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エッセイ・詩など

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たまにぽかんと浮かんだ思いや言葉をエッセイ・詩にしています。 できるだけ、シンプルに伝わりやすい文章を目指して。
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#思ったこと

【エッセイ】警備員のおっさん

昨日は2年間お世話になった職場の最終日だった。 ノンフィクションのストーリーとして、心に残ったことをエッセイにして残しておきたいと思う。 ———————————————————— <今日の一曲> 憂歌団 / おそうじオバチャン この前ライブハウスで少し演奏したので憂歌団が頭に残ってます。代表曲的なこの曲、今回の内容ににぴったりなのでチョイスしてみました笑 おばちゃんじゃなくて、警備員のおっさんですがww ———————————————————— 警備員のおっさん お

ひとに任せるということ

今年のひとつの目標は 「ひとに任せる」ということにした もうマネージャーになってから10年以上たっているけれど 本質的に自分が出来ていないことのひとつ。 小さい頃から お調子者で目立ちたがり屋の僕は クラスの学級委員や生徒会長、部活のキャプテンやサークルの立ち上げとか なにかと根拠のない自信のおかげで 先頭をきって行動し続けることでしか、自分に自信を持てなかった。 社会人になってからも、同じ。 先輩や立場が上の方にも頼らず、未熟なことは棚に上げて、自分が先頭に立って何で

金曜日

「あぁ~、やっと金曜日だわ」 朝の何気ない会話の中で、毎週話している会話。 金曜日は土日休みのサラリーマンには、 一週間の仕事のおわりのひとときを感じる日。 ふと僕が小中高の学生だった頃は、 週休二日じゃなかったことを思い出した。 ネットで調べてみると、完全学校週5日制になったのは2002年。 ということは、僕たちの時代の学校は土曜日もあったということになる。 社会人になったのが1997年なので、その時は週休二日が一般的になっていたようだ。 ──う〜ん。小さい頃の

【エッセイ】おとしもの

朝の駅に向かう道 歩道の手すりのうえにポツンと年期のはいったお財布が置かれていた。 一度通りすぎて── ふと駅前に交番があったことを思い出し もどって、お財布を手に取る。 中身もしっかりはいっていそう──ちらっと開くと保険証やらいろんなカードもそのまま残っている。 詳しく見るのも気がひけるから そのままそっとカバンにいれて交番へと向かう。 駅前の交番には女性の警官がちょうどいてくれたので、すぐ近くの公園沿いの手すりのうえに お財布が置かれていた旨を伝えた。 時間もなか

【エッセイ】朝の新宿の雑踏の中で

朝の新宿。 仕事場に向かう人たち 朝まで遊んで行き場をなくした若者たち ホテルから出てくる外国人やカップル 24時間営業してるフランチャイズのお店 夜行性のネオン街は 人々の欲望を満たして汚れたものを デトックスしているかのように感じる。 外国人の家族が朝の街並みをバックにして スマホで記念撮影をしている。 飲み屋やパチンコ屋とかの日本語の看板は、 いったいどれくらいの文字や言葉が理解されているんだろうと、ふと考える。 立ち止まって、 noterの皆さんの朝の記事を読ん

【エッセイ】"休日のはじまり"はラジオ体操

休日の朝は、いつもよりも早起きして 一日をゆっくり長く過ごしたい。 ──5時起床。 少し二度寝(笑)するのも気持ちいい。 6時に家をでて、 朝の散歩に出発する。 お目当ては、いつもの神社でやってる"ラジオ体操" 最近少しハマりだした。 神社に到着、まずは本殿にお参りをすませる。 「おはようございます!」 「お気をつけて、いってらっしゃいませ」 いつも警備員の方は、敬礼しながら、元気な声で挨拶をしてくれる。 こちらも会釈して、挨拶する。 気持ち良い朝のはじまり──

【エッセイ】着飾った言葉

社会に出ると 大人はみんな着飾った言葉をつかう。 本音は心の奥にしまって 感情も隠して冷静を装い 丁寧な言葉遣いで論理的な話し方をする。 最近はコンプライアンスという 透明な壁が至るところにあって ひとを真正面から信頼することが難しくなってきている。 大人数の組織やプロジェクトだと尚更そうだ。 マナー、モラル、価値観、道徳、一般常識は大切なこと。 でも、過度に気にして、人に向き合うことをやめたり、それをルールにして押しつけたりすると、その集団はいつまで経っても、薄っ

