新しい世界へ進む時は必ず不安や葛藤が生まれる

あなたがもし今、新しいビジネスやプロジェクト、あるいは人生の次のステージに踏み出す際の不安やストレスを感じているなら、あなただけではないのです。私たちは、常に新しいチャレンジや環境に直面しているもの。そしてそのたびに、私たちの心は葛藤と緊張でいっぱいになります。

なぜこんなにも新しいことに挑戦するのが難しいのでしょうか。答えは私たちの脳にあります。脳は「コンフォートゾーン」と呼ばれる、慣れ親しんだ環境や状況を好む性質を持っているから。この安全で安心感のある場所から外れることは、自然と抵抗が生まれるものなのです。

コンフォートゾーンは、私たちが今まで築き上げてきた経験や成功、そして失敗から学んできたことで形成されます。新しい環境やチャレンジに直面すると、私たちの脳はこれをリスクとして捉え、安全なコンフォートゾーンに引き戻そうとします。このため、新しいことに挑戦する際の緊張や不安は、私たちの脳が自然に生み出す反応なのです。

でも、ここで大切なのは、この葛藤を乗り越えて新しい世界に挑戦する勇気を持つこと。歳を重ねると、より多くの経験や知識を持つようになりますが、それと同時に新しいことへの抵抗感も強くなりがちです。しかし、経営者として、常に成長し続けるためには、新しい世界への一歩を踏み出すことが不可欠です。なぜなら現状維持は退化を意味するから。

新しいことに挑戦する際の葛藤は、新しい世界の門を開く鍵とも言えるでしょう。その葛藤を乗り越えることで、私たちが得ることができる新しい経験や知識、そしてビジネスの機会は計り知れません。

この葛藤をどう乗り越えるか、私からのアドバイスは以下の3つです：

1. 自分自身を信じる：自分の能力や経験を信じて、新しい挑戦に自信を持って取り組むこと。今までの小さなものから大きなものまで成功した経験を思い出してください。人はついつい、辛い時を思い出すものだけど、実はそれ以上に成功した体験も必ず持ち合わせています。
   
   葛藤して辛い気持ちになる時ほど自分が成功した事、どんなことでも良いので思い出し、自分を信じることが大切です。
   

2. サポートを求める：周囲の人々や仲間からサポートやアドバイスを受け取り、共に前進すること。
   
   経営ほど、一人でできないものはありません。
   
   ついつい、経営者になると、全て一人で行っていかなければならないので、一人で進めることに慣れてしまうのですが、規模が大きくなればなるほどますます一人で成り立たせることは難しいもの。必ず周囲の人のサポートやアドバイスなしでは、事業の成功も、人生の成功も考えられないくらい大事なことです。必ず周囲を頼ってください。
   

3. 失敗を恐れずに挑戦する：失敗は成長の一部。失敗を恐れずに、新しいことに挑戦すること。こなれた経営者であれば、失敗を重ねてきているので失敗を恐れることは少ないのかもしれませんが、それでも日本人として教育を受けてきいると、失敗が許されない環境が強い傾向があります。
   
   本来なら、失敗をして、成功するまでの改善と挑戦が海外でも大切にされるので、失敗を恐れずに何事も進んでいけるようでありたいですね。

最後に、新しい世界への一歩は確かに不安や緊張を伴うものですが、それを乗り越えた先には無限の可能性が広がっています。経営者として、常に新しい世界への意識を持ち続け、成長し続けることが大切です。新しい挑戦や葛藤があなたを待っている新しい世界へ、一緒に踏み出しましょう。