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どすこいくん その2

〈ひとりでみる夢は夢でしかない。しかし誰かとみる夢は現実だ〉~オノヨーコ

何回お見合いをしても相手から断られる。

ちなみにお見合いはそんなに簡単にポンポン決まるわけではないです。彼がお見合い成立が多かったのは写真の良さと人柄重視で年齢など気にしませんと記載したプロフ、でした。

でも圧倒的に多いお見合い後のお断りの理由が「太っていて将来健康的に不安」

お見合いになって会ってからすぐ断られていた、それまでも本当に傷ついていたと思います。。。

170センチで100キロ超えなので私もさすがに健康が心配。。。彼のいいところは「会ってみなければわからない」

「○○のような人みたいだから、会ってみるのはどうかな?」

予めお相手女性の担当に詳しい人柄や状況を確認してから、、彼に聞いてみると、ほとんど気にしないでとにかく一人ひとり会っていくどすこいくんが、私は本当に前向きで素直で大好きでした

当たり前ですが、会ったことない人のデータだけをずっと見ていたら、最初は気にしないと思っていても、ほとんどの方が減点法になって行きます。

将来を考えてただ”その場会うだけの出会い”ではないので、1つでも気持ちが引っかかることがあると「もしかしたらここは難しいんじゃないか・・」と

とくにお見合いは自分から申し込むより自分に申し込まれた人にはなおさら厳しく減点法で見ている方は多いです。精神的優位になっているからかも知れません・・・

40代前半のぽっちゃりでかわいらしい女性、お見合いで○になり、しかもとても好意的だと担当のカウンセラーから聞き、どすこいくんに話すととても喜び、これは本当にチャンス!
2回目以降のデートの場所やコミュニケーション、アプローチ、全身全霊彼と戦略を練って行動に移していった。

3か月目、彼女は「プロポーズしてくれたら受けます」と担当カウンセラーが私に伝えて来て、とうとう来た!と彼とプロポーズの場所や言葉など綿密に作戦を立てて当日を迎えた。

プロポーズを無事に終えてその日彼から「保留にされた」と連絡が来た。

「え、それはちょっと、すぐ相手に確認するから待っていてね」

相手カウンセラーに気持ちを尋ね、結局はお断りの方向になることを聞き愕然とした。今までその担当から聞いていた彼女の気持ちとの違いの理由、また少しでも考え直す余地はあるかも聞いたけれど、担当は翌日も「彼女はやっぱりどうしてもこの先一緒が想像できない」理由は”どうしても”以上の答えがないと。。。  梯子を外されてしまった、そんな気持ちでいっぱいになった。(その後しばらくしてから女性はキスとか想像出来ないと話していたそうで、何回もお会いしてそれはあまりにないでしょうと怒りの感情を抑えるのに必死でした・・・)

彼にすぐ電話をして近々に直接会ってお話をしたいと伝えた。

どうお詫びしてどう気持ちを支えていくか悶々としながら・・彼女の言葉を伝え、私の力不足を心からお詫びした。

彼は「いいですよ、しょうがないですから。でももう苦しいです」と言って泣いていた。私も涙がこらえきれず本当に本当に自分の力不足を詫びた。

そして私は「もう苦しい繰り返しを断ち切ろう、私はほんとにあなたを幸せにしたい、私も2度とあなたにこんな思いをさせたくない。私も本当に頑張るから、変わろう!」

「変わる?」

「そう、何か好きなこと、何かできるかな?」

「何もできないですが・・・歩くことくらい」

「じゃ歩く。とにかく、支えるから」

「・・・・・わかりました」

「毎週日曜日ここにあなたの時間を作ります。14時はどう?」

「わかりました。」

「荻窪だよね、ここ(新宿)まで歩いて来て」

「え、出来ないですよ」

「出来るとこまででいいです・・途中から電車に乗ってくださいね。でね、ここで冷たい飲み物を用意します!あとノートを1冊買ってその一週間食べた物をすべて書いて来てください。お願いします。私全て添削、赤ペン先生するから。」(その時既に私の会員数は70名超え..)

それは4月28日、GWの最初のお休みから始まりました。

次は最終回。


#日記 #エッセイ #思い #恋愛
#努力 #応援 #夢 #本音

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