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LGBTを「性的マイノリティ」と表記した18年前


私、大学の卒論で、学校と性的マイノリティについてを書きました。
LGBTという言葉はまだメジャーじゃなかったから、そのままを使うね。

18年ほど前。
しかも途中から入院してしまって、英語の訳は助けていただいたんだけどね。

そして内容は書いた本人がちゃんと覚えていなくて。
ただ、このテーマでやりたいっていうのは決めていた。


決めつけないで

「男の子なんだから」
「女の子なんだから」
って言われることが
小学校の頃から苦手だった。
うまく説明できないけど。

10代後半
友達が紹介してくれた彼氏は女の子だった。
女の子に「スキです」って言われたことがあった。
男性だと思って仲良くなった方が女性だった。

らしさを決められるのは嫌だったけど
自分の性思考と違う出会いに戸惑ったことがある。
矛盾している感じがモヤモヤしていた

私は
・生物学的に女(体のつくり)
・性自認は女(自覚している性)
・性的思考は男(どんな性を好きになるか)
いわゆる大多数。

大多数だから、共感が生まれやすいし
理想とする同姓像や
憧れる異性や恋愛の話が
まるで「あたりまえ」のように
繰り広げられる。

でもなんか嫌だったの。
長いものに巻かれて、
誰かのイメージにはまることが。
こうあるべきって決められているような
不自由な感じが嫌だった。

長いものに巻かれたくないのに
自分にふたをして生きる
子どもが学校にいることが
嫌だった。


おかしいものはおかしいって言いたい

親の思う「男らしさ」「女らしさ」の中で育ち

教師の「男らしさ」「女らしさ」発言を浴びて育つ

LGBTの子どもたちはどうやって安らぎや安心を得られるのだろう。
そんな環境で自分を肯定するなんて。
ありのままでいる事が家族を混乱させるなんて。
保健室でできることは何だろう。
そんなことを考えていた大学4年生でした。

当時は教員採用試験でも
卒論について聞かれたら
別のことを答えたほうが良いとアドバイスをいただいた。

そのくらい性については、すごく閉ざされていたんだね。
当時の偉い人たちも、TVも、教育も
「多様性」という開かれた新しいものに
抵抗があったんだね。

新しいものや変化に抵抗するのはしかたないんだけど。
当時の私は仕方ないとは思えなくて、
私がこれから学校で出会う子どもたちには
多様性がスタンダードになるよう関わろうって
意気込んでいた


「グラデーション」「多様性」という言葉と出会う

卒論のよく覚えていない内容を思い出すと
海外との比較とかもあった気がするけど
「生物学的性」
「性自認」
「性的思考」
のことを子どもに伝えやすく整理して

多様な生き方がある世界は豊かだ、とか

子どもたちが多様性を認め合っていけるためには
教師の意識改革が必要だ、

っていうことを書いたと思う。

そして学校で働くようになってから
性だけでなく
発達にもグラデーションがあることを知った。

発達障害もこのころはまだ広く認知されていなかったんだな。

分類すると
分かりやすくて便利だったり
所属している事の安心感があったりする

であるなら、大多数だろうが少数だろうが
安心できるはずなのに。

だから
「普通さぁ」
「常識じゃん」
とかいってる困っていない人には厳しかったと思う。笑。


今は子どもの近くにいるお母さんを応援したい

今、私は学校にはいない。
お母さんたちのサポートをしている。

18年前も今も変わらないのは
「大人になるのが楽しみだっていう子どもを増やしたい。」
っていう思い。

養護教諭になって
一旦やめて中国に5年間住んで
また養護教諭になって
結婚して
子どもが生まれて
大切な人が亡くなって
子育てには行き詰まって
社会的な居場所を求めて
人のつながりの温かさを知って
やっぱり学校で働いて

18年前と同じ想いをよりはっきりさせていって。

半端で怖がりで
自信が無くて
決められなくて
周りに求めてばかりだった時も

私の人生の主役は私なんだって
ビビりながら進むんだって
めっちゃ笑えるようになった今も

目指したい未来は一緒で。

子どもと育つお母さんや
親の次に身近な先生たちが
自身と多様性を知って
生き生き生きることが
目指す未来へ近づく方法だって
信じてる



私にできる事は
心地よく日常に笑顔を増やすこと。


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ズバッと言うよ☺気まぐれゆきえってぃの
【お母さんの保健室】

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「元養護教諭×二児の母×心理学」
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