血糖値は何分で最高値に到達するのか？

こんにちはゆうき（@yukimytrainers）です。

今回は血糖値のピークは食後どのくらいで迎えるのかについて話していこうと思います。僕自身今まで、300回以上は血糖値を測定しています。見ている皆様の中でも血糖値は食後どのくらいで最高値まで達するのか気になる方もいると思います。

前提条件をまずは説明しておきますが、これから説明するものは糖尿病でない人の場合の話しになります。糖尿病の方は健康な人とは血糖値の上がり方が違う場合が殆どです。

でも、糖尿病の方でも健康な人の血糖値のピークがどうなっているのか知っておくだけでも違うと思います。「糖尿病だから健康の人の血糖値の状態は知らなくていい」とはならないと思います。

糖尿病の方は、これを知って、正常な状態を知って頂いたらなと思います。

そして、僕が今まで血糖値測定を行ってきてわかった事なのでそれがすべての人に当てはまるわけではない事もご了承ください。

ただし、理屈から言っても大方あっているんじゃないかなと思います。

結論

では、結論から言いますが、「ピークは食後30分～90分の間で起こります」。30分～90分の間はとても間隔が広いんですが、実はこの血糖値のピークは食の内容によって変わってきます。

今回の内容は今まで僕が血糖値を計ってきてピークが30分で迎えるもの、60分で迎えるもの、90分で迎えるもの別に分けてそれぞれどのような特徴があるのか考えていこうと思います。

では早速、解説していきます。

①血糖値のピークが30分で迎えるもの
これは、主に果物やお菓子などの砂糖類を摂るとみられることが多いです。

このグラフは果物を食べた時の血糖値の推移を表したものです。果物に含まれている果糖は血糖値をすぐに上昇させます。

また、これはアイスを食べた時です。ラクトアイスなど糖質の量が多い傾向のあるアイスは食後30分で血糖値を上昇させます。

これは、砂糖やハチミツを牛乳に溶かして飲んだものですが、これも30分で血糖値のピークを迎えます。
果糖や砂糖など吸収が比較的早いものは血糖値をすぐに上昇させます。

②血糖値のピークが60分で迎えるもの
ご飯やパンなどを食べた時に起きやすいです。つまり多くの食事は大体60分程度で血糖値のピークを迎えます。

これは食パンを食べた時の血糖値の推移です。マーガリンを塗ってもオリーブオイルにつけて食べてもとろけるチーズをつけても食後60分後が血糖値のピークになります。

これはおにぎり1個を食べた時のグラフですが血糖値のピークが60分後になっています。今までの僕の実験では殆どの検証で60分後にピークを迎えていました。

多くの食事は食後60分後に血糖値のピークを迎えると考えても良いかもしれません。

③血糖値のピークが90分で迎えるもの
90分で血糖値のピークを迎えるものは僕が血糖値実験を行った中ではすごく少ないです。90分でピークを迎えたものは、うどんやそうめんでした。

ご飯やパンと同じ炭水化物ですが、うどんは消化が遅く、そうめんにも言えることですがあまり噛まないで飲み込むため咀嚼して食べ物を砕くという一次消化が不足しやすいという点があります。

これは、バナナとバナナをミキサーにかけて液状にして飲んだ時の血糖値の違いを表したグラフになりますが、これを見てわかるように消化の良い砕かれているものや液状のものの方が血糖値の上昇が早いです。

なので、あまり噛まずに飲み込んでしまうなどで食事のスピードが速いと血糖値のピークが遅くなり90分でピークを迎える可能性が出てきます。こうなると長い間高血糖状態になることもあり、腹持ちが良いというメリットもありますが、体には良くないというデメリットが出てきます。

まとめ

まとめると、血糖値のピークは食後30分後、60分後、90分後になりそれぞれ何を食べたかで変わってきます。

30分後は、果糖や砂糖など糖の吸収が速いものを食べた時、90分後は消化が遅いものもしくはあまり噛まずに早食いをしてしまうケース、その他の多くは60分後に血糖値のピークを迎える。という事が言えます。

食後に1度だけ血糖値を計ってどのくらい上昇しているか知りたい場合は60分～90分後に血糖値を計るといいかもしれません。

また、食後眠くなるのはこのピークに差し掛かったあたりです。ちょっと眠くなってきたなと思ったら血糖値がピークを迎えていると考えても良いかもしれませんね。

冒頭にも言いましたが、糖尿病の方は今日言ったものに当てはまらないと思いますので、ご自身でどのような推移を摂るのか実際に計ってみてください。

はいという事で今回は以上になります。