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手を当ててくれるヒト、ことば、つながり

復職10日目の朝、彼女はお布団の中でたくさんの人の顔、アイコンの顔を思い浮かべていた。

朝、ながれてきた1つのつぶやき

彼女はお会いする人に休職したことを伝えると、よくかけてもらう言葉がある。

1ヶ月で休職できたの?すごいね

すごいのは、わたしではない。

たくさんの、手を当ててくれるヒト・ことば・物語・スキボタンが、彼女の回復を早めたのだ。

取り乱し、泣き叫んだ時期

病院に付き添ってくれた旦那さん

診断書は出てるのに現実受け入れられなくて休職した方が良いか電話で聞いて相談に乗ってくれたエージェントの方

たまたま倒れる前に連絡を取り合っていて、朝から涙が止まらないと送ったら、電話をくれた義理のお兄さん

休職が決まった絶望期

人生の終わり、キャリアに傷がついた、最悪だ...

そんな頭の中でいっぱいだった彼女だが、残された期間は1ヶ月しかない。

転職して1年未満の彼女には就業規則として1ヶ月の休職の猶予しか残されていなかった。だから復職に向けて、前に進まなければいけない。

また、エージェントの人に連絡を取った。

メンタルやられちゃった時に、読んでおいたほうが良い記事とか、行動(筋トレ?)とか簡単に教えていただけると助かります。

また朝から泣いちゃったり、なんで休むって選択肢しちゃったんだろうとか、逃げちゃったとかやっぱり会社は行こうと思えば行けたんじゃないか、気楽に考えればよかったのにとか、責めてしまってます。

4時間後に「まとめました!」の言葉と共に届いたのは、2ページにわたるGoogleドキュメントにまとめられた「うつ抜け完全マニュアル」

この人に相談してよかったなぁ。この人に出会えて本当に良かったなぁ。今でも本当にそう思っている。

彼女はまず、Step1、重荷・負担になるものを全て取り除くことに取り組み始めた。

noteで出会った言葉と物語

Twitterをやっていた彼女は、顔を出していたこともあり、Twitterを控えていた。見る専門にしていたときに流れてきたつぶやき。そして導かれるように読んだnote。

無心にその人のnoteの1番最初に戻り、そこから響いた言葉を抜粋して、自分で対話して、気付いたら10個のnoteを読んでいた。

心がえぐられた。涙が出てきた。あぁ、なんでもっと早くこのnoteに出会わなかったんだろうと後悔もした。だけど、今、出会えて良かったとも思えた。

彼女はお礼のnoteを書いていた。黄色いアイコンの彼も気付いてくれた。それからもたくさんnoteを読んだり、もくもく会に参加させてもらったり、写真を撮らせてもらったりしている。noteからの出会いは不思議なものだ。

土日につぶやきを再開した時期

少しずつ元気になり、Twitterで繋がってる人ともまたつながりたくなった。土日であればつぶやいても良いかなと思い、つぶやき始めた。繋がりが心地よかった。

それから書いたnoteで休職してることをさりげなく伝えた。たくさんのいいねボタンと、コメントと。かわいいアイコンのギターの名前のヒトは、曲のURLだけ送ってくるという、なかなか粋なコトをしてくれた。嬉しかった。

HADOのエンジニアの方にも、勢いでDM送ってたなぁー。

平日につぶやきを再開した時期

いいねもらった久しぶりの人にDMを送るキャンペーンをゲリラ的にやっていた彼女。久しぶりにモーメントの師匠からいいねをもらえて、連絡を取っていた。

そこから1時間以上DMで相談に乗ってもらった。明日はその師匠に会える。

トレイルランニングの師匠は、無理しないでくださいね〜とDMを届けてくれた。そこから自分のストレングスファインダーを送って、カスタマーサクセスとしての適性について励ましてくれた。

復職前の面談の日

怖かった。会社に行くのが怖かった彼女。

ありのままをつぶやいたら、たくさんの励ましのボタンが届いた。

アイコンの顔が浮かぶ。

ここには書ききれなくらい、もっとたくさんの人の支えがあった。

本当に、ありがとうございました。
これからも見守っていただけると嬉しいです。

彼女はそんなことを思いながら、今日も会社に到着した。


トップの写真は2020年初日の出に向かう車の運転席。前に進む願いも込めて。


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