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気持ちがしぼんでいる時は。


音楽って耳で聴くだけじゃないんだ。


そう思わせてくれたグループがある。


それは「Goose house」というグループだ。
少し前の投稿でも紹介して、「わたしも見てました!」というコメントもいくつかいただき、嬉しかった。

メンバー一人ひとりの声色はまったく異なり、それぞれの声が心に染み入るのはもちろん、それが合わさったときにものすごいパワーを発揮する。

それに加えてレパートリーに富んだ楽器。
ピアノやギターなどのメジャーな楽器だけではなく、ちょっとした効果音の打楽器や、ときおりバイオリンやチェロなどのクラシックな楽器も登場する。
それが目で見て楽しい。

さらに目で見て楽しいのは、「演奏している姿」だ。
本当に楽しそうにのびのびと、「音」を「楽しむ」で「音楽」なんだなあ…と、彼らを見ていると心底思わされる。
見ているこっちまでうきうき楽しく、曲によっては心をゆさぶられる。

最近の活動状況を全く知らなかったのだけれど、どうやらGoose houseそのものは事実上の解散、「Play Goose」という新しいグループを発足させ、Gooseの時のメンバー何人かがコアメンバーとして活動しているようだ。

メンバーの方それぞれのライフステージも変わり、そのつど形が変わってゆくことは仕方ないと思いつつも、特に好きだったメンバーの方が抜けてしまうことは、やっぱり寂しい。

でも音楽のいいところは、一度生まれたら残り続けること。

今は活動していなかったとしても、その時に「歌っていた」という事実は残り続け、その時に生まれた音楽も残り続ける。

そういった意味では、今はネットを探せばどこかに音楽や動画が見つかるので、とてもありがたい時代なのかもしれない。

一昔前だったらCDやレコードなど、そのものが手元になければ、聞けなくなってしまうこともあったと思うから。

Gooseの曲は同じ曲でも、初期のころ、それから何年後、またそれから何年後…と、その時々の編成で歌っている動画がいくつも残っている。同じ曲なのに、違う音楽のように感じられるのは、なんとも不思議なこと。

それだけに音楽というのは、曲だけで成り立つものではないんだなと思う。

歌っている人、その人たちの「そのとき」の心境や想いも相まって、合わさる形で聴く人の心に届けられる。
届けられた音楽で、助けられたことが何度あったことか。

そうそう、今日はそんなGoose houseの曲を紹介しようと思って書き始めたのに、気づけばこんなに長くなってしまった。

前回はカバー曲のリンクを貼ったので、今回はオリジナル曲を。
5曲!紹介してみます。

どんなときにぴったりの曲かというと。


たとえば、なんとなく気持ちがしぼんでいってしまうとき。

嫌だな、抜け出したいと思えば思うほど、さらにさらにしぼんでいってしまうとき。

そんな日はそんな日でいいと思うのだけれど、もし気持ちを上げていくきっかけがほしいと思ったら、これらの曲を聞いてみてほしいです。

「耳」だけでなく「目」でもぜひぜひ!
(特に3つ目の「笑顔の花」がおすすめです)

何か感じるものがあったら、嬉しいな。
うっかりすると、泣きます。
(歌詞の引用はこちらから行いました)

1.Sing

何かトクベツなことを
毎日探すのは疲れちゃうし
だからって何もないのは
イヤなんだからワガママだよね

2.オトノナルホウヘ→

笑う門にはちゃんと 
福がやってくるから
泣いて腫らしたその目だって 
ほら笑顔が似合う

3.笑顔の花

心の水溜りをはね散らして
泥だらけの虹をかけよう
君が肩を小突けば昨日までの
憎しみはもう消えてしまうよ

4.繋ぐひと

誰かのことを考えた時に
ふと今自分を思う誰かが
いるのだろうかと孤独になる
そんな夜が 僕にもあるんだよ

5.sky

一握りの空では
僕の夢は飛べずに浮かんだまま
二握りの空なら
前よりちょっと自由に飛べる気がした

別のメンバー編成でいくつも動画がある曲もあるのですが、わたしが一番好きな編成のリンクを貼りました。(こっちの方が好きなのに!って方がいたらごめんなさい。)

「笑顔の花」「繋ぐひと」は、実は今回はじめて聞いて。
どちらも出だしからひきこまれ、情景が浮かぶ歌詞、表情ゆたかに歌うみなさんに、またもや心をぐっとつかまれてしまった。
どうしてこうも名曲を生み出せるんだろう…。

最近「伝わってゆく」文章とはどんな文章なのかを考えているのだけれど、Gooseの歌はまさに「伝わってゆく」音楽だと感じます。
なんかね、自分に向けて歌ってくれているんじゃないかと錯覚する。

自分に「伝わる」音楽と出会えたこと。

幸せだなぁ。

そんなわけで、今日はここまで。

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