さとうあかつき

小説とかエッセイとか短いものを書いてます。わけわからない感情をゆっくり書いていくと「あ…

さとうあかつき

小説とかエッセイとか短いものを書いてます。わけわからない感情をゆっくり書いていくと「あ、こんな感じなんだな」って腑に落ちることがあります。ここは、そんな「わけわからないもの」置き場。プロフィール。https://note.mu/yukisatoh/n/n3cdaf3d83674

マガジン

  • 佐藤正午さん「ファンならではのネタ」を私に語らせてください

  • 忘れたくない本のおぼえがき

    感じるもののある本の、感じたところを記録しています。

  • 短編小説、エッセイ、その他自分の描いたもの

    物語が中心です。おもに短編小説。

  • 舌下免疫療法日記(ダニのエキスを飲むわたし)

    ダニのエキスを飲むというおそろしい治療をはじめました。民間療法でもなく、保険適用のちゃんとした治療です。これは、副作用とか薬の減量とかの備忘録です。

  • ミドリの森(まとめ読みはこちらから)

    ずっと前から書きためていた連作短編です。ノワールを描きたかった。すごいスロースピードで更新していたものです。やっと完結しました。まとめ読みができます。

記事一覧

100回は読みたい佐藤正午作品について

 岩波書店より、過去のエッセイ集が3巻連続で発売された。  読むことで、昔の作品のことを思い出したり、かなり心が掻き乱れている。過去と現在が交錯し、頭の中がとて…

「給料を上げたいからいっぱい仕事とって」ってそもそもおかしくないか? プラン料も微量あがっているし、コーローショー推奨のIT化は「やりましょう」いうても進まない。郵便からPDF送信への変更も教えたのに進まない、ITオンチという名の仕事放棄ではないか? 実質賃金もマイナスだべ!

「40歳になって考えた父親が40歳だったときのこと」吉田貴司

 2024年7月発売のコミックスです。  ツイッター漫画だったものを「小説幻冬」での連載となり、そして単行本化。  noteなどで断片を読んだりはしていましたが、実際に…

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今日は今週の勤務の都合で半ドン! 帰りにカフェに寄って、パスタとモンブランを食べた。スーパーに寄ったらバーゲンで、国産牛の塊肉を手に入れた。レシピを探してローストビーフを作った。バーゲンで安く済むことはない。お得なものを結局買いすぎて高くつく。だけどとっても豪奢な気分の1日。

イケアに久しぶりに行ったらシステム障害。レジに並んで手書きのコードを書いてもらっての会計でした。でも食堂はドリンク無料で、レジ後にサービスのホットドックも食べちゃった。大変なときに笑顔の対応できるのは素晴らしいこと。「ありがとう」が飛び交うやさしいイケアでした。

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余白なき頭の上をかすめ飛ぶ
カラスのように黒き言葉を

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2020年の話をしよう(コロナの頃)

 最近2020年の自分の日記を読み返している。  もともと日記は「日々の感情を言語化して、気持ちを落ち着けること」が目的なので、読み返すことはほとんどない。  いまだ…

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オレンジ

ふとしたことから、昔書いた短編が見つかりました。 とちゅうまで読みかえして、正直あまり記憶がありません。 最後まで読んでようやく「ああ。こういうの書いたなあ」と思…

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「怒る」について友人と話す。感情的にならず静かに怒る。自分は今、怒っているというオーラを出す。「今、あなたがやっていることが自分に不利益を与えている」ことを意図的に伝えられる怒り方がよい、確かにそう話した。でも人は空気は読まない。それで、今日すっぱりキレたらやっと気づいてくれたw

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炭酸水で生き延びた夏

 食後のお茶が飲めなくなった。  夏でも必ず食後には熱いお茶を飲んでたのに。今年の猛暑で、胃が熱いものを受け付けない。  なにしろ気温は38〜39度だ。息をするだけで…

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どこかでなにかをあきらめても続いていく毎日について(NHKの朝ドラ「虎に翼」の感想です)

 「虎に翼」が好き、という人も多いし、わたしもそう。毎朝「とらちゃんと一緒」に怒ったり悩んだり天に唾を吐いたりしながらの日々を過ごしています。  さて。そんなわ…

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朝夕に涼しい風が吹くようになったのがさみしい。さみしいさみしい。特別な暑さだったのに。おなかの冷えやすいわたしが、毎日氷菓やハロハロを食べれる夏だったのに。あったかいお茶も飲めずに炭酸水ばかりで。ブラウスも羽織れず、毎日汗だくTシャツだったのに。お祭りのような猛暑が少しずつ翳る。

