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相伝の茶会

昨日、茶道教室に通う方への相伝の茶会を開催しました。稽古の一環でしたので道具は手持ちのもので設え、濃茶と薄茶、そして点心(弁当)を楽しみました。

  • 寄付:白湯のかわりにブドウのシロップを冷水で溶いたものをいただきながら、茶会の次第を説明しました。濃茶・薄茶・点心の流れです。

  • 濃茶:席入のあと、お菓子を出して濃茶。お一人分を点てるのは難しいですね。

  • 薄茶:青磁の平茶碗を使いました。お客様が、手に持ったときにいつもの茶碗とは異なる感じを「たよりない」と表現されたことが印象に残りました。(「たよりない」は悪い意味ではないです、念のため)

  • 点心:お弁当を注文しておいたので、吸い物だけ準備しました。いろいろ迷った末に あわ麩 に水菜を刻んだだけのシンプルなものになりました。

  • 相伝:これがメインイベント。不審庵から届いた許状を開いて読み上げ、無事に相伝致しました。

稽古のひとつとしての茶会でしたが、常の稽古とは異なるので亭主の準備も十分とは言えません。でも、これから許状の内容の稽古が始まる期待を感じつつ、楽しく過ごしてもらえたのではないかなと思っています。これからも稽古に通ってくれる方とともに茶道を通じて成長できれば嬉しい限りです。

こちらは床の写真です。同風扇にしたかったので、設置のバランスをみて丸卓を使うことにしました。(お叱りをうける案件かしら)

床(同風扇「四海同風」)




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