操と私

          この記事をUPする頃、 もう巷の子どもたちは夏休みの事を考えて ウキウキしているかもしれない。 私の仕事の繁忙期も6月までなので、 私も盆休みの事を考えてヒャッハーな状態になっていると思う。 その頃にはいいかげん広島も梅雨入りしているだろうか。(追記:6月22日に梅雨入りしました) さて、夏休みといえばラジオ体操だ。 昭和の子どもである私は 夏休みは毎朝ラジオ体操に出かけた。 以前住んでいた所では ラジオ体操カードの出席ハンコが人の名前だったので真面目に通うしかなかったのだ

          ラジオ体操と私

          若葉 #2

          6月の初め、 ウチの街での研修が終わり県外に異動が決まったと甥からLINEが来た。 引越し手伝いが必要なら言ってね。 最後に食事でもしようよ、と LINEをすると、手伝いは必要ないけれど、 この土日は空いているとの返事。 では日曜日にどこかに行こうと話して、 甥と私たち夫婦の3人で出かけることにした。 福山に降り立ったことがないと言うので、 最初は福山城とか鞆の浦観光を考えていたのだが、 当日は大雨になってしまったので、 急遽岡山県津山市に行くことにした。 鉄道の展示館が

          若葉 #2

          若葉 #1

          少し前の話になるが 甥が新入社員研修でウチの街に来ていた。 甥は夫の弟(以下義弟)の息子である。 義弟から、そちらに息子が行くことになりましたので一度挨拶させてもらえないか、 という連絡があったのは着任の10日程前で、 そもそも義弟一家とは ほとんど付き合いがなかった私たち夫婦は驚いた。 付き合いがないと言っても、 仲が悪いとかではなく、年に一度お正月に夫実家とのLINEグループ通話の際に話くらいはする。 その時に甥も参加はしているのだが、 自分からは話をしないので、 どん

          若葉 #1

          岡村和義

          岡村和義をご存知だろうか。 岡村靖幸と斉藤和義によるユニットだ。 このユニットの曲、 『I miss your fire』をラジオで聴いた時 私は衝撃を受けた。 このふたりが合わさると こんなに凄いことになるのかと。 これはなんと素晴らしいマリアージュなのかと。 実は私は岡村靖幸(以下岡村ちゃん)のファンである。大学生の頃からとても良く聴いていた。 今でも若い頃の岡村ちゃんの写真を見ると ニヤついてしまうくらい顔も声も好みだ。 岡村ちゃんのなにがいいかと言うと あのエロ…

          岡村和義