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【エッセイ】七夕の夜には

今日は七夕の日。
空は晴れてるから、都内だと天の川は見えないだろうけど、そのあたりの空は見えそうだ。

「織姫と彦星は、こと座のベガとわし座のアルタイルって星なんよ。どっちも一等星やから東京でも見えるかもな」

小学生の頃、天文ファンだった僕は、その頃覚えた星の名前が、いまだにあたまに浮かんでくる。


──去年の自分の七夕の日の記事を読み返してみた。

ウンチクネタで、お隣の韓国の七夕やルーツを調べて書いている。
去年の今日は、梅雨モード全開で雨だったみたい。
韓国の七夕は雨の方がよくて、その雨は「嬉し涙」だということ。


「今日は晴れるかなぁ、星が見えるのかなぁ」


七夕の日のお決まりの会話は、自然や空や星たちに思いを馳せること。


──晴れても、曇っても、雨が降っても。

大昔から語り継がれてきた自然と人間のストーリーがある。
七夕の日に、それを語り合うことで、人びとのイメージと想像の世界が紡がれてゆくんだろう。


ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎんすなご

五しきのたんざく
わたしがかいた
お星さまきらきら
空からみてる

『たなばたさま』 作詞:権藤はなよ


©️Mahalopine

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