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私は藤井聡太にはなれないが、藤井聡太も私になれない。

藤井聡太さんが17歳11カ月の史上最年少記録でタイトルを獲得したニュースをみて、自分が17歳だった時は何をしていたんだろう……と考えてしまった。

高校3年生の17歳だった私は、なんにも考えずに生きていたなぁ。幸い?にも大学受験勉強は一生懸命やっていたけど、人より得意なもの、これだけは絶対に負けない!みたいな特技や熱意のあるものは何もなかった。将来やりたい仕事もわからず、ただ目の前にある勉強を頑張っていた。勉強すれば偏差値が上がり、周りから「頭がいい」「勉強ができる」とチヤホヤされていた。自分って結構すごいのかな……なんて思った時もあったけど、藤井聡太さんの素晴らしさに比べるとちっぽけだ。藤井聡太さんに比べるとかすんで見えないほど、17歳のわたしはちっぽけに見えてしまう。当然、26歳の現在のわたしも。

だけど、これだけは言いたい。

私は藤井聡太にはなれないが、藤井聡太も私にはなれない。

実はこの言葉、ネットで見つけた「俺はキムタクにはなれないがキムタクも俺にはなれない」をアレンジしたものだ。人の名前は違うけど、言いたい内容は同じ。

アラサーの私がどんなに頑張っても、天才的な藤井聡太さんのような人生は送れない。こればっかりは認めざるを得ない。でも藤井聡太さんだって、私のような人生は送れないのだ。(ほぼ)毎日noteを書くことも、編プロで編集・ライティングの仕事を頑張るのも、節約のために毎日1駅分歩くことも、今まで私と出会った人たちと関係を築くことも……。藤井聡太さんのようにはなれなくたって、自分にも他の人には真似できない価値もある。その価値を大事にして、これから頑張っていくしかないんじゃないだろうか。

藤井聡太さん、おめでとうございます。あなたがなれない私の人生、精いっぱい頑張ります。

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