題名 「伝える言葉」
あの日の若さが心に胸を打つ
笑って泣きながら
ただがむしゃらに駆け抜け
飛び回っていた遠い日が
自分の目の前を
横切るように通り過ぎていく。
そして去り際にこちらを振り向き
ありがとうと告げる自分の口元を見た。
いろんな糸を辿りあの日の自分が
今の自分へ繋げた言葉。
振り返る心には
数えきれぬ記憶が甦り
その溢れる波が寄せ返す。
今と混在する思いは生きている証。
いろんなものを抱えて背負い
ここまで生きてきた。
フィルムのように流れる過去が
心へ映り思い出す度に
この一言を伝