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自然は本当によく出来ている。
5月の半ば。
例年通り、オリーブは花を咲かせた。
いつもの年に比べると、とても寒い春。
日中こそ20度を超えるものの、朝晩はグッと冷え込み
10度以下になる事もしばしば。
雨もよく降っている。
ちょっと前まで、イタリアのニュースでは、水不足と謳っていたけれど、
それは多分、違う地方のことだ。
雨が降るのは良いけれど、
この冷え込みが、オリーブに影響を与えるんでは…と
ちょっと心配している。
それにしても、今年は、花がいっぱい。
オリーブ畑一面が、立派な花畑になっている。
昨年とは、ちょっと違う印象。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106323875/picture_pc_42bff16186bcfb127576885d7f0f16f2.jpg?width=1200)
「だって、雨が降ったから。」
世話役フランコも、そう言った。
花が咲くと、ミツバチがやってきて、
受粉を担ってくれるから、ありがたい話である。
自然は、本当によく出来ている。
多分、私が想像する以上に。
もう少ししたら、雑草たちを刈り取る準備を進めなくては。
もうすぐ、6月がやってくる。
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