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身体のかゆみと"感情の解放"

18年間、消えない肌のかゆみと共にきた。

その痒みは、18何前突如きた。

会社員をしていた頃、トイレに入った瞬間に。
尋常じゃない痒みが太ももに走って、掻きむしればするほどに痒みが強くなる。

その日以来、トイレや1人きりになる時にその痒みは現れ、どうしようもないほど痒いので掻いているうちに、どんどん肌がボロボロになっていった。
顔にだけは出なかった。

それまで、肌は乾燥肌くらいなもので、ニキビもできにくい体質だからか、思春期も肌で悩む事はなかったので、20代半ばにして初めて肌の悩みができてしまった。

元々病院嫌いの薬嫌いだったので、当時は皮膚科にかかることはしなかった。

太ももの痒みから、だんだんそれが背中にも出るようになった。なぜか膝下や腹部、腕や顔は無事。

その後結婚して、子どもができ、そんな中でも痒みが治まることは一度もなかった。
2人目を出産したあと、骨盤ベルトをしたら、また酷いありえないほどの痒みが主に脚に出た。腹部にも。
あまりにも耐えられないほどの痒みなので、皮膚科でステロイドを処方され、授乳を止めて塗ったら1週間ほどで何とか治ってくれたものの、そしたら次は乳腺が詰まる…。(乳腺炎の話はここでは割愛する)

そうだ。一番最初に痒みが出た会社員のころ、補正下着をつけていた。ここで、やっぱり"締め付け"が痒みを暴発させるトリガーになってるな、と確信。

これまでも肌は敏感で、縫い目や化繊のものを着ると痒みが出たり、違和感が一日中あったりしたから、"締め付け"は私の身体にとって厳禁なんだと思う。

時を経て、痒みが出てから18年経った今、突然に治った。
あんなに悩まされてきた肌の痒み。
それが突然なくなった。!!

痒みがなくなったこと。
なぜなくなったのか、はっきりと分かることがあるので残しておこうと思う。

まず、去年の11月だかそのくらいから、お腹が空かないなら朝ごはんを食べるのをやめた。朝、お腹が空いているのか自分に聞くこと。それで空いてないなら食べない。
そうすると、わたしの身体は7時起床としたら、だいたい10時くらいにお腹が空いてくることが分かった。もちろん、これはざっくりな平均なので、昼までお腹が空かない事もざらにあった。そういう時は、昼と夜の2食。
こんな感じで3ヶ月過ごしたら、痒みとは関係ないけど、花粉症が治った。!!
この花粉症も実は物心ついた時からずっと私と一緒にいたものだったので、衝撃だった。2月になっても3月になっても、あんなに酷かったくしゃみ&鼻水がウソみたいにゼロ。ゼロになることなんて一生ないと思ってたのに!

その後、3月半ばあたり、身体中が猛烈に痒いとゆう悪夢のような波がきた。そこら中痒い。もちろん夜も寝れないほどに痒い。病院嫌いのわたしも、1週間耐えたけど耐えきれず皮膚科へ。ステロイドをもらい、さらに1週間ほどで落ち着いてきた。

この時、「あぁ身体は限界がきてる」って思った。
これは身体からのメッセージで、もう限界だよ!なんとかして!気づいて!!って。

このタイミングで、澁谷るみ子先生のアーユルヴェーダの半年カウンセリングを申し込んだ。根本的に変えていかないと、これはもうダメだと思って。

この痒みについて、心当たりが無いわけではなかった。
それに、いまは検索すれば色んな情報が出てくるので、おそらくこれだな…というのは検討がついていた。

早く言えってねw

原因は、自分の持っている怒りや違和感や恐怖を溜め込んでいるせい。

これにつきる。
溜めてきたものを出したら、その翌日から痒みがどんどんなくなり、最終的に全部出し切ったなと思った時、痒みはわたしの身体から消えた。2ヶ月間、少しずつ出してきたけど、やっぱりしっかり出したと自分で思う"3日間"の後、嘘みたいに消えた。
そして、不思議なことに、過去にあった「恨み」にまで変化してしまった私の違和感や悲しさや怒りや無力感を生んだ思い出を、思い出せなくなってる。あんなに繰り返し思い返しては苦しくなってた事なのに。
きっと、ちゃんと消化できたからだって思う。


そう。話を戻すね。

過去のあれこれ。現在のあれこれ。
それに対する怒りや悲しさがこねくり回された挙句に恨みつらみに変化してしまった感情が、吐き出されることなく溜まってきたために、排出先をあぐねて皮膚を通して出てきてた。

もはや癖。

嫌なことがあったり、違和感のあることも、怖いと思った感情も何もかも、人は人だから相手の事情もある。とか、自分に対してぶつけられてきた色々も、私がこういう風に接しているから、当然かもしれない。とか、それってどういう意味や意図で言ってるんだろうと考察してるうちに時は流れ、言いそびれたり聞きそびれた事が溜まっていく。あとから聞けば、別に険悪なムードにしたいわけじゃないのにそうなってしまうことが怖くて、蒸し返すことにもなるし、もうなかったことにしようと黙っておく、とか。

そういう、私の"平和"や"調和"を求める性質が、本当の意味での"調和"へ向かうプロセスを拒否してしまっていた。

吐き出されることのない、わたしのその感情たちは、確実に自分の身体の中に溜め込まれていて、"締め付け"をトリガーに痒みとなって噴出し、解消されるどころか溜まる一方だから、18年もの長い間痒みとなって治ることがなかったんだ、と思う。

そして、このタイミングでちゃんと気づいてあげられたこと、本当に良かったと思う。
もう、こんなに感情を溜め込むなんてことはないと思う。特に、「怒り」の感情はやっかいで、幼少期の時に「怒りは悪だ」と変換されてしまったのだと思う。だから余計に怒りの感情を出すことをできないでいた。

でも心のどこかで、自分には計り知れないほどの恐ろしいくらいの怒りの感情や湧き上がってくる何とも言えない強い感情があるのも知っていた。それが、あまりにも大きいから、これを暴発させたら大変なことになる。という直感もあいまって、ほどほどにしか出せないのも、幼少期から癖だった。それを出したら、全てを壊すほどのエネルギーになるのも分かってる。破壊衝動みたいなのが自分にあるのを知りながら、「発動させてはいけない」と何となく自分のエネルギー自体を恐れていたような感じ。
たぶん、冥王星のエネルギーだと思う。

エネルギーは使いようなので、ゼロから何かを生み出したり、それを創造のエネルギーとして使えることも、頭では分かっている。

自分に禁じている、その怒りや大きな感情の吐き出し。
禁じているからこそ、目の前にそれを制限なくぶつけてくる相手が現れる。出してもいいんだよ、こんな風にぶつけることだって人間はあるんだよ、って教えてくれる感じ。

ずっと、そうやって投影してきたんだと、今なら理解できる。

もう、この感情のカルマを終わりにしたい。

だから、わたしはもう感情を溜めることを卒業する。

からだの痒みがないって、本当にラク。
健全であることの安らぎや平穏がやっと訪れた。

よくここまで私の身体さん、わたしを見離さないでいてくれたねって感謝しかない。ありがとう。


もし、いま身体に痒みがあって中々取れない方へ。

感情の解放をゆるしてあげてみると、もしかしたら私みたいに"痒み"から卒業できるかもしれない。
溜めてきているアレ。
吐き出されたがっているかも。
それぞれ自分だけの正解があるから、確実には言えないかもしれないけど。誰かの何かのヒントになるかもしれないと思って、ここに残しておこうと思う。

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