8

こちらはそんなにひどくなかったけれど、地震あけの休日って、なんか不思議な感じ。オットとリュックに防災グッズをいっぱい詰め込んで、パスワードの整理とかもした。
地震の次の日はなんだか粛々としている。やっぱり自然はおそろしい。南海トラフやっぱりこわい。手袋とか懐中電灯とか買った。

6

おのれの弱点に気づく。わけわからないクライアントが無茶振りなのに正論で責めてきて「それがなぜダメなのか」説明しようとする。「ネグレクトにあたる可能性」もあるが、それは最終手段とする。すると「ナゼダメか」言語化できない。言語化できぬは悔しい。悔しくて、電話切ったあとに悔し泣きした。

10

塩タブレットと水分、塩分水分塩分水分でがんばってるけれど、今日はさすがに脱水っぽかったかも。なんかすごいぼーっとしてた。敗因は「さすがに暑さに慣れたから」と日傘をささずにかなり歩いてしまったこと。むつかしいですね〜。毎日温度が体温超えてるっぽい。

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舌下免疫療法日記最終回:さよなら抗アレルギー剤

 舌下免疫療法でダニアレルギーの薬を飲み始めたのが2020年の7月。  わたしは、これがどれくらいの効果があるかも想像しておらず「少しでもこのひどいアレルギーが軽く…

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100回は読みたい佐藤正午作品について

 岩波書店より、過去のエッセイ集が3巻連続で発売された。  読むことで、昔の作品のことを思い出したり、かなり心が掻き乱れている。過去と現在が交錯し、頭の中がとても忙しい。  「つまらないものですが」は、電子版になるのも待ちきれずに紙の本を買ってしまったものだから、パラパラめくっているうちに、なつかしい文章と出会いドッグイヤーだらけになってしまった。  読みたかったのは盛田隆二氏の「夜の果てまで」の文庫版の解説現実➖盛田隆二『夜の果てまで』だ。  待ち合わせのドーナツ屋で「

「給料を上げたいからいっぱい仕事とって」ってそもそもおかしくないか? プラン料も微量あがっているし、コーローショー推奨のIT化は「やりましょう」いうても進まない。郵便からPDF送信への変更も教えたのに進まない、ITオンチという名の仕事放棄ではないか? 実質賃金もマイナスだべ!

「40歳になって考えた父親が40歳だったときのこと」吉田貴司

 2024年7月発売のコミックスです。  ツイッター漫画だったものを「小説幻冬」での連載となり、そして単行本化。  noteなどで断片を読んだりはしていましたが、実際に通して読んでみると、ふっと立ち止まって考えさせられるページがいくつもあり、そのつど手を止める作品でした。  主人公は現在40歳の男性。当時40歳だった父親と同じ年代になり、同じくらいの年の子供もいます。  父親はタクシーの運転手をしており、バブル以降はなかなか売り上げが伸びず、家に帰っては母親を殴る日ばか

今日は今週の勤務の都合で半ドン! 帰りにカフェに寄って、パスタとモンブランを食べた。スーパーに寄ったらバーゲンで、国産牛の塊肉を手に入れた。レシピを探してローストビーフを作った。バーゲンで安く済むことはない。お得なものを結局買いすぎて高くつく。だけどとっても豪奢な気分の1日。

イケアに久しぶりに行ったらシステム障害。レジに並んで手書きのコードを書いてもらっての会計でした。でも食堂はドリンク無料で、レジ後にサービスのホットドックも食べちゃった。大変なときに笑顔の対応できるのは素晴らしいこと。「ありがとう」が飛び交うやさしいイケアでした。

余白なき頭の上をかすめ飛ぶ カラスのように黒き言葉を

2020年の話をしよう(コロナの頃)

 最近2020年の自分の日記を読み返している。  もともと日記は「日々の感情を言語化して、気持ちを落ち着けること」が目的なので、読み返すことはほとんどない。  いまだに2011年の日記を読み返す自信はない。  それほどまでに厄災というものは、心を折ってしまう。  神様に見放されたような感情は、案外いつまでも処理できないものだ。  2020年の記憶は「感情の刺々しさ」だけが残っている。なんでそうだったのか、細かいことまでは忘れてしまった。  日記を読み返す。  あの頃わたした

