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ドイツ在住者が実際に行って選んだ、おすすめのドイツのクリスマスマーケット。

Ei gude!ドイツ・フランクフルト在住ブロガー、ユウコフランクフルト(@yukofrankfurt)です。

先日、フランクフルトのクリスマスマーケットについてブログで徹底解説しました。今回は、ドイツ生活が長くなってきた私がこれまで行った数々のクリスマスマーケットの中でも特に印象に残っているマーケットをピックアップしてランキング形式で紹介していきます。

フランクフルトから南北東西いろんなクリスマスマーケットへ行きましたが、考えてみると私が気に入ったマーケットは結構絞られています。今年もまた色んなマーケットへ遊びに行く予定なので、変化があるかもしれませんが、現時点では次の5箇所をおすすめしたいです。

ちなみに1位以外は全てフランクフルトから日帰りが可能なんですよ!敢えてフランクフルトを起点にしてクリスマスマーケット巡りをするのもおすすめです。

5位 世界遺産をバックに贅沢な時間を!ケルンのクリスマスマーケット

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(photo from koeln.de / Lichtrem/Frank Metzemacher)

言わずと知れた文化都市ケルン。世界的にも有名すぎる大聖堂(Kölner Dom)は、やはりドイツの中でも見るべき世界遺産とあって、1年中世界中の人で賑わっていますが、やはり一番大聖堂が映えるのがクリスマスマーケットの時期でしょう。

ただでさえ迫力満点のケルン大聖堂が、クリスマスマーケットの装飾とともにより美しく見えるのでクリスマスマーケットの時期に来ると一石二鳥!ケルン中央駅から出てすぐに見える世界遺産の大聖堂前のマーケットへ直行し、最初のホットワインをここで堪能しましょう。

ライトアップされたケルン大聖堂を見ながら飲むホットワインはきっと格別です!

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photo from koeln.de / Lichtrem/Frank Metzemacher

やはりドイツの第4の都市(フランクフルトは5番目に大きい都市です)、ケルンのクリスマスマーケットは大聖堂前を含め10箇所以上で展開しています。

大聖堂以外でおすすめしたいのが、中世から残る城壁(Eigelsteintorburg)近くのEbertplatz(エバート広場)にあるクリスマスマーケット。大聖堂前より少し落ち着いていて、ここにはスケートリンク(Eisbahn)も有ります。

滑っている人を見ているだけでも楽しいですね。滑りたい人は靴のレンタルもありますよ!スケートリンク付きのクリスマスマーケットは他の街にもあるので探してみてくださいね。

また、Hafen(ハーフェン)と呼ばれる、ケルンに流れるライン川エリアに位置するチョコレート博物館前にも可愛いクリスマスマーケットが開催されるので合わせてチェック!

他には、5年ほど前から恒例イベントとしてクリスマス・サーカスも開催。ケルンのクリスマスマーケットは色んなイベントが目白押しですね。ちなみにケルンはクリスマスマーケットの時期は大聖堂前や旧市街などのマーケットで無料Wi-Fiを完備しているそう。さすが都会!SNSで実況中継できますよ(笑)

ケルンのクリスマスマーケットに関する開催日程や会場の場所、おすすめ最新情報などはブログ記事にて紹介していますのでこちらもぜひ!

»【世界遺産】ケルンのクリスマスマーケットはドイツで大人気!見どころ、開催日程、イベント、おすすめグルメなどドイツ在住者が徹底紹介

4位:キラキラ感半端ない!マインツのクリスマスマーケット

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image from bahn.de

フランクフルトからいとも簡単に行けてしまうマインツ。ここのクリスマスマーケットもドイツ人何人かからおすすめされていました。私もフランクフルトに引っ越す直前にドイツ人の友人を頼ってマインツに住んでいた事が。にも関わらず、例年スルーしてきたマインツですが、去年やっと行って来ました!

