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本好きの徒然 本を手放すはなし

本が好きな人は本を買うとその収納に困ることがある。立派な本棚を買って,その本棚に一冊づつ本を増やしていくことはとてもわくわくするものだが,あっという間に本棚がいっぱいになってしまうということが多いのではないだろうか?

私もたくさんの本を買ってしまう為に本の収納にはいつも困っている。特に漫画はシリーズが長いものが多いため,あっという間に本棚を侵食していく。

面白い本,気になる本,本屋で見つけてしまうとついつい手に取ってしまう。財布の中にお金がたっぷり入った状態で本屋に行こうものなら,一瞬のうちに何冊もの本に変わってしまうのだ。

では本に浸食されないためにはどうしたらいいのだろう? 

一番手っ取り早いのは早々に本を手放してしまうことである。ただ問題なのはどんな基準で本を手放すかである。

皆さんはどんな基準で本を手放しているのだろうか。もし本をどうやったら手放せるか分からないという人がいたら,私の基準が一つのきっかけになってくれれば嬉しい

①シリーズものは買わなくなったら,切り捨てる

シリーズものの本は長いものだと10巻も20巻も続く場合がある。特に漫画はそれが顕著。何年もそのシリーズを追っているうちに飽きてしまう時期が来る場合がある。それはそのシリーズ作品を手放す時期。

本を買うときにそのシリーズの続きを買わなくなった。読み返すことがなくなった。本棚の見にくいところに置くようになった。

そんなシリーズ作品は潔く手放してしまおう。いつかまた買い始めるかもしれない……とか,今は読んでないけど数年すれば読むかも……。そう思っている作品は高確率で数年後は記憶の彼方に追い出されているものが多い。

もし,そのシリーズを手放した後にまた読みたくなったなら,レンタルという方法も安く全巻セットでもう一度手元に戻すという方法もあるので,今は一度手放してしまうといいと思う。

②好きな作家の全てを追うことは難しい

皆さんには好きな作家さんはいらっしゃるだろうか。今の私はあまり作家さんにはこだわらない方だが,昔は1人の作家さんに固執していた時期もあった。

そんなときに感じたのはその作家さんの出している作品,その作家さんに関わるものを全て集めきるのはとても難しい。

加えてもう一つ感じたのは,例え好きな作家さんだからと言って,全ての作品を面白いと感じるかは別だと言うこと。

だから好きな作家さんの作品こそ厳密な取捨選択をするべき。自分が面白いと思った作品,お気に入りの作品は残して,それ以外は手放す方がいい。だってまだまだ増えるかもしれないから。

それでも全てをそろえたいという人はむしろ独立した好きな作家さん専用の本棚を作った方がいいかもしれない。

③専門書・啓発本はノートにまとめてすっきり

専門書や啓発本はサイズも大きくて,分厚いものが多い。でも一度買ってしまうと手放せないという人は多いと思う。何せ一冊のお値段もなかなかするから。

そういう人こそ,しっかりノートにまとめること。

専門書や啓発本はページ数がかなりあるので,1回読んだら終わりという人も少なくないはず。1回しか読まない本は本棚にあっても埃をかぶるだけ。

だから潔く手放すために,ノートにまとめること。自分が感じたこと,考えたことも一緒にまとめておくと吉。ノートにまとめることで理解力も上がる。そのノートさえ残っていれば,手放しやすいはず。

④お気に入りの本は直接欲しい人にあげること

お気に入りの本だけど,もう読まない本って本棚の奥に眠りがち。特に児童書や絵本はそういうパターンが多い。そういう本は直接自分が知っている人にあげるといいだろう。

読まないのにずっと本棚にあるのは意味がない。ならば確実に読んでくる人に譲ってしまう。それが知っている人だと感想を聞きやすいし,自分が気になっていた本をまた新たな人が気に入ってくれたのだなとホッとする。

手放しがたいけど,読まない本は知人に譲ることが吉である。


この四つのことを基準に私は本を整理している。読まない本が増えていっても,それは自分の為にならない。どうせならまた新たな持ち主を探して、本に旅をさせてあげよう。

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