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昔の仕事のお話

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2021年4月の記事一覧

すれ違いって、なかなか戻せない。

むかし、むかし。

私がまだ、20代で訪問介護員をやってた頃の事。

その時の責任者であったHさんは、若いのにも関わらず、かなり経営能力は高いが、基本的に人を駒のように扱う人だった。

この手のタイプの人は、大抵そうなのだが、本人に自覚はない。本人としては、一応労いの言葉をかけたりして、フォローしているつもり。

しかし、実際には隣の隣の田舎町まで移動時間なし、次に事業所近くまで戻る訪問先も移動時

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自分が上に立つか、その人の下では働かないか。

昔、某グループで施設の管理者をしていた頃。

直属の上司が、なかなかのツワモノだった。

やり手という意味ではない。

部下の話もロクに聞かない。トラブル発生時に何が何故起こったかの整理ができない。頭ごなしにとりあえず注意する。上司にはYESしか言わない、部下のミスを自分の責任とも言わない。

全く話が進まない。 

あまりに話にならないので、仕方なしに、彼の更に上の役職の方に直談判しに行った。

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くどいが…。ぬるま湯は、本当に出にくいぞ。

先日、「ぬるま湯は入りやすく出にくいものだ」

は、名言だって書かせてもらったが

どんどんぬるま湯の深みにハマっている、同じ介護職のとある施設に勤務する、某友人。

私もかつて、そこに勤めていた。夜勤が多すぎる事と、その割に給料も安く身体に支障をきたしていた事、運営管理がまるで為されていない事が嫌で、辞めたのである。

ただ、そういう職場は限って人間関係は良い。

切磋琢磨しあうのではなく、お互

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ぬるま湯は、入りやすく出にくいものだ。

高校の時の生活指導部長の先生が、タイトルの名言をよく言っていた。

「夏休みは、ぬるま湯と同じ。入りやすく出にくいものだ」と。

何て名言!と本当に目からウロコだった。

そして私自身も、先月末までどっぷりと職員に注意もロクにできない施設というぬるま湯に、知らぬ間に頭から浸かっていた。ヒタヒタだ。

自分では、浸かったつもりはなかったが

訪問介護に久しぶりに戻って、色々な訪問あるあるを目の当たり

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