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merukeso
2021年8月25日 18:51
売れない商品はやっばりできる。厳選して陳列しているのがコンビニストアではあるのだが。最近はそういう商品を買い込んで、オレの部屋に主任が飲みに来ることが多くなった。イマド目当てなのか、オレ目当てなのか、不良在庫の処理目当てなのかは分からないが、居酒屋などに行けないことも一つの理由だろう。「オレくん、これ飲みなさい!!」もう出来上がっている。「大体さーー。コンビニなんて
2021年7月19日 07:37
イマドの腹に火傷を負った。前日、どうしても山女か岩魚が喰いたいと言い出し、腹が立ったのでイマドの腹の毛を多めにむしったあと、毛バリにした。その後奴がアルバイトに出掛け、ホバークラフト掃除をした結果、羽毛が薄くなっていた腹に火傷を負って帰ってきた。痛そうかというとそうでもない。ただ、「見苦しい」感じがする。そもそもいつぞや感電して全身が焼けたときだって本人(鳥)は平気だった。
2021年6月4日 00:04
主任とオレは同じ時間に退勤になった。大した距離じゃないが、同方向だ。「オレ君、今日もありがとう。」オレのセリフだ。「あ・・。」雨が降ってきた。天気予報ではせいぜい曇りだったんだが・・。傘がない。「オレ君、折りたたみ傘なんで、濡れちゃうかもしれないけど、入ってく?」え・・相合傘・・「あ、じゃあ、オレ、傘持ちま・・」イマドがこっちに近づいている。ただ近づいてく
2021年4月18日 08:20
蜃気楼が出た。いきなりですまないが、出たものは出た。険しい山の、そのてっぺんに家が建っている。イマドが俺に「あれは何か」とたずねるが、オレにもわからない。「てっぺんにあるのは家じゃねえか?」というとそんなことわかってるわ・・・と言いたげな目でこちらを見ていらっとする。「はまぐりが見せる幻らしいぞ。」と少し利口ぶったことを言ってやるとお約束通り海に走った。しばらく静か