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#このレシピが好き〜【基本調味料】だけでごはん作り

以前に、お酢のポテンシャルに気付いた話や、和食の基本調味料【さしすせそ】だけで料理する、という記事を書きました。

するとこれらの記事で、私が一冊の料理本から大きく影響を受けたこと、食生活が格段に改善したこと、QOLが上がったこと等を絶賛しながら書いていたら、まさかこの本の著者さんがnote内にいらっしゃって、著者の料理研究家ご本人様から直々にコメントをいただきました。

いやぁ、noteって凄い。
リアルの知り合いでnoteやってる人なんで聞いたことないし、SNSの類の中ではマイナーなほうかなと思っていたのですが。

noteでこんな出会いもあるんですね。これもご縁。
ありがとうございます。おかげさまで現在も継続できております。




①【さしすせそ】だけで普段のごはん作りをする効果

日本人なら多くの方がご存知のとおり、基本調味料の【さしすせそ】とは、砂糖・塩・酢・醤油・味噌の5つです。

シンプルに最低限の調味料だけで普段のごはんを作り、「〇〇のタレ」や「〇〇の素」的な市販の配合調味料やドレッシングなどを買わない生活を続けています。

素材の味が生きるし、体にも優しいし、素朴で飽きない。よくわからない保存料や着色料が入っていないから安心だし、長生きできそうな気がする。

シンプルだから、時間もたいしてかからない。
手の込んだものは平日にはなかなか難しいけれど、
この本のレシピは意外と簡単に作れるものばかり。

買い物も少なくなって楽になりました。
家計簿なんて面倒でつけてはいないけど、食費は結構減ったと思う。
レトルト系の箱やたれ・ドレッシングの瓶などもなくなったので、ゴミもずいぶん減った。

始めのうちは、レシピに忠実に計量カップや大さじ小さじでキッチリ計って作っていたけど、慣れてくればなんとなくの目分量で味付けできるようになったし、ちょっと自己流でアレンジもできるようになりました。

できるだけ3品は作る。ごはんは食べない日もあるし、
食べても少量だったり、十八穀米にする日もある。

【さしすせそ】って、ほんとに万能調味料です。
それだけだと毎回同じような味になりがちで飽きるんじゃないかな、と心配していたけど。全然そんなことはない。
むしろ市販のタレを1本買ったほうが、飽きちゃって使いきれないまま期限切れになったりしていたから。

夫に聞いても、
「全然飽きないし、普段の夕飯も平日昼の弁当も、ずっとこれでいい」
とのことです。よかよか。

生姜とにんにくはヘビーユーズなので、本物ではなく
桃屋のきざみシリーズの小瓶を買って使っています。
ここは時短と保存を考慮して。



②夫のお弁当問題と、ごはん(白米)問題

夫には平日だいたい、仕事に持って行くお弁当も作っています。私は保育士でお昼は給食があるから必要なし。お弁当は夫ひとり分だけ。

朝の出勤前時間は、朝活勉強(英語の学び直し)に時間を使いたいから、いつも夕飯と同時進行で横で翌日のお弁当もパパッと作っています。ちょっと取り分けておいたり、同じ食材で味だけ変えたり。
うまく手を抜いてズボラ弁当になっているけど、なんの文句も言われないのでありがたや。

以前は隙間埋めに一品、冷食のからあげ等を詰めていたけれど、今ではお弁当用冷凍食品は一切買っておりません。隙間埋めにはもっぱら、茹で卵かブロッコリーかプチトマト。
米は一度に多めに炊いて、冷凍からレンジまで対応している保存容器に小分けにし、冷凍庫で保存。

少量ずつだから夕飯にチンしても食べ過ぎなくて済むし、
夫の弁当にもそのまま持っていける。

少し工夫すれば、効率的に短時間で作れるようになりました。
ちなみに、夫のお弁当は10何年前からずっと作り続けているので、何を今更?な感じはするけど。まあ、日々進化中&発展途上ってことで。



③和食の正しい配膳。知ってはいるけどできてはいない…。

さて。
私の作ったごはん画像を見て、お気づきの方もいるかと思います。
配膳位置がいつも正しくないことに。

厳しい方ならば、
「和食の正しい配膳がなっとらんじゃないか!いつも位置が間違っとる!それでも保育士か!」
と、叱責を受けたとて、仕方ないでしょう。

ええ、ええ。分かってますとも。
正しい配膳位置は。↓↓↓ こうですよね。

ごはんが左手前。汁物は右手前。
おかずは奥に配膳します。
私はいつも、ごはんが右手前。副菜と汁が奥。
主菜が左手前になっている。位置が正しくありません。

仕事中、給食を配膳する際は子どもの年齢にもよりますが、最初だけは一応正しく配膳します。(その時の園長や組む担任にもよる)
4・5歳ぐらいになると、給食は自分で前に取りに来させるので、そこまでうるさく教えたりはしません。
それに「いただきます」をして食べ始めたら、好きに食べていいと言っています。食べるお皿を手前にして、食べ終わったら遠くにおいてもいい、と。

汁物が右手前なのって、なんでなんだろね?
右利きの人が圧倒的に多いし、特に子どもは器が熱いと腕に触れちゃうのが心配だし、右手前にあると倒したりこぼしたりしやすいから危なくない?と思うのは私だけかしら。
年齢が低いほど、私は汁物は冷ますためにも、お椀を倒さないためにも、敢えて奥に配膳しています。
和食の正しい伝統を取るか、安全を取るか、難しい問題ですね。

特に幼い子どもに対しての食育は、正しい配膳以上に
もっと大切なことがあると思っているので。

お箸の持ち方もままならない3歳児クラスに、正しい配膳位置をイラストに描いて指導しているベテラン保育士を見かけたことがあります。
正直、そこまで必要なこと?と私は思う。お箸を正しく持ててから、年長か小学生になってからでもいいんじゃない?

私のポリシーとしては、未就学児なんて「給食が楽しみで、美味しくお腹いっぱい食べられること」が何よりの最優先。苦手な物を無理やり食べさせることも虐待だと言われる時代ですから。
三角食べも私は別に推奨しないし、ごはんを味噌汁に入れて食べようが、魚やおかずをごはんに混ぜて食べようが、完食できるのならそれでいい。

最低限のマナーぐらいはちゃんと言いますよ。
年長児ぐらいになれば、食べている最中にトイレに行かない、肘を机についたまま食べない、後ろや横を向いて食べるとこぼすよ、くしゃみや咳をする時は口を手で覆いなさい、など。
でも、好き嫌いや苦手食材が多い子にも、給食の時間が苦痛で憂鬱な時間にはなってほしくはないんですよね。お腹いっぱい食べられることはすごく幸せなことだし、世界にはそうじゃない国も子どももたくさんいるんですから。

だから、私も家での食事ぐらい、自分が食べやすいように好きに並べて自由に食べています。誰に文句を言われる筋合いもないし。
ま、でも写真に撮ってアップする時ぐらいは最初だけ正しく配膳してみてもいいかな。(どないやねん)


結局は、「あなたの体は、あなたが食べた物でできている」ってこと、食習慣は生活の中で最もと言っていいほど大事なこと、だと言いたいのです。
長くなってしまいましたが、おしまい!

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