なぜもっと早くいかなかったんだろう(苦笑)と思うほど、街全体が輝く美しいマーケットに出会えました。フランクフルトのマーケットも普通に綺麗ではあるのですが、クリスマスの定番ピラミッドや、マインツのマーケットの目玉でもあるLichterhimmel(リヒターヒンメル:光輝く空をイメージした電光装飾)は、フランクフルトにはありません

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クリスマスピラミッドドイツのテレビ局ZDFのマスコット、Mainzel Männchenを発見!

フランクフルトの近郊にある街なのにクリスマスマーケットのレベルの高さに圧巻され、今でも強く印象に残っています!

マインツもそこまで大きな街では無いのでゆっくり歩いてマーケットを周れます。数あるクリスマスマーケットスポットの中でも一番の見所は、1000年以上の歴史を持ち、ドイツ三大大聖堂のうちの1つであるマインツ大聖堂(Mainzer Dom)前のマーケット

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ここに先ほど書いたリヒターヒンメルが空中に煌びやかに広がっています。

せっかくマインツに来られたら、やはりついでにシャガールが製作した青いステンドグラスで有名な聖シュテファン教会(St.Stephans-Kirche)へ足を運びたいですね。

うまくプランすれば、フランクフルトと合わせて1日で2箇所マーケットをハシゴできますよ!

マインツのクリスマスマーケット開催日程の最新情報は別途ブログ記事にて紹介しています。

»ドイツ全土のクリスマスマーケット開催日程まとめ決定版!今年開催予定のドイツの町の最新情報

3位:街全体が絵本の世界!ローテンブルクのクリスマスマーケット

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©Rothenburg Tourismus Service

年中世界中から観光客が絶えないローテンブルグ(正式名:Rothenburg ob der Tauber / ローテンブルク・オプ・デア・タウバー)。勿論クリスマスマーケットの時期は一番のハイライトと言って良いでしょう。

私もご多分に漏れず(笑)ドイツ生活が始まって初めてのクリスマスシーズンに、すぐにここのマーケットへ駆けつけました!

ローテンブルグの街の起源は9世紀にも遡ります。中世の時代と変わらない景観を維持する、美しい街並みとクリスマスマーケットが合わさり、最高にロマンチックな気分になれます。

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©Rothenburg Tourismus Service

観光名所でもある城壁は、登れるのでチャレンジしたいところ。あと、年中クリスマス気分になれるクリスマスグッズの有名店『Käthe Wohlfahrt (ケーテ・ウォルファルト)』へも是非!ちなみにこのお店はチェーン店なので結構他の街にもあります(笑)フランクフルトにも、レーマー広場に季節限定で出店しています。

そしてなんと!日本でも今年、六本木ヒルズと名古屋のクリスマスマーケットでケーテがやってくるそうですよ!!お近くの方はとりあえず予行演習に是非。詳細はこちら♩

ローテンブルクはアクセスがあまりよくなく、電車で日帰りで行って来ましたが結構疲れたのを覚えています。ローテンブルグ方面のクリスマスマーケットへは、できれば車をレンタルして行くか、バスツアーなどに参加すると効率よく周れると思います。

ローテンブルクのクリスマスマーケット開催日程の最新情報は別途ブログ記事にて紹介しています。

»ドイツ全土のクリスマスマーケット開催日程まとめ決定版!今年開催予定のドイツの町の最新情報

2位:おもちゃ箱のような可愛さ!ミヒェルシュタットのクリスマスマーケット

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前からミヒェルシュタット(Michelstadt)のクリスマスマーケットについては、フランクフルト在住のドイツ人たちにオススメされていたのですが、ようやく一昨年、満を持して行って来ました。

フランクフルトの南方面に位置するミヒェルシュタットは、歴史ある帝国都市でもありました。歴史ある街お約束の木組みの家もたっぷりあり、城壁も残っているんですよ!

