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【SDGs/エコピープル】地球・環境のためにできること

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本職もサステナ系となり、カーボンニュートラル推進の仕事をしております。 個人でもeco検定取得がきっかけで、エコピープルとして活動をはじめました。 SDGsや環境系の取り組み等々…
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#エッセイ

Think Globally, Act Locally 〜地球規模で考え、足元から行動してみよう

私が今までイメージしていた「グローバル人材」は 「なんとなく英語がペラペラで最先端の考え方をしている人・・」 そのイメージが全く間違っていたことを痛感させられる項目だった。 グローバル人材で大切なことは「広範な視野の醸成」環境問題などを考えるにあたって、グローバルな人材を増やしていくことは非常に大切なこと。 その中での大切なポイントは、「広範な視野を醸成」すること。 地球・世界は相互に影響を与え合ってつながっていること。 複数の用件や性質を複合的に捉えられる視点。 信頼

カラフルな環境問題

ー バルセロナ きらきら太陽の真下のカフェで ー ◇このエッセイは二十年ほど前のバルセロナのお話しです◇  バルセロナの人々は、ひまわりの種をよく食べる。街を歩いている時でも、ポケットにその種を忍ばせ、口の中に素早く入れ、歯を使って割り「ピュ、ピュッ!」と殻をはき出し路上を散らかしていく。ほんの一瞬の内に口の中で行われる殻を取り出す行為はマジシャンのようだ。  みんなが歩く路上には、はき捨てられたひまわりの種の殻ばかりでなく、たばこの吸い殻や紙くずなどもころがっているが、

八百万の神 〜環境問題を考える時

八百万の神 (やおよろずのかみ) 環境系の仕事をするようになりセミナーなどでよく聞くようになった言葉。古代からの日本人の思想の土台となるものだ。 世界で多くみられる一神教とは異なり、自然のすべてのものに神が宿っているという考え方、自分もそのような感覚がある。 「私は無宗教なんですよね〜」 小さい頃から僕も当然のようにそんな感じでよく話したりしてきた。 でも、グローバルでこのような発言をすると、場合によっては人間性を疑われ、一目置かれることはないと、京都のお寺のご住職か

「古紙になるはずだった本」を買ってみた話

先日、久しぶりに無印良品によって 何気にふらふらと商品をみていたら 古い本が目にとまった── 『古紙になるはずだった本』 MUJIBOOKSはたまに手に取ってみていたけれど ここまで古い本が目についたのははじめて。 ”古紙回収にまわる約1万冊の本を、次の読み手へ。” 僕は週に一冊ペースですが、数年前から”紙の本”を読む習慣がある。 昔はデジタルでペーパーレスでタブレットで本を読むようにしていたけれど なかなか続かなくて 紙の本を触りながら その感触を楽しんで読み進む

宗像の朝

宗像国際環境会議の三日間が終わり、 翌朝の早朝に関係者のホットなメンバーと 宗像の海に禊にでかけた。 昨晩は遅くまで 環境・自然・生命・未来への熱い討論。 そのほとぼりの冷めない心で 清らかな朝の海にでる。 心地よい風の中、 はだしで砂浜を踏みしめて からだ中で自然を感じるとき、 一体感・高揚感・充足感。 あたたかい気持ちになってくる。 海に入ると容赦なく 高く大きな波が次から次にきて、 皆を飲み込まんとばかりにうちつけられる 頭までみずに浸かって 全身を清らかな海

宗像の夜

宗像国際環境会議に参加した。 三日目だけだったけど、 自然との共生 気候変動や自然 資本主義の新しいあり方 “常若” とこわか 生命の源泉。 日頃、仕事でかんがえていることや いろんな本を読み漁っていたことの 何倍も深く考えさせられた一日。 宮大工の小川さんの言葉は 論理的にではなく 直情的に響くものだった 修行とは。 自然と共生するということは 生命として自然に生きること。 宗像大社で日が暮れ、 月がのぼり 星が輝いていた。 明日は朝の海で禊をする。 気持ち

エッセイ)SDGsってなんやねん

SDGsって知ってますか? 自分も全く知らないって訳じゃなくて、何度も耳にしてるし、ふわっとは知っていて、今更って言ったら今更の話なんですけど…。 あれですよね。色んな目標を立てて、それをみんなで実現しよう的な話ですよね。 貧富の差をなくそうとか、ジェンダー平等とか…。身近な所だとレジ袋の有料化もSDGsの一環ですよね。 レジ袋を有料化したら使用頻度が減って、レジ袋の生産量が減る訳だから、“エネルギーをみんなに。クリーンに”や“つくる責任、つかう責任”の項目に当てはまるし