オレンジ

ふとしたことから、昔書いた短編が見つかりました。 とちゅうまで読みかえして、正直あまり記憶がありません。 最後まで読んでようやく「ああ。こういうの書いたなあ」と思い出したくらいです。 それくらい散文的だなと思います。 そしてそれと同時に、自分でもエロいなあと思います。 それでは行きます。 *     *     *  膝をついた格好で直立している。  膝と膝の間には男の胸板がほどよく収まっており、その身体をもっと足元の方まで辿ってゆくと、身体と身体が直角に近いカタチで繋が

「怒る」について友人と話す。感情的にならず静かに怒る。自分は今、怒っているというオーラを出す。「今、あなたがやっていることが自分に不利益を与えている」ことを意図的に伝えられる怒り方がよい、確かにそう話した。でも人は空気は読まない。それで、今日すっぱりキレたらやっと気づいてくれたw

炭酸水で生き延びた夏

 食後のお茶が飲めなくなった。  夏でも必ず食後には熱いお茶を飲んでたのに。今年の猛暑で、胃が熱いものを受け付けない。  なにしろ気温は38〜39度だ。息をするだけで体温よりも熱いものが入ってくるわけだから、そりゃ苦しい。  わたしは暑さには強い方と思ってたけれど、今年はじめて日傘デビューしました。  そんな夏を乗り切ったのはいくつものドリンク類のおかげだけれど、とりわけライフラインだったのが炭酸水。  これがなかったらわたしは2024年の夏を生き延びれなかった。  一時期

どこかでなにかをあきらめても続いていく毎日について(NHKの朝ドラ「虎に翼」の感想です)

 「虎に翼」が好き、という人も多いし、わたしもそう。毎朝「とらちゃんと一緒」に怒ったり悩んだり天に唾を吐いたりしながらの日々を過ごしています。  さて。そんなわたしが「でも都合が良すぎるよなあ」と思うことがひとつあります。  寅ちゃんは、大学時代の友人とことごとくいろんな場所で再会するのです。  「いくら生息地が近くても都合良すぎるよね?」とも思ってたのですが。  遅まきながら最近やっと気づきました。  この物語の女性の中で法曹界にストレートに飛び込めたのは、ほぼ寅ちゃん

朝夕に涼しい風が吹くようになったのがさみしい。さみしいさみしい。特別な暑さだったのに。おなかの冷えやすいわたしが、毎日氷菓やハロハロを食べれる夏だったのに。あったかいお茶も飲めずに炭酸水ばかりで。ブラウスも羽織れず、毎日汗だくTシャツだったのに。お祭りのような猛暑が少しずつ翳る。

こちらはそんなにひどくなかったけれど、地震あけの休日って、なんか不思議な感じ。オットとリュックに防災グッズをいっぱい詰め込んで、パスワードの整理とかもした。 地震の次の日はなんだか粛々としている。やっぱり自然はおそろしい。南海トラフやっぱりこわい。手袋とか懐中電灯とか買った。

おのれの弱点に気づく。わけわからないクライアントが無茶振りなのに正論で責めてきて「それがなぜダメなのか」説明しようとする。「ネグレクトにあたる可能性」もあるが、それは最終手段とする。すると「ナゼダメか」言語化できない。言語化できぬは悔しい。悔しくて、電話切ったあとに悔し泣きした。

塩タブレットと水分、塩分水分塩分水分でがんばってるけれど、今日はさすがに脱水っぽかったかも。なんかすごいぼーっとしてた。敗因は「さすがに暑さに慣れたから」と日傘をささずにかなり歩いてしまったこと。むつかしいですね〜。毎日温度が体温超えてるっぽい。

舌下免疫療法日記最終回:さよなら抗アレルギー剤

 舌下免疫療法でダニアレルギーの薬を飲み始めたのが2020年の7月。  わたしは、これがどれくらいの効果があるかも想像しておらず「少しでもこのひどいアレルギーが軽くなれば」と治療を開始しました。  そして今年になってやっと終了、これがその記録です。  なおこれは、多くの人に「ぜったいやった方がいいよ」と勧めるものではありません。  あくまで身体の変化の記録であります。 *     *     *  舌下免疫療法、これが一番最初の頃の日記。  読み返してみると、とちゅうで