心臓バクバクのVISA面接・・・New York留学準備・・・54

書類審査と指紋採取を終え、いよいよ最後の面接の列に並ぶ。
ここでも牛歩。ずっと立ちっぱなしで、さすがに足が痛くなってきた。
中には座り込んでいる人もいた。

周りの人をよく見てみると、持っている書類の枚数にバラつきがあり、
私のように10枚足らずの人もいれば、束になっている人もいた。
面接窓口は4つだったが、あまりの混雑に途中から5つになった。
面接官は多人種で1人だけ日本人。

面接を受ける人は、内容は聞こえなかったが、ペラペラと英語を話している人、5人ほどの集団の人、乳児を含む家族連れ、3分ほどで終わる人、10分以上話し込んでいる人など、対応は人それぞれだった。

ああ、もう足が痛いよぉ~、座りたいよぉ~と思っていると、
やっと私の順番が来た。
学生のような若い女性面接官だったのだが、私の名前を確認後、
すぐに年配の日本人女性が横に付いた。そして、
「通訳させてもらいますね」
と言って、若い女性面接官の質問を同時通訳してくれた。

少々びっくり。今まで並びながら見ていたが、そんなふうに面接を受けている人を見なかったし、どうして私が英語が理解できないことがわかったのだろう。疑問に思っていると、面接が始まり、質問攻めにあった。
英語を勉強したい理由、滞在期間、仕事やお金のこと、New Yorkに知り合いや恋人はいないかなどなど、20項目ほど聞かれた。

質問の度に同時通訳され、私の答えを英語に訳し、それを面接官が入力していく。答えながら、なんでこんなに根掘り葉掘りたくさん聞いてくるの?、まだ聞くの?、どうして終わらないの?、と不安になった。あまりにあれこれ聞かれるので、怖くなって、却下されたらどうしようと、心臓バクバクさせていると、
「では許可されましたので、1週間ほどで届きます」
やったーっ!!! VISAが貰えるっ!!!

窓口を離れ、ワナワナしながら椅子に座り込んだ。
終わったぁ~。
学校のアプリケーション(申込用紙)を貰ってから色々あったけど、
やれやれ一段落だ。

ふと、写真機ブースを見ると、何人もの人が並んでいた。
ここでこんなに簡単に撮れるのに、自分が汗だくになりながら撮りに行ったことを思い出し、可笑しくなって1人で吹いてしまった。

預けたパスポートにVISAが付いて戻ってくるのを心待ちにしている。

 
※  おトイレに入ったら、上下左右が広く空いていて、
New Yorkでおトイレに入って驚いたことを懐かしく思った。


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