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タコのマリネと、断捨離と写真の話。

巣ごもり生活、時間があるので普段できないことを、と思っていた割には、なかなか進まないまま、自粛も解除。

主に断捨離系。洋服に、本や雑誌に、過去の写真に、書類。
本と洋服は少し進んだものの、写真と書類が……。

特に写真は、昔々、写真家の長嶺輝明さんの写真教室に通っていた頃のポジフィルムやスライドがそのままそっくり残っている。
当時はフィルムカメラ。
テーマに添った写真を撮って、月1回、これぞ、という一枚をメンバーの前で披露する。
それに対して、長嶺さんが「昭和だね」とか「熟女っぽい」とか、なんとも抽象的な批評をしてくれて。
撮り方などは最初の3回ぐらいで教わるものの、その後は毎回スライド上映会。
メンバーの皆さんの「切り取ってくるもの」が面白くて、3、4年ぐらい通ったかな。
確か写真展もあったなあ。
卵の写真を展示した覚えがある。

料理教室を始めた頃は、フィルムカメラで料理を撮っていた。
4、5品を一度に、計量してメモを取り、あーでもない、こーでもないと試作するのはとても時間がかかる。
ようやく完成したものをテーブルに並べて、ライトを当て、何枚も撮る。
デジカメと違って、その場で画像を確認できない。現像して上がってくるまで、うまく撮れたかどうかもわからない。
無事に撮影が終わって、あー、お疲れさん、と食べるときには、すっかり料理が冷めちゃってたりね。
カメラ屋さんで現像・プリントしてもらったものをレシピに添付して生徒さんに渡していたのだから、写真にも手間暇お金がかかっていたなあ。

今はもっぱらデジタル一眼レフとiPhoneで。
1品ずつ試作も可能でずいぶん楽に。
撮った写真もすぐに確認できるし、要らない画像は捨てることもできるし、なんなら修正や調整もできちゃうし。
レシピに画像を貼り付けられるし。
18年ですごい進歩。

とすっかり写真の話になってしまったけれど、巣ごもり中の話に戻ろう。

家族が在宅勤務になり、仕事中の時間は、あまり音を出したり、周りをウロウロしない方がいいだろうな、ということで、私はキッチンで過ごしがちだった。(というのは言い訳かな)

料理は苦にならないので、ごはんの準備の間に、豆を煮たり、パンを焼いたり、常備菜を作ったり。
マリネも好きな常備菜のひとつ。
酸っぱいものが好きなので、我が家の食卓には何かしら酸味を感じる一品が登場する。

これからの季節にお勧めしたいのが「タコのマリネ
歯ごたえのあるタコと、シャキシャキした野菜の食感のコントラストも楽しく、カラフルで、元気がもらえそうな一皿。
タウリン豊富なタコは、疲れた体をシャキッとさせてくれるパワー食材。

この写真は、デジタル一眼で。

蛸とパプリカのマリネ

【タコのマリネ】
材料 (2人分)

タコ(茹でたもの・蒸したもの) 100g
新玉葱 1/2個
 塩 2つまみ
ピーマン 1/2個
カラーピーマン(赤) 1/4個
ピーマン(黄) 1/4個
カラーピーマン(オレンジ) 1/4個

マリネ液
 米酢   50ml
 だし(または水) 50ml
 塩 小さじ1/2
 砂糖 大さじ1
 はちみつ 大さじ1
EXV オリーブオイル お好みで大さじ1程度

作り方
①マリネ液の材料を鍋に入れ、一煮立ちさせて塩と砂糖を溶かし、冷ましておく。
②新玉葱は細めのくし形に切り、塩をまぶして10分ほどおく。しんなりしたらよく揉み、洗って水気を絞る。
③タコは1㎝位の輪切り、ピーマンは3㎝位の長さに切る。
④タコと新玉葱、ピーマンを合わせ、マリネ液で和えて、冷蔵庫でなじませる。(30分以上)
⑤お好みでオリーブオイルをかける。

関西では半夏生(はんげしょう・7月2日前後)の頃、タコを食べる風習がある。ちょうど田植えが終わった頃、稲穂がタコの足のようにしっかり根付きますように、という願いが込められているとか。
ま、そんなこと関係なく、たこ焼きは年中、売られているけれどねえ。

さて、タコ食べて、元気出して、半夏生までには我が家の断捨離もすっきり終わらせないと!

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