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意見の背乗り

「背乗り」という言葉がありますね。

「せのり」と読むのかと思っていたら「はいのり」と読むのを相当後から知りました(笑)

ネットからの引用ですが

背乗り(はいのり)とは、工作員など他国人が現地人に成りすますために身分・戸籍を乗っ取る行為を指す警察用語。

だそうです。

全く同じではありませんが、SNSなんかでは似たようなことが良くあるなーと思ったりします。

「自分の考えを明快に書く」ということは大変むづかしいですが

「他人の意見にコメントを付け加えること」は、ある程度の社会経験があれば割と楽にそれらしく出来るものです。

特に、このSNSの時代ではそれがやりやすい・・・

普通に、他人の意見に賛同して「引用」する、あるいはその意見には反対、あるいは疑問だ、ということで「引用」するのは全く問題無いと思います。

引用された方も、賛同されれば嬉しく思い、勇気づけられますし、礼節をもった的確な批判や疑問の提示なら参考になります。

しかし

他人の意見を利用し、その意見に自分のコメントを付け加えることで、その他人の意見に「背乗り」し、自分は最初から同じレベルの意見を持っていたかのような態度や、元の意見を書いた人以上の高度な意見を持っているかのような体裁をつくる人は、ちょっと格好悪いな、と思います。

実際に、そういう「他人の意見に背乗りする人」は、自分のことを誰よりも物事を分かっていると自負している人が多い気がします。


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