未経験で編集・ライターへの転職でやって良かったこと

※最後まで無料で読めます。

現在WEB系の法人営業をやっている私は、5月に編集・ライター職に転職をする。未経験からの転職だ。

転職活動の中で困っていたのは「情報量」だった。確かに、ググれば「未経験でもライターになれる!」みたいな記事もある。でも未経験→編集ライターへの転職までの具体的な道筋が曖昧で、結局自分で手探りで転職活動を進めていくしかなかった。

そこで、これから未経験で編集職・ライター職に転職を目指す方のためにも、参考までに私がどんな風に転職活動をしたのかお伝えしたい。そして最後に、投げ銭間隔で100円をいただけると嬉しい。(一度有料noteを書いてみたかったので、、)

0.未経験で内定を得るまでのスケジュール

「転職したい!」と思ってから実際に転職が決まるまで、2年間のスケジュールをざっくりまとめるとこんな感じだ。

2017年4月頃 書く仕事に転職したい!と思う
2017年6月~8月頃 第1次転職活動
2018年6月~12月 編集ライター養成講座に参加
2019年1月~3月 第2次転職活動
2019年5月~11月 下積み時代
2019年12月~2020年2月 第3次転職活動
2020年2月  転職先が決定!!

一般的に転職活動にかけるのは3か月程度と言われるので、3回も繰り返した私は結構長期スパンになった。ここからは、転職活動中に気を付けてほしいポイントをお伝えしたい。

1.転職エージェントには頼りすぎるな

1回目の転職活動では、転職エージェントを利用した。エージェントは親身に話を聞いてくれたけど、思ったような結果は出なかった。

まず転職先に「営業職」も対象にしたのが失敗だった。エージェントから「件数少ないし、一応入れておく?」と言われ、入れておいた。その結果、件数の多い営業の求人ばかり紹介され、編集ライターは全然なかった。本当に編集・ライター職につきたいのなら、「件数少ないですよ?」とエージェントにいわれても編集・ライター職だけに絞った方がいい!

また編集・ライターに詳しい人はあまりいなかった印象がある。リク〇ビやDOD〇のような総合系エージェントの場合、求人も多くないし編集・ライター系に詳しいエージェントも少なく、未経験だとなおさら受かりにくい。なので紹介された求人に片っ端から落ち、エージェントが「受からないし…視野広げたら?」みたいな空気を醸し出されてしまってしんどくなる。

出来るだけ、自力で求人を探す方がいい。

ちなみにマスコミ系に特化したMASMEDIAN(マスメディアン)も利用したけど、いいと思える求人は経験者採用が多く、1度も合格しなかった。。。

2.宣伝会議の編集ライター養成講座は、書く自信をくれた

入社3年目、わたしは17万円を支払って宣伝会議が主催する「編集ライター養成講座」の受講を決意したのだ。(受講期間は半年・毎週土曜)

受講してよかったポイントは以下の4つだ。

編集者・ライターになるための自信&やる気がわく
コンテンツを仕上げる経験がつく
インタビュー/取材記事を書くきっかけができる
編集者・ライターとして活躍する人の話が聞ける

特にわたしのような「未経験」にとって、「わたしでもできるんだ!」「自分でも記事書けた!!」と自信につながる経験ができるのはよかった。特に「取材なんて素人ができるわけない……」と考えていた私は、この講座をきっかけに取材を初体験し、「取材ができる仕事」が転職の軸になったくらいだ。

ただ物足りなかったと感じる点は、以下の4つ。

講義形式が多く、添削される記事数は少ない印象
講師によって当たりはずれがある
③紹介される求人は数が少なく、転職にはつながりにくい

年によって違うかもしれないけど、多くが講義形式でひたすらノートを書いてる時間が多かった。毎回課題があってもいい!と思っていた私は、ちょっと物足りなかった。

そして時々編集者・ライターの求人が紹介されたけど、思っていたより数は少なかった。いくつか応募しても面接まで進めたのは1カ所のみ。この講座をきっかけに転職したい!!と思う人には期待外れかもしれない。

