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ピンク×ピンク!ビーツのサラダといちご色の日本酒。

ここ1ヶ月ほど、頭の隅にずっとへばりついていたことがあって。
自粛期間中に、SNS上で飛び交っていた「バトンリレー」覚えていますか?
テーマを決めて、記事や写真をアップして、次へつないでいくアレ。

私も、料理リレー、おむすびリレー、料理道具リレー、料理本リレーと幾つかのバトンを受け取り、次の方へと渡しました。
リライトして、noteにも紹介したので、ご覧いただいた方もいるかと思います。
ちなみに、料理リレーの記事は、4月から書き始めたnoteの記事の中でもっともたくさんの方に見ていただいたようです。ダントツ、9000ビュー以上。
実感はあまりありませんが、大勢の方のお役に立てたのなら、よかったなあと。

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7月に入り、リレーやバトンも見かけなくなっていたのですが、そんな時に友人から回ってきたのです。

「日本酒のペアリングリレー」


実は、もう今更、という気持ちもあったのです。
でも、友人からの依頼だし……私でバトンを置くということでよければ、と引き受けました。

私、お酒も結構いけるクチなのです。
休肝日は週に1日設けておりますが、お料理と合わせて、ビール、ワイン、日本酒、焼酎、泡盛、等々なんでも飲みます。

日本酒はサケ・ディプロマ、サケ・エキスパートなどの資格もとっちゃいましたし、今はお預けですが、蔵めぐりもライフワークのひとつ。

今回のリレーも、サケ・エキスパートの資格を一緒にとった酒友から、というわけで。

ただ、すぐにアップしようと思いつつ、いざペアリングとなると、わざわざ紹介するほど相性ぴったりか、と確信を持てる組み合わせになかなか出会えず。
ぐずぐずしている間に1ヶ月近く経ってしまい、ずっと気になっていたのです。

先日、やっと、お!と思うペアリングが。
お酒は青森・陸奥八仙ミクシード中曽根の酒泡。
瓶ビールのような王冠の微発泡酒です。

淡いピンク色で、イチゴのような甘酸っぱさ。そのまま飲むと、すっぱ!と声を出しちゃいそうな酸です。

これにぴったりだったのが、ビーツのサラダ。
茹でたビーツとジャガイモを、赤ワインビネガーと塩、ヨーグルト、オリーブオイルで和えた、これまたピンクの食べ物。

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同じ色目のものは相性がいい、などと言いますが、これも然り。
ビネガーとヨーグルトで酸っぱめのサラダなのですが、これと一緒に飲むと、この日本酒の持つ酸が尖らず、まろやかに感じるのです。いい感じなのです。

実はタコのリゾットと日本酒4種を合わせて、実験していたのですが、ピンとくる組み合わせがなくて。
陸奥八仙ミクシードは、酸が強すぎてタコのリゾットにはイマイチ。
でも、試しにビーツのサラダに合わせてみたら、バチッとはまったというわけ。

飛露喜の純米大吟醸とも合わせたのですが、飛露喜は誰もが認める美人さんで(酒です)、どんな人(食材)も一緒になりたいわ、と思わせる王道美人。
陸奥八仙ミクシードは、美人というよりは、ユニークで愛嬌があるタイプで、万人受けはしないかもしれないけれど、はまる人(食材)にはビタッとはまる、という感じ。

酸を受け止める酸。
後口に感じる米の甘みと、ビーツのほんのり土っぽい香り。
なかなか素敵です。
機会があればぜひお試しください!


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