【スローに歩く、北欧の旅 #5】スウェーデン・ストックホルムのバス事情

スウェーデン・ストックホルムの路面バス事情 みなさん、こんにちは。北欧を旅するライターの森百合子です。カボニューにつながる、北欧での体験を紹介するこの連載。今回は町歩きを楽しむときに頼れる公共交通やバスのお話です。 世界をリードする公共交通のあり方 北欧の町を散策するときに使いこなせると便利な公共交通。 地下鉄やトラム(路面電車やLRT)、さらにバスも利用できると行動範囲がぐっと広がります。私はよく町歩きの途中で移動手段としてだけでなく、町全体を眺めたくてバスを利用しま

【エッセイ】スーパーカー

街中を走り抜けるスーパーカー 爆音と破裂音が鳴り響き、街ゆく人たちの注目を集める 富裕層の象徴 虚構を身に纏った人間は 自己顕示欲を剥き出しにし承認欲求を満たす 外苑前の銀杏並木のあたりには ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなど 昔で言う「スーパーカー」が並んでいることが多い 同じ価値観を持つ人たちのコミュニティ 周辺には、その中に入れない、入りたい人々の 願望、賞賛、あこがれ、ねたみ、嫉妬、軽蔑…… さまざまな思いや感情が蠢く アンコンシャスバイアス 職場などで多様

【エッセイ】祈ること、願うこと

「神社は心のジム」 友人の記事に書いてあった言葉。 毎日のように神社にお詣りするようになり この前ふと思ったことがある。 ──「祈ること」と「願うこと」って、同じようで全然違うんじゃないか。 二礼二拍手一礼 いつも私は「お願いごと」をしていた 「家族みんなが健康でやすらかに過ごせますように」 「○○が成功しますように」 「金運があがりますように」 などなど。 でもそもそも、神様に、自分の欲望を、他力本願的にお願いすることはいかがなものだろうと…… 願いが叶うことも

環境を考えることは自分を見つめることに繋がる🌍

仕事がかわり、環境のことを考える機会が増えた。 「地球や環境によいことってなんだろう?」 「自分にできることはなんだろう?」 など考えていると、なんとなく自分の体や心の健康に良さそうなこととリンクして、自己改革にいきついてしまうような気もしている 新しいことをはじめる ”何かをやめることからはじめてみる” 2年ほど前に考えていたことです。何かの本で書いてあったことですが、新しいことを追加ではじめようとするのではなく、やめることを決め、時間や心に余裕と余白を持ってから、

めざそう、やさしいせかい🌍✨

仕事柄、発達障害の子供と関わることがある。 その子たちとは、ゆらぎながら対応すると良いと思った。 はじめに社会企業を目指して、放課後の学童クラブ(小学校低学年)にボランティアに行っている。 必ず、対応注意の子がいて、喧嘩したり、怪我したり、騒いだり、親がクレーマーだったり。 そのうちの一部に発達障害が隠れていたり。 診断がついてない子もいる。 そもそも発達障害が病気なのかもわからないが、 とにかく、怪我や他の子を傷つけたり、問題になるので、特に注意して見守る。

【エッセイ】大きな木

近くのたまに行く散歩道。 迎賓館の近くの小さな公園にすごく大きな木がある ど真ん中に一本、どーんと居座っている。 思わず上を見上げると、 大きな幹が3本・・4本・・5本・・ 曇り空にくっきりと生え渡り 細かい枝は毛細血管のように張り巡らされ ひとつの生命体としての活動を感じた。 地球上の生命で最も寿命が長い生き物は何か? 亀や貝などでは数百年生きるものもあるというけれど その中で群を抜いて長寿なものは植物だ。 「メトシェラ」は樹齢約4,800年。 大きな木は ゆっくり

一人一人のSDGs

 今から20年以上も前に、ケミカル系企業に勤める知人に悪戯心で環境問題の話題を振ったところ、「世の女性たちが美の追求をやめれば、地球環境はずっと良くなる」と返され、呆気にとられたことがあった。  その時は嫌味な奴だと深く考えもしなかったが、コロナ禍の人流・物流の抑制が大気汚染の改善につながり「インドでは数十年ぶりにヒマラヤが見えた」とか、「水の都・ベネチアでは、観光客用のボートが運休して運河の透明度が増した」といったニュースに触れ、とうに忘れていたはずの彼の言葉を思い出した