マガジンのカバー画像

自分探求家の内省コラム

26
自己対話、内省大好きな私が日々の中で自分の気持ちや視点を書きつづった記事のまとめです。誰かの内省、自分を知るきっかけに。
運営しているクリエイター

記事一覧

SNSで対話はできない

SNSを見るのがたまにしんどい。オリンピック賛成反対、ワクチンの可否、コロナへの政府の対応や女性蔑視やフェミサイドについてのやりとりなど、いたるところで違う意見を持つ人たちが攻撃しあっているところが、否応なしに目に入ってくる頻度が高くなってきているからだ。 そもそも私はSNSで知らない人に意見するという行為が理解できない。言葉を発するまでの道のりにはその人なりの経験、そこから生じる信念や価値観、気持ちがあり、そこに意識を向けることなく相手のことを理解できるはずないと考えてい

自分を変えたいなら、大好きに突っ込むべきというお話

今の自分自身を良い意味でも悪い意味でも変えたいという人は多いと思います。 私自身も、今の自分のことは好きですし、満たされているのですが、今良い意味で自分を変えたいと思うようになりました。 それはこちらのプロジェクトを始めたからです。 このプロジェクトは始まるまでに5年くらい寝かせてるっていう...涙、「どれだけ煮込んでるんだよ」ってくらい悩んだり、考えたりした時間を経て始めたもの。 なので、「どうしても!どうしてもやりたい〜〜〜!!」と息巻いているくらい、やりたいとい

30代半ばからは意図的に “恥をかく” 経験が必要なのではないか?

最近、自分の成長がなだらかになっている気がする...そう感じるようになったら意図的に「恥をかく」経験をするようにしています。 別に面白いことをして、滑って恥をかくとかじゃなく(笑)、自分が初心者過ぎて、わからな過ぎで恥ずかしいと感じる場所に行ってみる、やってみるという意味です。 特にフリーランスという働き方をしていると、自分で仕事を選べるのと、自分が得意なことを依頼されるので恥をかく経験が少なくなります。 特に仕事が軌道にのってきて、次の成長を求める時には「また初心者の

あなたの資質はどこで輝く? 自分が好きで、楽な領域を知ることは、自分を活かすことにつながると思う

私は自分に無理を強いず、自然に自分らしくいられる領域はどこかな?ということをよく考えています。 ありのままの自分で、いられる領域こそ自然に才能を社会に活かすことができると考えているからです。今回は、私が意識している、自分の資質を知るポイントを3つご紹介します。 1.  自分が好きな物事のフェーズを知るこれまで自分が参加したチームや組織の規模、フェーズなどを思い返してみてください。何も形がないところから立ち上げていくのが好きな人と、形があることを広げる仕組みを作るのが好きな

「課題がない」社会の中で、それでもなお、自分を突き動かすものは何ですか?

最近の私は、ずっと「これからの私を突き動かすもの」の手触りを確かめるような時間を過ごしています。 なぜなら、今の私は「かつての私」が望んだことが叶った状態だから。 数年前はまだITコンサルタントの仕事をしながら、ファシリテーターの仕事はほんの少しで、「いつかファシリテーターの仕事の方をメインに」と思っていましたが、今の私はファシリテーターの仕事がメインになりました。 「素晴らしい人間関係に恵まれて働きたい」と思っていたのですが、今、一緒に働いている人は、とても私のことを

アサーティブに生きるとはどういうこと?相手と心地よい関係を築くコミュニケーションを考える

私は普段のコミュニケーションでは「アサーティブ」であることを大切にしています。 アサーティブなコミュニケーションとは? 自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、誠実に、率直に、そして対等に表現することを意味します。( 下記のページより引用 ) アサーティブなコミュニケーション術を学んだと言う訳ではなく、元々IT業界にいて、様々な国籍の方と働くうちに自然に「どう自己主張するか」に意識が向くようになり、言葉としては後で知りました。( ただ、言葉を知ってからは意識的に

今の社会は「終え方」を探求するべき時代

皆さんは「終える」という言葉にどんな印象を持っていますか。 仕事を始めた、誰かと付き合い始めた、事業を始めた、新しい趣味を始めた、新しいことを学んでみた、新しいチームで働き始める。 どんなことも「始める」にはこれからどんなことが起きるんだろうというウキウキした気持ちと高揚感があるように思います。 では、仕事を辞める、恋人と別れる、事業を閉じる、続けてきたものを辞める、チームの解散 だとどうでしょう? 始めるときの高揚感は薄れ、寂しいもの、悲しいこと、と何だかネガテ

