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EATBEAT! 良い環境で美味しいごはんを食べること

< 目次 >
①EATBEAT!×結いのおと
②良い環境で美味しいごはんを食べること

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EATBEAT!×結いのおと
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この土曜日は、茨城・結城市で開催された「結いのおと」というフェスに3年ぶりに遊びに行ってきた。

好きな街フェスというジャンルであること、2016年には取材で訪れたこと、今年はクラウドファンディングで出資したことから思い入れのあるフェスの一つだ。

※取材は2016年のもので、今はもっとパワーアップしているよ

今回の「結いのおと」のなかでも楽しみにしていたイベントがある。
それがEATBEAT!(イートビート!)。

EATBEAT!とは
料理研究家:堀田裕介とキーボードやラップトップを駆使して映像的音像をつくり出す音楽家:ヘンリーワークによるユニット。

野菜を切る音、煮る音、炙る音。いろんな調理音が素材となって出来上がるのは“食べるエレクトロニカ”、そしてもちろん料理にも!

調理音をその場で録音、編集し楽曲にするライブパフォーマンスは、おいしいものを待ってる時間さえも、すてきな音楽にかえて味わってしまう。そんな五感で楽しみながら、食と向き合う時間を紡ぐイベント
(結いのおとHPから抜粋)

全国各地で度々行われているイベント。
以前愛知のフェス「森、道、市場」で開催されたときはチケットが取れず断念していたので、より楽しみだった。

今回の会場は「結いのおと」のメインステージがある古民家の中庭。

熱のこもったライブが終わったあとも、小さなライトで点々と照らされたこの会場は趣深い。

綺麗な手書きのお品書きと暖簾が、それまでのライブ会場からオシャレな小料理屋の雰囲気に変える

イベントはみんなで一斉にキュウリを噛じる音を録音するところからスタート。

そして、観客はすでに用意されているカレーを配膳してもらって食べつつ、ステージでは別のカレーを作る音をそれぞれ録音・サンプリングしていく。

この日のお品書き。
地場の食材てんこ盛り

色鮮やかな付け合わせ。
もちろんカメラレンズの注目の的

付け合わせ盛り盛りのあいがけカレー。
おかわりOKだったので、
すでにお腹いっぱいなのを自覚しつつももう1杯。
美味すぎる。
特にココナッツカレーと焼きなす。

そして音楽が完成。その音楽を流したり、ラップをしたりと盛り上がってアフターパーティーは爽快感と多幸感、そしてお腹いっぱいのなか幕を閉じた。

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良い環境で美味しいごはんを食べること
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本当に簡単に(ある種雑に)このイベントを分解すると、
①同じ場所で
②音楽とともに
③ごはんを食べる
というシンプルなもの。

ただ、その3つの要素が全て上手く絡み合って相乗効果を持って、突き詰められている。

①ライブ後、非日常で雰囲気のある野外会場
②食にフォーカスし食欲をそそるラジオのようなやり取りと音楽
③魅せ方も考えられた、地場食材を使った美味しいごはん

イベント自体が美味しくて楽しいし、これまで目を向けていなかった個々の食材や音に目を向けるキッカケにもなる。

非日常な場所でのそこならでは(地場)の食材という、特別感。

最高である。


どこか学びや気付きがあるイベントをしたいと思っているが、現状なかなか塩梅が難しいなと思っているこの頃。

学びに寄りすぎるとイベントそのものの楽しさは大丈夫か?
目の前の楽しさに寄りすぎると終わったあとに何も残らないのでは?

このEATBEAT!はそのすべてを越えてくるイベントだった。



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