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クラウドファンディングに挑戦します。挑戦する理由である、自分のトラウマとコンプレックスについて書きます。


クラウドファンディングに挑戦します!
題して

【品のあるえっち漫画!『ピンクの忍者ポン吉』を書籍化したい!】


以下、やや長い挨拶文です。自分の弱さとコンプレックスとトラウマを初めて書きます。


漫画家のゆきち先生です。
このたび、8年間に渡りブログに描いてきた4コマ漫画「ピンクの忍者ポン吉」を、書籍化するべくクラウドファンディングに挑戦することにしました。
Campfireというサイトで明日7/4から8/31日まで行います。
この企画に挑戦しようと決めたのには、僕のこれまで人に明かしたことのないコンプレックスが大きく関わっています。


【僕のコンプレックスとは】
H漫画雑誌でデビューし、今もH漫画を描いているということです。

漫画家になるという夢をずっと応援してくれた学生時代の恩師(女性)に、デビューした雑誌をお礼の手紙と一緒に渡しに行った時に、H漫画誌だということで受け取ってくれずに、その場で返却されたのが完全に僕のトラウマとなりました。恩師の悲しそうな顔は一生忘れられないと思います。


それ以来、いつも心のどこかで、周囲の人は僕にH漫画家をやめて欲しいと思っているのではないか、とくに女性は自分のことを軽蔑しているのではないか、という恐怖があったのです。


【そもそもなぜ漫画家になろうと思ったのか】
高校3年生の時に、父の書斎にあったナポレオン・ヒルの自己啓発本を読んで、

「へ〜、夢ってなんでも叶うんだ。じゃあ俳優か弁護士か漫画家になろう」

と甘く考えたのがきっかけです。
俳優と最後まで迷いましたが、漫画家は家で仕事ができてお金持ちのイメージがあったので漫画家を選択。
高校卒業後は漫画の専門学校へ進もうとしましたが、父から

「漫画家になるなら、大学へ行って見聞を広めた方がいい」

とアドバイスされ、

「へ〜、そうなんだ」

と深く考えずに大学受験をしました。
どこも受からなかったので予備校へ通い、1年後、立教大学の社会学部へ合格し入学します。

入学と同時に漫画の持ち込みを開始。毎月新作を描いて必ず1社を訪問するルールを設けます。

ジャンプ、マガジン、サンデー、スピリッツ、アクション、ゴラク、チャンピオン、アフタヌーン、モーニング、ビックコミックと次々に回りましたが、2年経っても興味を示してくれる編集者さんは現れませんでした。

大学3年生からは持ち込みのペースを上げて、漫画の専門学校が主催する合同編集者審査会などにも参加。少女漫画誌や子供雑誌、ホラー雑誌、4コマ雑誌にもどんどん新作を描いて持ち込みました。やはり 興味を示してくれる編集者さんは現れませんでした。

アックスやネムキ、コミックキューなどといった漫画マニアの雑誌にも何度も足を運びましたが、「むいてないから諦めたほうがよい」と言われる始末。気がつけば大学4年生。就職活動はせずに大学を卒業しフリーターに。
さらにハイペースで持ち込みをして編集部を回りましたが成果はなし。

すでに考えられる全ての出版社へ持ち込みをしており、もはや漫画を持っていく編集部がなくなってしまいました。

そこで仕方なく【みこすり半劇場】というHな4コマだけを扱っているという雑誌に持ち込みをしたところ、「100年に一人の天才」と言われ、担当編集者がつき、その場でデビューに向けた話し合いが始まりました。編集部を出たあと、嬉しくて電車へ乗らずに7駅くらい歩いたのを覚えています。

とにかくここで一生懸命やってみようと決めて、絵を最後まで何度も描き直して、その年のうちにデビューが決定。

話が長くなりました。

「置かれた場所で咲きなさい」というベストセラー本がありますが、僕の場合、置かれた場所がH漫画雑誌だったのです。

【トラウマの払拭を決意】
「H漫画」、「エロ本」という響きは、とてもインパクトがあると思います。
拒否反応が出る人が多いのも分かります。

ただ、僕は気がついたんです。
僕の描くH漫画は、エロくない!
過激な描写もないし、ほのぼのしていてすごく楽しいんです!
ひとことで言うと、

「誰も傷つかない」

【下らないコンプレックスを捨てる!!!】
H漫画というジャンルなだけで、作品も読まれずに軽蔑されて終わるなんて、もうやめた!

僕は、読んだ人のストレスが消え去る楽しいH漫画を描いています。
悪いものは描いていないのだから、女性にだって「面白いから読んで」と自信を持って言う。自分で自分がやっていることを誇る!

【さいごに】
漫画家として、作品を描くからには多くの人に楽しんで頂きたいと心から思っています。

「えっち漫画」というジャンルの中にも、様々な漫画があることを広めたいです。
この場を借りて、そのチャンスをいただきたいです。

どうぞ宜しくお願い致します。


【ポン吉書籍化プロジェクトのページ】

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