ただ、未経験者で「書く仕事をする自信がない……」という人にとっては、自信につながるので私はおすすめしたい。

3.未経験から編集ライターになるためには「下積み戦略」が必要だった。

実は養成講座を受けた直後、あるWEBメディア1社から内定をもらえた。でも自分が働くイメージがわかずに内定辞退したところ、手持ちの札がなくなってしまっていた。

なぜ転職が上手くいかないのか?そう考えた時、やはり自分には「経験」と「実績」が足りないと思った。確かに未経験でも編集・ライターになれる企業はあるけど、実績のある人が欲しい企業の方が圧倒的に多いと感じていた。だから未経験は未経験なりに「実績」を積む必要があった。

いまの時代、ライターになろうと思えばいつでもなれる。クラウドソーシングで大量にライター募集しているし、講座の中でも「ライターが足りない」とよく講師が言っていた。だったら、安いライター案件でも挑戦すれば、少しは転職につながる「実績」になるんじゃないか?

そこで始めた下積みが、「WEBライターの副業」と「本業での冊子づくりのプロジェクトに加入」だった。

4.未経験者の下積み①:WEBライターの副業

まず「WEBライターの副業」では、WantedlyやTwitterなどでひたすら未経験OKのライター(業務委託)案件を探した。取材やインタビューができる を条件にした。最初は結構断られたり、応募しても全然反応がなかったりした。

ただ1か月探し続けた結果、どうにか「やりたい!」と思える案件に出会った。1つはWantedlyで見つけた「MATCHA」。訪日観光客向けのWEB記事を書いており、ライターが自分で企画をして取材まで行う。執筆料は1記事5,000円程度で(私の場合)、編集の方も丁寧で優しい方だったので、すごく仕事がしやすかった。

2つ目は朝日新聞が運営するWEBメディア「Moovoo」のライターだ。こちらはWEBリサーチ・取材記事どちらも書ける。SEOを意識して記事の企画や執筆を行うので、SEOを学びたい人にはうってつけだ。1か月のノルマや〆切もきっかり決められたので、だいぶ追い込まれた。でも厳しい状況で記事を仕上げる経験をできたのはすごくよかった。

5.未経験者の下積み②:本業での冊子づくりのプロジェクトに加入

本業での冊子づくりのプロジェクトに加入」では、今の会社で顧客向けの会報誌をつくるプロジェクトを「やりたいです!」と言って参加させてもらった。クライアントと制作会社や印刷会社の間に立ち、諸々調整する代理店のような立場だった。「編集者」と呼ぶには及ばないけど、近い仕事が経験でき、この時の苦労話は面接でのいいネタになった。

副業と冊子づくりのプロジェクトは、1年ほど取り組んだ。

6.下積み効果で、ついに行きたい企業から内定GET!

副業等を経験すると、職務経歴書の後半に執筆した記事をずらずらと書けるようになり、面接通過率や社員の反応もだいぶよくなった。

特に選考でウケたのは、「編集/ライターでの苦労話」と「取材記事」だ。中には編集者やライターにキラキラしたイメージを持っている応募者もいるので、「未経験でも苦労を知ってるんです」と苦労話を話すと、編集系の社員は楽しそう聞いてくれた。また副業のWEBライター=ネットリサーチ記事がメインのようで、「副業でも取材記事を書いている」は好印象だった。

結果、行きたいと思える企業から内定をいただいた!!!実はその企業以外にも2~3社から内定をいただけていた!「未経験にはムリ…」と思っていた自分には信じられないほど、いい結果が得られたと思っている。

5.これから未経験⇒編集者・ライターに転職する人へ

未経験で応募できる編集者・ライターの求人は確かにある。でも、自分の選択肢をひろげたいなら、WEBライターの副業をおすすめしたい。副業が難しいなら、今の会社で編集・ライターに近い仕事にチャレンジでもいい。それも難しければ、noteを毎日書くでもいいかもしれない。

たとえ未経験でも、近い経験を積めばきっと転職活動も上手くいくはず!!長くなりましたが、転職活動応援してます!!そしてわたしも5月から頑張ります!!笑

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