やはり期待通りで、一言で言うならば『実際に歩ける童話の世界』。ミヒェルシュタットはとってもキュートな街で、クリスマスマーケットの時期に合わせてあちこちに木彫りの彫刻達が飾られていて、街歩きが楽しめます。彫刻製作自体、もともとミヒェルシュタットの産業だそうで、さすがこの時期に特別に飾られる作品群で街全体がアートギャラリーのよう。

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街自体がこじんまりしているので、他の大きな都市のマーケットと違い、すべての屋台エリアをゆっくりまわれるのも私が良いと思ったポイントです!中でも定番の、旧市庁舎(Alte Rathaus)があるマルクト広場(Marktplatz)のクリスマスマーケットは特に絵になるスポット。

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ミヒェルシュタットに来たら是非寄っていきたいのが、Cafe Siefert(カフェ・ジーフェルト)という名の有名なケーキ屋さん兼カフェ。 このカフェのオーナーであるBernd Siefert氏は1997年に世界選手権、また2015年にパティシエ・オブ・ジ・イヤーなど数々の賞を獲得している有名パティシエ。知る人ぞ知る隠れた名店なので、屋台メシでお腹が一杯になる前に(笑)入店すべし!

ミヒェルシュタットのクリスマスマーケット開催日程の最新情報は別途ブログ記事にて紹介しています。

»ドイツ全土のクリスマスマーケット開催日程まとめ決定版!今年開催予定のドイツの町の最新情報

1位:迫力が別格!世界で最も有名なドレスデンのクリスマスマーケット

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©Landeshauptstadt Dresden

私の一押しは、1434年頃から続くドレスデンのクリスマスマーケット。ドイツで最も歴史があるクリスマスマーケットと言われています。ドレスデン市内で約10箇所以上のスポットで開催されていますが、一番有名なのはやはりアルトマルクト広場(Altmarkt)にある、Striezelmarkt(シュトリーツェル・マルクト)。『Striezel』は、有名なドイツの焼き菓子シュトレンの由来の語と伝えられています。

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©Landeshauptstadt Dresden

著者は、フランクフルトに来て最初の冬のシーズンに、ドレスデンのクリスマスマーケットを見るためにやや無理をして(笑)計画し、行ってきました。結論から言えば無理して大正解なクリスマスマーケット。ここのマーケットを見るだけにドイツに行く価値、大ありです!

ドイツに住んでしばらく経つ今でも記憶に残っているほど、美しくインパクトのあるそれはそれは綺麗なマーケットでした。街自体も、ビルだらけの近代的なフランクフルト(笑)と違って歴史の重みを感じる街並みで。ドレスデンという街はクリスマスマーケットが本当に良く合います。

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©LHD/Sylvio Dittrich

ドレスデンのクリスマスマーケットでは、世界最大のクリスマスピラミッド(Weihnachtspyramide)が目玉。また、巨大なエルツ山地風アーチ(Erzgebirgische Schwibbogen)のモニュメントも必見。インスタ映え間違いなし!です。

中世の宮廷都市、ザクセン王国の首都であったドレスデンが位置するザクセン州は、シュトレンの発祥の地。ドレスデンでは数々のシュトレンを作るお店があります。シュトレンの歴史は古く、1474年ごろにシュトレンという名前の記録が見つかっています。『オリジナル・ドレスデン・シュトレン』を名乗るためには厳しい審査ポイントを20点満点中16点以上獲得して初めて名乗ることができます。

1994年から恒例のシュトレン祭りは、シュトレンが好きな方は必見。毎年アドヴェント2日前の土曜に開催されています。日程が合えば是非、体験してみてください!

ドレスデンのクリスマスマーケットに関する開催日程や会場の場所、おすすめ最新情報などはブログ記事にて紹介していますのでこちらもぜひ!

»世界最古で有名!ドレスデンのクリスマスマーケットをドイツ在住者が徹底紹介【ドイツ3大クリスマスマーケット】



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