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真夏の夜の悪夢~花火大会Part2~

皆さんこんばんは、雪見淡子(ゆきみたんこ)です🌸今回のお話は、前回の記事の続きになります



前回↓↓↓



真夏の夜の悪夢~花火大会Part1~



前回は浮かれた花火大会後、家の鍵を忘れていることに気が付く、という場面で終わっていました。ではその続きをどうぞっ☆



う、嘘……家の鍵が…ない……?




一瞬で頭の中が真っ白になり
背中には汗とは違う嫌な汗が私の顔、そして背中を伝いました


嘘、嘘でしょ…そんなことある?
財布とかケータイにすっかり気を取られてて
家の鍵をこっちの巾着に移すのを
すっかり忘れていた…


ガタンガタンと電車に揺られながら
私は何て馬鹿なことをしてしまったの
だろうとたった今行ってきた
花火の感動は遠くの彼方へ消え去り、
これからどうするべきかばかりが
脳内に反芻していました



一応、自分の住んでいる学生マンションの
管理会社に鍵を忘れてきてしまったため
家に入ることができないという旨の
電話は入れたのですが
その時の時刻は既に23時を回っており、
今からではどうすることもできないと…



仕方ない、どこかに一人で
行くしかない


しかしここでまた一つ問題が
今日の私の格好はいつもと違って
浴衣であったから少し歩いただけでも
変に目立ってしまっていたんですよね…


それにもういい加減これだけ
長い時間着ていたら体も疲れるし
足もボロボロ…



ふとケータイを見ると一緒に
花火を見に行った相手から
「今日は楽しかった!」という内容の
メールが届いていましたが相手に
今のこの状況をいうこともできず
一人モヤモヤする始末…



いや、仕方ない…鍵の管理をしっかり
していなかった自分が悪いんだ



結局街をフラフラしながら
私は朝までやっているカラオケボックスに
入りました



あの時の店員から見たら私、
花火大会か祭りで浮かれて終電逃して
一人カラオケで一晩過ごす馬鹿な
女に見えたのかな…


そこまで危険ではない場所に
入ることが出来てホッと一息
つくことが出来たのもつかの間、
ここでも私は後先考えない行動を
起こしてしまうのです…


「あ~あっついもう疲れた~」


いい加減浴衣が窮屈で仕方のなかった私は
何を思ってか他に着替えもないのに
キツく締まった帯をグッと取り、
そのまま浴衣を気崩してしまったのです


もう鍵が入っていなかった時点で
正常な判断ができなくなってしまったん
でしょうね


それで、もうあとはお察しの通り…


どどどど、どうしよ!?、?



浴衣思いっきり気崩しちゃったけど
私カラオケから出る時どうしたら
いいの!?(知らんわ)


そのカラオケは一晩過ごせるといっても
大体朝の5時くらいまで(もっと早かったかな)
であったのでその時間が来たら嫌でも
追い出されてしまったんですよね…


あ~もう私その後どうしたん
だっけっかな…何かもうその時の
記憶を抹消したすぎてよく
覚えてないや…


しかし何とか外に出て人に見られても
大丈夫な格好にするため確か
コンビニで長いシャツみたいのを
買った記憶があるんですよね…


じゃなきゃ私の格好といえば
あの名前はよく分からないのですが
浴衣の下に着る白い生地みたいなのを
スカート代わりにして、上に買った
シャツ羽織ってるほとんど変質者、
または痴女みたいな服装だったので
あ~もうあの時のことを思い出すと
本当に人間やめたくなる…


まぁ一言でいうとその場の有り合わせで
作ったとてもハレンチな格好を
していた訳ですよ


数時間前まで花火大会ルンルン♪
浴衣ランラン♪みたいな感じだったのに
どうしてこうなった…?


この20年間生きてきて自分の着る服を
求めて早朝の街をさまよった経験が
今までなかったので何だか
とても虚しい感情を覚えていました


そして、ここでまた一つ問題が
その浴衣のレンタルの店に鍵を
忘れてしまったためいくら私が
一人足掻こうとその店が開く
時間まで待たないと私は永遠に
自分の家に帰ることができない訳
なのですよ…


確かそのオープン時間が10時くらいで、
マジ!?、?そんな遅いの!?
10時まで私この格好のままでこんな
人通りが多い街を徘徊してなきゃ
いけないの!?、?
(なお現在時刻午前7時)


確か…その後は職質されたら
即アウトな格好でギリギリまで
マック行って粘ったんだったな…


てゆうか今思えば途中で追い出される
カラオケなんかに行かなくても
24時間ずっとやってるネカフェに
行けば良かったんじゃん…
そうすればギリギリまでそこに
いることも出来たしあんな
格好で長時間外にいる必要も
なかったんや…はは、ほんと
知識皆無のおバカさんだなぁ私は


開店と同時に浴衣を返却した後、
爆速で受け取った元の服に駅の
トイレで着替えると私は
家に帰り死んだように眠りました



いや~こんな筈じゃなかったんですけどね
まさか初めてのドキドキ♡花火大会が
一人で夜を明かして早朝変態着で街を徘徊
することになろうとは…
浴衣レンタルしようとしてうきうき
はしゃいでる頃の私に言っても
きっと信じないでしょうね


恐ろしいほど長文になってしまいましたが
ここまで書いてきて私が
伝えたいことは一つ


浮かれても、大事なものの存在は
忘れるな



です。皆さん、これからも
沢山人生の中で浮かれることって
あると思うのですが、そのときは
楽しくても今回の私のように
注意していなかったことによって
後が最悪になってしまったら
元も子もないですからね。終わりが
良くなかったらそれ以前の楽しかった
思い出も全部上書きされて
ただの辛い記憶で終わってしまうのです


とにかく、浮かれすぎず
心のどこかに常に冷静さを
忘れないようにしましょう…はい



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