できないのではなく、逃げていただけかもしれない。
ゆき後輩です。
僕は小学生の頃から、読書感想文など感想を書くのが苦手です。
自分がどう感じたのか…それを言葉にして表現することがとても難しい。
例えば映画を観たり、本を読んだりしたとき。
「感動した」
「面白かった」
これ以上にどう表現したら良いのか分からないのです。
どう感動したのか?どう面白かったのか?もちろん、心の中ではいろんな感情が渦巻いていると思います。でも、言葉にできない。
小学生時代のことで覚えていることがあります。
テレビで「風の谷のナウシカ」を観た直後のこと。僕は一枚の絵を描きました。
ナウシカが王蟲の群れに弾き飛ばされ、王蟲が冷静さを取り戻したあと、黄色の触角の上でナウシカが甦るシーンです。
まったくの衝動に駆られて描いた絵。相当ショックを受けたのでしょう。言葉で表せない分、絵で表現したのです。
どこかに残っているかな、その絵。
そんな小学生時代を引きずったまま、いまでも感想を表現することが苦手です。
先日、あるアーティストの方が、ライブ直後に自分の思いを言葉にして投稿されていました。
豊かな表現力で自分の思いを言葉に乗せていて、僕にはそういった表現は到底できないと思いました。
僕もあんな風に書くことができたらいいな、と気落ちし、物書きとして失格だなとも。
その日の殴り書き。
投稿に対してコメントを残そうとしたのですが、僕がしたことは「いいね」(goodボタン)だけ。
こんなツイートも。
何かを感じているのだけど、「何か」が分からなくて言葉にならない。こんなとき、どう表現したらいいの?もし的外れなことを書き込んでしまったらどうしよう…という恐怖もあります。
でも、ふと思ったんです。逃げていただけなんじゃないかって。
書けないのではなく、書こうとしていない。真剣に向き合ってこなかったんです。きっと。
子どもの頃は仕方ないと思います。ただ、大人になったのだからちゃんとしたい。
もちろん人には個人差があり、一生懸命にやっても、できることとできないことがあります。でも、僕の場合はそもそもやっていない。スタートさえ切っていないのに「できない」って言っている。
だから、まず始めてみます。
できる、できないを決めるのはそれから。
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