雪藤

和雪庵(石川県)で茶の湯体験や茶に関係する話(茶の湯ゼミ)をしています。茶の湯ゼミが高…

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和雪庵(石川県)で茶の湯体験や茶に関係する話(茶の湯ゼミ)をしています。茶の湯ゼミが高じて茶書にハマリ、最近は手(点前)よりも口ばかりでお茶しているかも。たてなる事もをかしき事もなく、尖らない茶の湯を推しています。

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    石川県白山市(旧松任)で茶の湯体験、茶の湯ゼミ、茶書研究をしている和雪庵の記録やメモなどです。

最近の記事

短冊用のたとう紙を交換

恩師からいただいた短冊のたとう紙が、ちょっと年季の入った状態になっているので交換しました。 和紙は長く保管可能ですが、湿気によるカビや変色は免れません。たとう紙を交換して大切に保管します。

    • 茶湯三傳集(巻之二・三)

      (50 ウ) 一畳半右勝手出炉躙(にしり)点前の事 ”出炉”と書かれているが、挿絵を見ると現在の「入炉」逆勝手にあたる (54 ウ) 一、一畳半右勝手出角共、此手前点様、四畳半のことし、 ”出角”は出炉、角炉 向こう切りを角炉と書いている (55 ウ) 四畳半大見屏点の事 〜〜 一、惣して小見屏ハ七寸五歩迄を云、大見屏ハ一壱尺より弐尺二、三寸迄を云、〜〜 大見屏は柄杓の底を見屏にもたせかけ置き、小見屏は柄杓を俯けて上に掛け置く (62 ウ) 四畳半織部堂古の事 堂古は又

      • 「袴」で始まる仮説(想像)の行方

        井伊直弼著『茶湯一會集』には”袴ばかりは草なり”という箇所があります。そこで思い出したのが遠藤元閑著『茶湯三傳集』(以下、『三伝集』)の”草袴 草足袋はく事なし”でした。茶書研究会で『三伝集』を輪読したときにナゾだった箇所について『茶湯一會集』から広げた仮説(想像)と事実(オチ)のお話です。 はじめに私は古文書が読めません。さらに、茶の湯を含めて文化・歴史などの研究者でもないし、その類いの専門教育も受けていません。だから調べられる範囲も知識も、広さと深さがありません。ここで

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