誰のnoteにもたぶんゴリラがいる。
下記のリンク、クリックすると動画が出てきます。
まずは何も考えず、クリックしてみてください。(こわくないです)
「白い服を着た人たちが何回パスをするか」数える動画です。(なんかこわそう)
「ええ~めんどうだよ~」と思わずに、ぜひ!
1分半くらいで終わります。
※noteの先を読んでしまうとネタバレになりますのでご注意!
(ネタバレにならないよう、行間あけますね)
はい、いかがだったでしょうか。
「ゴリラ」いましたね。
「インビジブルゴリラ」という動画のタイトルから落としどころの想像もつきそうなものなのに(あ、想像ついてしまった方もいましたか?)、わたしはまんまと意図にハマってしまいました。。ゴリラが全く目に入っていませんでした。(そしてパスの回数も15回ではなく、14回だったという…)
わかってから見ると、「こ、こんなにはっきりいるのに!?」とめちゃくちゃ驚きました。これを見落としている自分ってなんなんだろう。みなさんはどうですか?ゴリラに気づく人も中にはいるんでしょうか。だったらすごいなぁ。
人間の注意力というのは非常に選択的で、見ようとしているものはしっかりと目に入るのですが、見ようとしていないものはまるで目に入らないということが起きるものなのです。
この内容だけ先に読んでいたら「いやいや~そんなことはないでしょ~」と思いますが、動画を見たら「はい、その通りです」という感じでした。いやいやびっくりした。
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「webマーケティングで注意すべき現象」として取り上げられており、対処法もいくつか載っていましたが、webに限らず、人が目にするコンテンツにはすべて当てはまるのかな、と思いました。
たとえば仕事関連で、ある目的のために誰かに資料を事前に共有して、目を通しておくことを伝えたとして。
いざ当日になってみると書かれていることが実行されていない。聞くと、「え、そんなこと書いてあったっけ…?」という返答。「いやいや、ここに書いてあるでしょ~~」と、ちょっとイラッとする。そんなできごとは、過去に何度か経験があります。
「なんで読んでこなかったんだろう」「いい加減だなあ…」と、責めるような気持ちになったことも、正直ありました。
でも、「読んでこなかった」わけじゃないのかもしれない。
選択的注意の考え方にのっとると、読んではきたけれどその人が重要と考える情報は目に入ってきて、そうじゃない情報は目に入ってこなかったのかもしれない。
と考えると、資料の作り自体に問題があったと考えることもできる。
誰しもが選択的注意をしてしまう可能性があるなら、先の記事にも載っていた通り、「気づいてもらえる表現に言い換える」とか「気づいてもらえるように声をかける」という工夫をすればいいんだよなぁ。その人を責めたり、「ちゃんと読んでこようよ」とイライラして注意する前に。
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問題が起きたときに、ついつい要因をその人の責任感や努力不足に帰属しがちだけれど、こういった人の性質を理解していると、コントロールできるものとして取り扱うことができる。責任や努力ももちろん大切だけど、目に見えないし、外からコントロールはできないもんなぁ。
わたし自身もゴリラを見逃したように、「見ようと思っているものだけ見える、見ようと思っていないものは目に入らない」という現象に陥ることはきっとある。
多くの人が陥るかもしれない現象であれば、「ちゃんとやってよ~~」とイライラするよりも、何よりもまずは「目を通してもらう」「理解してもらう」ということが必要なはずだから、そのために工夫できることに力を注ごう、かな。
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noteもコンテンツなので、悲しいかな「読みたい部分だけ読む、読みたいと思っている部分は目に入ってない」という現象が起きているかもしれません。
今回のnoteで読まれているのはどこかな。ゴリラの動画部分だけかな。
せっかく書いているからには、読んでほしいな~~と思うのが本音です。なので読まれるように、書く側としても工夫をしなきゃいけない。
まだまだ自己流なので、読まれるような工夫ができているかと言ったら、全然十分じゃない。そんな中で最後まで目を通してくださる方々には、本当に感謝だし、頭が下がる思いです。いつもありがとうございます。
がんばって工夫します!!
ゴリラに気づいてもらえるように。
読んでくださる方々には、あわよくば「もしかしたらゴリラがいるかもしれない」という目で、これからも読んでもらえたら嬉しいです。
わたしも誰かのnoteを読むときに、「ゴリラ、見落としていないかな…?」と少し意識して読んでみようと思います!
(それで気づくのならそもそもゴリラじゃない?)
そんなわけで、今日はここまで。
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