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【第2章】ネットワーク②:言語学習よもやま話

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「日本語なまりの英語も含めて、私は私。
じゃあ、もう英語は勉強しなくってもいいかな?」

いやいやいや!
そんなことは、一言も言ってません!

確かに、発音がネイティブレベルになるのはほぼ不可能かもしれませんが、ボキャブラリーの数やスラングの使い方、ウィットに富んだ会話のキャッチボールなどは、やはり毎日の語学練習の積み重ねだと思うのです。

私が留学してすぐの頃は、英語の練習として、毎晩寝る前にベッドの中で今日のお題目を考え、それを英語で説明する…という練習をしていました。
たとえば「相撲」とか「歌舞伎」とか「コケシ」など。

日本文化に関する単語をアメリカ人に英語で説明するとしたら、どう表現する?それを毎晩、頭の中で一生懸命練習していたのを覚えています。

「歌舞伎」を英語で説明するとしたら?

他にも、「現地の言語を習得する一番の近道は、その言語を話すパートナーとお付き合いをすることだ」なんてことが、まことしやかにささやかれていたりしますが、それもあながち間違いではない気がします。現に私もそれで英語力がアップしましたし…。当時の彼氏(=今の夫)よ、ありがとう。

十人十色のアプローチがあるかと思いますが、私達一人一人が自分に合うやり方を見つけて、根気よく、楽しみながら続けていきたいですね!


言語を学び、新しい扉を開こう

ときどき日本でも、日本在住10年以上という外国人に出会う機会がありますが、日本語がペラペラ!という人もいれば、未だに全く日本語を話さないという人もいます。

言語学習は個人の自由ですが、後者のような方に出会うと、私はもったいないな~と思ってしまいます。せっかく現地に何年もいるんだったら、その地の言語を学ぶことで、文化や風習を理解する機会にもなるのになー。
…って、大きなお世話?

その昔、ジオスという英会話スクールのコマーシャルで「英語を話せると、10億人と話せる」というキャッチフレーズがあったの、覚えてますか?
(私が日本に住んでいた頃だから、きっと大昔の話)

嗚呼、懐かしい、金城武様。

これ、案外いいところを突いてるなって思います。

まず第一に、現地の言語を学ぶことで、コミュニケーションできる人数が格段にアップしますよね。第二に、会話が成り立つだけでなく、相手の背景にある文化や風習を学ぶことができるし、現地の方々からの信頼も得やすくなります。「この人は外国人なのに、自分の国の言葉を学ぼうとしてくれてる、嬉しい!」と思ってくれたらしめたもの。

グロ女の皆さん、海外に出たらぜひ、その地の言語を学習しましょう

積極的に現地の人と会話するとか、テレビや映画などを見ながらフレーズを暗記するなど、自分でできることはたくさんあるはずです!

苦手分野こそ、挑戦を

「自分はリスニングやスピーキングが苦手だから、直接対話するよりも、メールやチャットの方が気が楽」というドメ女にもよく出会います。

実は私も、アメリカに留学したての時はそうでした。でも、これこそが大きな落とし穴。むしろリスニング・スピーキングが苦手な人こそ、直接の対話を重視しましょう。直接話すと会話のキャッチボールができるので、双方の理解を深めやすいですし、話し方のトーンで相手の様子をうかがうこともできます。やはり人間、直接会話をした方が情が移るというものです。何気ない会話を通じて、人とのつながりを大事にしていきたいですね!

少々脱線しますが、留学生泣かせなファストフード屋さんと言えば、サブウェイです。当時の私は、サブウェイに行くのが本っっっ当に苦手でした。(正直、今でもそんなに好きではありません)

なぜなら、すべて自分で決めて、英語でオーダーしないといけないから

やれ、パンはどの種類がいいか、トッピングはどれとどれを乗せるか、サンドイッチは半分にカットした方がいいかなど、ノンストップで店員さんと会話をしないといけません。しかも私が留学していたルイジアナ大学には、カフェテリアにあったのがサブウェイなので、そこでランチを食べないといけない。いやー、つらかった。でもおかげ様で、対話の練習になりました。

ちなみに、ドライブスルーでのオーダーは超上級者向けだと思っています。相手の顔が見えないから、どんな表情なのか読み取れないし、スピーカーを通した音声は聞き取りづらいし、こちらがオーダーするときもマイクに向かって叫ばないといけないし…。

在米26年経った今でも、私の課題はドライブスルー💦

当時、頑張ってオーダーしたサブウェイ。

まずは日本語から

言語に関して、もう1点。
意外かもしれませんが、実は一番大事なのが、日本語の勉強なのです。というのも、母国語である日本語がしっかりしていないと、第2外国語が正しく頭に入ってきません。

海外に住んでいるうちに、いつの間にかきちんとした日本語の文章が書けなくなってしまった人を、私は何度も見てきています。

あなた、ルー大柴さんですか?と突っ込みたくなるくらい、英単語だらけの会話で話している人もたくさんいます。

「海外生活が長いから、日本語がおかしくなっちゃって~」などと聞くと、一瞬「海外慣れしているようでカッコいい!」と思うかもしれませんが、日本語が怪しくなるというのは、母国語の土台がおかしくなってしまうこと。
とても残念ですよね。

日頃から日本語の文章を読んだり、日本語で文章を書くなどして、自分の言語のルーツを忘れないようにしたいですね。


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