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『愛してます』という共通言語というもの…



『緑色はどれですか?』と、尋ねれば正常な視覚を持つ人は皆んな緑色を指すだろうが、実際は私が青だと認識している色を緑だと指している人もいるかもしれない。
どういうことかと言うと、生まれて初めて見たり聞いたりした自分の感覚と、言葉の意味は別物かもしれないという事。
もっとわかりやすく言うと、例えば今まで《青》という色を見たことがない人にその《青》を説明できますか?
甘いものを食べたことのない人に《甘さ》を言葉だけで説明できますか?
結局は皆んな自分でつくりあげた世界の中でしか生きていない。

『初めてみた時からあなたのことが好きでした。』
一目惚れというものは性欲でしかないと云われていますが、それからもその想いはあなた以外には向かない、そのあなたに会うことが全てであり、寝ても覚めてもあなたのことしか考えられない思いが何年間も時を超えて今なおくすぶらずに燃えているこの想いが性欲でしかないというのであるとしても、当然、私はその想いを恋として認識するしかできない。
もしもこの先にこれ以上のものがあるのだとしたら……
それはこのあなたとの時と共にありうるものとしか考えられない。


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