反省会より、打ち上げより、ただ喜びを分かち合う時間を作る

何かのプロジェクトが終わったとき、私たちはよく、打ち上げをしたり、反省会をしたりします。 何かの仕事が始まる時もキックオフミーティングや決起会をする会社もありますよね。 最近、新しい仕事を受注したのですが、仕事のパートナーと「受注の喜びを分かち合う時間」を作ってみました。 わざわざ、喜びあう時間を作る 何をしたということもないのですが、このパートナーとは何年か、今回の仕事を得るために画策した経験があったため(どうやって伝えるか考えて営業したり、セミナーやったり)、「実

賢さは才能、優しさは選択かもしれないが、優しくあるために私は賢くなりたい

卒業シーズンですね。SNSでも卒業式の写真がたくさんUPされたり、いろんな大学での卒業スピーチがTwitterでも流れてきます。 数ある著名人の卒業スピーチの中でも私が特に好きなのは、Amazon創業者ジェフ・ベゾスが語った、賢さと優しさについてのもの。 全文はぜひ上記のリンクなどから読んでいただきたいのですが、特徴的な箇所はジェフが幼少期にタバコを吸う祖母に対して、ジェフがかけた言葉のシーンです。 移動の車の中で、祖母がたばこを吸うことが嫌だったジェフは、たばこを吸う

ファシリテーターの私がサイモンシネックのゴールデンサークルを考えてみた

有名なTEDの1つ、「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」をご存知ですか。 リーダーシップに関心が在る人なら一度は目にしたことがあると思います。このTED、大好きで5年前にも(!)ブログで紹介したことがあるくらい。 先日、このTEDを題材にした英語のレッスンを受けてやっぱり素晴らしい動画だなと思ったので、再び紹介しています笑。 5年前に記事を書いたときはリーダーへの進めたいTEDとして紹介したのですが、今改めてみるとこの動画は、伝えたいこと、広めたい活動がある全ての

自分をお店に例えると?  フリーランスで働く人は、こんな風に認識されたいを考えてみるのも面白いかも

私は27歳の頃からフリーランスなので、かれこれ8年くらいは個人事業主として働いています。フリーランスに成り立ての頃は「これを逃したら次の仕事がもう来ないかも…」という妄想に駆られること多数。 でも、年月が経つにつれ長期的に個人でやっていくなら自分が社会の中でどんな存在でいたいのか、少しでも明らかにして自分の手元に持っていないと声がかかったことをひたすらピンポン球のように移動して働くことになってしまうなと鬱になった時に思いました←遅 私は、どんな存在でいたいのか。そう考えた

「愛されて育った」という原体験

最近、Twitterを見ていてこんな記事を見つけました。 恵まれていたからこそ、平等な機会を得られる世界をつくりたい 「恵まれているからこそ」こんな社会にしたい、これは私がもっと広まったらいいな(広めたい)と思っています。 人が何かの活動を始めるとき、そこにはそれを始める理由、つまり「原体験」とされるものがある。 原体験は辛くないといけないの? でも原体験って何か、「悲しかった経験」(を他の人は同じ経験しないように) とか「辛さを乗り越えた経験」(次の人はもっ

私は社会の課題を解決せず、希望に向かって突き進む。

「社会の課題を解決する」というフレーズがあります。私がプロボノ団体を立ち上げた2008年には社会起業家というワードが広がり、ETICやソーシャルベンチャー・パートナーズ東京という団体など、こぞって「社会の課題を解決しよう」というフレーズが立ち並ぶことになりました。 社会の課題を解決する!?社会の課題を解決する、ということ自体にはもちろん賛成です。2008年フローレンスが「病児保育問題を解決しよう」というメッセージとともに社会にサービスを始めたことは、感動しましたし、これまで

自分の機嫌を自分でとる社会は本当に幸せか?

ニュースやTwitterを見ていて、「自分の機嫌は自分で取る」と言う言葉が広がっているなぁという印象を持っています。 自分の機嫌を人に何とかしてもらおうとしないという観点からすると私はこの意見に大賛成。 「私、あなたのせいでムスッとしてるんですけど!あなたが何とかしなさいよ!」って態度の人は扱いに困りますし、不機嫌なことが多い人よりも機嫌が良いことが多い人の傍にいたいというのは、人として自然な気持ちだと思います。 この先は、上記の前提を持った上で読み進めて欲しいのですが、