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どんなことも解釈は自分次第。あの選手との共通点から見えたこと。

三笘薫選手といえば、昨年のサッカーW杯での活躍により一躍話題になり、現在もイングランドプレミアリーグでがんがん結果を出している選手。

2020年から2021年夏までJリーグの川崎フロンターレに所属しており、フロンターレ好きな私には当時からなじみのある選手でもあります。

そんな三笘選手と私、ある共通点があります。

それは、名前の「たけかんむり」が「くさかんむり」にしょっちゅう間違えられたこと。・・・あ、この先一切サッカーの話は出てきませんのでご注意を。


フロンターレ時代から、SNSなどで間違いを指摘して回る「三笘警察」という言葉ができるほど「笘」を「苫」と書かれがちだった三笘選手。私自身も、「笘」ではないですが、旧姓に含まれる「たけかんむり」を「くさかんむり」に間違えられることが日常茶飯事でした。

最近改めて自分の名前について考えることがあって、ふと思ったんです。「三笘くんは、絶対私みたいに漢字を間違えられることを悩んだりしてなかっただろうな」


私は子どものころから自分のいろんなところが嫌いだったのですが、その筆頭といえるくらい自分の名前が嫌でした。姓も名も両方。

名前が嫌いな理由だけで7個ぐらいあって、そのうちのひとつがこの、漢字を間違えられやすいということでした。

入学して配布された名札の漢字が違っていて、作り直し。入社して支給された名刺の漢字が違っていて、作り直し。そんなことが限りなくあり、そのたびに、何か自分が悪いことをしたような、いたたまれない気持ちになっていました。

でも、同じ境遇でも三笘選手なら、きっとこんなことで神経をすり減らしたりしてないですよね・・・


それどころか、と思い出したことがあって。調べてみたらやっぱり在籍時代に出てました。間違えられがちなことを逆手に取ったグッズ!

川崎フロンターレ オフィシャルWEBサイトより

“三苫”ではありません!‟三笘”です!!改めて皆さんに知ってほしい。いつ何時でも思い出せるように三笘の書き順をデザインしたキーホルダーをカオルのメモリアルグッズいずれか1つをご注文の方にもれなく、プレゼント!

川崎フロンターレ オフィシャルWEBサイトより

いつも「えっ?!」と思うようなネタをグッズやイベントにつなげてしまうフロンターレ。サッカークラブであることを疑ってしまうぶっ飛んだ発想力・企画力は、ファンとして大きな自慢ポイントのひとつです。

選手の漢字がよく間違えられるという決して好ましくないはずの事象も、抜かりなくネタとして拾っていらっしゃいました。


これね。なんか、深刻に悩んでいた自分が気の毒に思えてきます。起きていることは同じはずなのに、捉え方が雲泥の差だもの。世の中にはこんなに楽しい世界観があるんだよって、狭い殻の中しか知らなかった昔の私に言いたい。

で、他のことにも同じことが言えるんだろうな、と。自分にとって絶対的にマイナスなことでも、解釈を変えると楽しいネタになるのかもしれない。「楽しい」とまでは無理でも、マイナスの中に小さなプラス要素が見つかるかも。

自力で前向きな解釈ができなかったとしても、「今抱えている悩みは、かかる人の手にかかったら楽しいネタに昇華できるものなのかも」という視点があるだけで、生きるのが楽になるような気がします。

それにネタといえば!なんといっても私にはnoteがあります。「記事のネタになるかも」、これ汎用性最強の解釈じゃないですか。今こうやって書いているように、どんどん記事にして書き手としての糧にしていきましょ。

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