見えない世界を見るために
いつの頃からか、私は「目が見える・見えない」ということに興味を持ち始めた。きっかけとしてまず思いつくのは、スティービー・ワンダーの存在だ。言うまでもなく生きるレジェンドであり、盲目のアーティスト、ミュージシャン、ソングライターなどなど、さまざまなタイトルがある天才の彼。1度だけコンサートに行ったこともある。そう、あれは阪神淡路大震災の直後のライブだった。アリーナではなかったが見やすいスタンド席だったと記憶する。ピアノの前で演奏し、歌う画だけが今でも思い浮かぶ。とにかくオーラの