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スマホを忘れてよかった

会社の携帯を忘れたおかげで、思わぬ幸運に巡り合えた。

「会社用携帯がない!!!」と気づいたのは、電車に乗る直前だった。いつも鞄に入っているはずのiPhoneがない。そういえば、身支度中に時間を確認するために社用携帯をカバンから取り出した。そして机に置いた状態のまま、バタバタと急いで家を出てしまった。

社用携帯を家に忘れるのは、今日が初めてだった。なぜなら私の会社では、社用携帯は仕事の必需品だからだ。オフィスがフリーアドレスのため、固定電話はほとんどおいていない。そのため電話をするためにはスマホがなければいけない。スマホを家に置いてきてしまったわたしは、電話をする手段がなくなってしまった。

もちろん、一旦家に戻る余裕があるわけない。スマホを家に置いたまま、会社に出勤した。今日は運よく終日社内だったので、よく電話が来る人に電話に出られない旨をメールし、仕事を始めた。

1日終えて感じたのは不便さ以上に、「社用携帯忘れてよかったな」といった満足感だ。社用携帯が手元にないため、いつも以上に集中して仕事に取り組めたのだ。

社用携帯を忘れたメリットは3つある。

①まずスマホがないので、電話がかかってこない。電話をすると手が止まってしまうけど、スマホがないため自分の好きなように時間を使えた。

②そしてスマホに表示されるメール通知に気を取られずに済む。今日忘れてみて、普段思ったよりも気にしていたのに気が付いた。今日は時間を決めて一気にメールを処理した結果、いつもより集中して仕事に取り組めた。

③最後に何となくスマホをいじる時間が無くなる。仕事中やお昼休憩中、なんとなく社用携帯をいじってしまうときがあった。今日社用携帯を忘れて物足りなさはあったけど、いつもよりスピード感をもって取り組めた。

仕事に絶対必要だと思っていたスマホだけど、手元になくても何とかなる。いやむしろ、たまにであれば集中力UPにもつながる。社用携帯を忘れなければこの思いがけない幸運には気づけなった。改めて、社用携帯を忘れてよかった。半年に1回くらいは、あえて社用携帯を忘れてみてもいいかもしれない。笑


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