ニュースの善し悪し

報道、目を覆いたくなるような映像。 情報過多の時代にニュースの善し悪しについては考えされられるものがある。 ロルフ・ドベリさんの「ニュースダイエット」という本を読んで以来、ちょうどテレビを家からなくしたこともあって、ニュースを平常的に見なくなった。 とはいえ、仕事でいろんな方とお話をする中で、様々な情報が入ってくる時代。 スマホをワンクリックするだけで、世界中のニュースが飛び込んでくる。 ニュースとは。 古代のローマから始まり歴史は300年ほど。 起源は広告宣伝費を集

【エッセイ】七夕の夜には

今日は七夕の日。 空は晴れてるから、都内だと天の川は見えないだろうけど、そのあたりの空は見えそうだ。 「織姫と彦星は、こと座のベガとわし座のアルタイルって星なんよ。どっちも一等星やから東京でも見えるかもな」 小学生の頃、天文ファンだった僕は、その頃覚えた星の名前が、いまだにあたまに浮かんでくる。 ──去年の自分の七夕の日の記事を読み返してみた。 ウンチクネタで、お隣の韓国の七夕やルーツを調べて書いている。 去年の今日は、梅雨モード全開で雨だったみたい。 韓国の七夕は雨

【エッセイ】2回目の誕生日

49回目の誕生日がきた ちょうど一年前の記事を読み直してみる ──書いていた時の気持ちが蘇ってきた 自分の誕生日エピソードと、人生を軽く振り返り…… あとは「感謝」の気持ち。 たしかこの時は、相方のお迎えの途中 暗くなった道端で、ひとりでスマホを握りしめて 自分の生まれた日から、今までのことをボーッと考えていた 生まれてきて、いつから意識があっただろう 成長してきたんだろうか? お調子者な性格は変わらないな…… まわりにいろいろ迷惑かけまくってきたな、 とか。 「感謝

自然のテクノロジー

僕は最近になって気づいた。 地球の自然が、どんなコンピューターのテクノロジーよりも複雑で精巧で美しいものだということ。当たり前のことなのかもしれないけれどあらためて感じたことだった。 僕は社会人になってから仕事がIT業界だったこともあり、テクノロジーといえば、コンピュータやITのことしか考えられなかった。 人間が作り出したテクノロジーやイノベーションは、狩猟民族時代の火を扱うことから始まって、石器などの道具を作ることになる。 産業革命以降は、石炭や石油などの化石燃料を消

【エッセイ】親切にすること

僕は人に親切にしているんだろうか? ゆーみんさんの記事をみてふと考えてしまった。 "レストランの給仕係には不親切な人は、本質的には親切な人ではない" "相手によって親切にしなかったり・・" これって仕事ではよくあることのようなことだ。 僕自身もやっているときもある。 まず相手をみて見極めて、信頼をしているひとには親切にして、 そうでない人には素っ気ない態度をとってしまうこともある。 まさにビジネスライクな対応というやつだ。 「全てのお客様や社内担当に同じような親切な対

紛争 それぞれの立場で何を思う

最近、ニュースをみるのがまた嫌になってきた。 ここ1年ほどテレビなし、ニュースダイエットはしていたけれど・・ これだけいろいろ世界的に緊迫した状況なので、ニュースを見るようになっていた。 知ったところでどうもできない情報が多い。 けれど、いろいろなことを考えさせられてしまう。 会議室と現場の乖離 普段の仕事でもよくあることだが、マネージャーや幹部は現場経験がない人が多く会議室で指示だけを出し、現場はその指示に従ってお客様対応したり作業をしたり。 今起こっている紛争も考

この瞬間に感じる幸せ

昼休みの散歩 車の騒音を避けて人通りの少ない道を選んで歩く。 穏やかな日和の中 緑のトンネルをくぐり 木々からでる生命のシャワー 自然から元気をたくさん浴びる。 何気なく過ごす日々の 何気なく過ぎる時間の 何気ないこの瞬間に感じる小さな幸せ 時間がとまったみたいで 気持ちが落ち着いて 穏やかで安らぐ気持ち。 僕が行ったことのない世界の地で 紛争や争いが起こっている 怒り、哀しみ、憎しみ、不安、苦しみ プレッシャー、駆け引き、プライド、大義名分 正義、秩序、倫理や道徳