見出し画像

落語に行こう

こんにちは。
幻のキノコ「ハナビラタケ 」を販売しているゆくりんです。

今回は、
「落語に行こう!」
というテーマでお届けします。
キノコとは全く関係ないですが、良かったら、最後までお付き合いください。
スタンドエフエムでもお話ししています。
音声でお聞きなりたい方は、こちらからどうぞ。

落語が好きで、よく聴きに行きます。
着物を着るのも好きなので、私の中では、着物を着つつ、テンション爆上がりのイベントにしています。
落語って、観られた事はありますか?
落語ね、めっちゃくちゃ面白いんです!

 
落語を語る程、観た回数も知識もないんだけど、何せ楽しいので、一度観てみてください。
人の為せる技を、堪能できます。
AIには、絶対真似できないわ。

話の舞台になるのは、時代劇に出てくるような江戸時代が多いかな。
でも、落語って、舞台装置が要らないんです。
座布団一枚のみ。
舞台装置も大道具もない、座布団一枚の上。
座った噺家さん1人のみ。
噺家さんの喋りだけで、映画を観ている感覚になっちゃうんです!

映画って、登場人物は何人もいるし、場面転換もたくさんするし、時代背景も設定もあるのに、噺家さん1人だけで、やってのけてしまう。
必要な小道具は、二つ。
手拭いと扇子のみ。
装置の割には、うそみたいにシンプル。
でね、完全にトリップするんです。
オキュラス要らず(古いか)、メタバースもびっくりです。
そしてそして!
トリップさせる噺家さんのお話の技術こそ、人の為せる業なんですよ。

先日、贔屓にしている桂ちょうばさんの会に行って来ました。
「文七元結(ぶんしち もっといと読みます)」という超特別なネタを披露する、大事な会でした。
このネタは、師匠の桂ざこばさんから、許しを得て披露されたもの。
本題に入る前のお話しでは、ざこば師匠のお話が満載で、愛情たっぷり、尊敬と感謝の気持ちがつまりに詰まって、会場全体が幸せな気持ちで満タンになりました。

ちょうばさんのお話しって、お人柄がにじみ出て、登場人物が可愛くて可愛くて、たまらなくなるんです。
来年春に「四代目 桂米之助」の襲名披露を控えていらっしゃる、ちょうばさん。
お話しに艶が増してて、魂が入っているのが伝わります。
文七さんの生き様を、背負ってたもんなぁ。
今思い出してもじんわり涙が出るくらい、今のちょうばさんが詰まった素晴らしいお話しでした。

そして、数日後のざこば師匠の訃報。
まだまだお話しが続いている感覚です。
 
こうやって娑婆で生きていることは、
ひとつの物語を紡いでいることなんだと、教えてもらっているようです。

 
落語を見ながら、自分の物語を味わう。
ぜひ足を運んでみてくださいね。


ざこば師匠のご冥福をお祈りいたします。


ゆくりんでした。

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

51,597件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?