子育てしながら在宅ワークの日常と気付いたこと
在宅ワークをしていて、最近思う事がある。
在宅ワークは、子供達と一緒に居られるし、私が家に居ることで、子供達に何かあったら即対応出来るのが魅力だ。
娘の不登校時や入院等の時は私が家に居て良かった、と思った。
息子の起立性調節障害が分かった時にも私が家に居て良かった、と思った。
私は、仕事で一日中パソコンと向き合う事がよくある。家の中に仕事場としての部屋があるわけではなく、ダイニングにパソコンを置き、すぐにキッチンへと行き来出来るようにしている。隣には、まだ部屋を持たない小4の末っ子の勉強机があり、分からない時はすぐ教えることができるようにしてある。
娘は通信制高校の為、普段は家にいる。午前中は勉強タイムと自分で決め部屋に籠もっているが、昼から夕方まではフリータイムにしている娘。(夕方からはバイオリンの練習🎻)
その『午後のひととき』を私と何気ない会話をしたりして愉しむ。娘はその時間をいつも楽しみにしてくれている。☕🍪
だけど、私が一日中仕事がある時は、娘は気を遣って部屋に籠もり続ける。せめて3時のおやつタイムの時だけでも少し娘との時間を作ろうとはするが、それすらも出来ない時は、娘は悲しそうな顔をする。そういう時申し訳ないなぁ~と思うが、どうしようもできない……
夕方になると今度は末っ子が学校から帰って来る。末っ子はいつも帰って来るなり玄関に座り込んで30分〜長ければ1時間は動かない……
ずーっと喋りまくり、疲れた疲れたの連発、時には大声で歌を歌い出す有り様だ。
以前は「早く手洗いうがいしなさい!」と注意したり、時には怒ったりしてきたが、長年の経験を経て、今は末っ子が手を洗おうとするまで私は何も言わない。見てたら苛々するので、「おかえり」を言ったらまたパソコンをする。(ダイニングから玄関は見える) 末っ子の声がうるさいが、もう慣れた。
やっと手洗いうがい終わってからのおやつタイム。末っ子はおやつを食べながら一日の出来事を話し、私が隣で優しく微笑みながら聞く、のが理想だが、現実は難しい…
私はパソコンをしているか、洗濯物を取り込んだり、夕飯の支度をしている。だからか、末っ子は黙っておやつをパパっと終わらせ、ゲームの為に急いで宿題を終わらせる。
私が仕事をしているとあまり声をかけないように気を遣ってくれる。勉強で分からない所があると訊いてくるが、最後には、「忙しいのにありがと!」と一言言ってくれる。
夜になると、私の仕事はさらに忙しくなる。子供達が幼い頃は、夜になると絵本を読んであげたり、子供達と遊んだり会話を楽しんだりしてゆったりした時間を過ごせていた。
今はそんな時間もほとんどない。幸いと言って良いのか、末っ子や息子は、今や私と遊ぶよりゲームの方がいいようだ。ゲームの存在は有り難いような有り難くないような…
忙しくなる夜はみんなをバタバタさせてしまう。部活帰りの息子や末っ子達に、「仕事あるから早く夕飯食べて!」とか、「早くお風呂入って!」とか…家事を早く終わらせて、仕事がしたいが為にみんなを急かしてしまう。
「お母さん、仕事だから!」
このフレーズをよく使うようになった。
そう言うと、子供達は何も言えなくなる……そう分かってるけど使ってしまう私……
✧✧✧✧✧
長々と書いたが、最初に戻ろう。在宅ワークをしていて、最近思う事……
在宅ワークは、子供達に仕事の大変さや働いている親の姿を見せることができて、しかも寂しい思いをさせない、から良いと思っていた。
でも、最近はちょっと考えが変わった。
寂しさは母親がいないよりはマシかもしれないと思っていたが、話を聞いてくれないお母さんは、いないのと同レベルじゃないか、と。むしろ、いない方が子供達は傷付かないのではないだろうか……。
仕事の姿を見せたほうが子供の為だ、と正論ぽく聞こえるが、子供達からしたら、働いているお母さんの姿を見るより、話を聞いてくれる優しいお母さんの方が絶対良いに決まっている。
仕事仕事!と言って子供達を黙らせて、子供達に気を遣わせるのは母親の役目ではない……『甘えていいよ』と包容力のあるお母さんが子供達の理想とする母親なんじゃないかな……
こんな事を仕事が忙しくなってから気付くなんて遅すぎた。
仕事を辞めることも出来ないし、子育てもまだまだ続く。
こうやって罪悪感を抱きながら、
私は明日も、仕事に家事に子育てに振り回されるのだろう……
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?