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芽を摘まれたからこそ しなやかに生きている

3年前から花のお世話するようになりました。
写真は今年育てたサルビアです。

芽を摘まれたからこそ、しなやかに生きているもの、それはこの花たちのことです。

去年は、種から育てたサルビアの多くが台風で倒れてしまいました。
原因は、株が細く丈夫でなかったから。

株を太くするためには方法があることは、園芸サイトで学んでいました。
最初に伸びてきた芽を摘むと丈夫で太い株になる。
先端に伸びる芽は、他の芽が大きくなるのを抑制しているそうです。

去年の私は、小さな小さな種から育った芽を摘んでしまうことに抵抗がありました。それでもいくつかの芽は摘んだつもりでした。
すらりと細く伸びたサルビアは、暑い夏の日差しには耐えましたが、台風でそのほとんどが倒れてしまいました。

今年は、株を太くするために、幾度か芽を摘みました。
園芸サイトで示されていたとおり、サルビア必死に伸びようしていました。先頭に伸びた芽に頼らず、わきから他の芽たちが出てき太い株になりました。

今年のサルビアは、夏の暑さにも、台風にも倒れませんでした。

そして、今もしなやかに秋風に吹かれています。
人間の都合で芽を摘まれたことを気にもせず、花を咲かせています。

花も人も。
全ての生きているものが、懸命に生きている。
そのことの偉大さを花壇の小さな花から学びました。

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