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秋といえば、どんな曲を聴きたくなる?ラフマニノフなんてどうでしょう? のための日#35

今日にぴったりな、今日の音楽を紹介

セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)/  ヴォカリーズ

今日の朝、リスを見た。茶色いリス(!)なんだか、リスを見るたびに心の中で叫んでしまう。なぜだろう、ちいさな子供になってしまうんだと思う。
今年は夏が短かったから、リスにとっては厳しい冬になるらしい。もしも余裕があったら、そんな彼らのためにクルミを砕いてバルコニーに置いておこうかな。
なんて思う、秋、あっという間。

秋といえば、どんな曲を聴きたくなる?ラフマニノフなんてどうでしょう?

ロシアの音楽家、セルゲイ・ラフマニノフ。彼の作品といえばピアノ協奏曲第2番など、ピアノの作品に有名なものが多くある。
「ヴォカリーズ」は歌曲で、「13の歌曲集」の中の最後の作品となっている。
といっても歌曲集が作られたのちに追って作曲されたもので、14曲目にあたる。
さらに、「ヴォカリーズ」とは歌詞のない歌曲のことを意味していて、すべてを母音のみで歌っている。これはグレゴリオ聖歌(9世紀から10世紀のローマで流行った単旋律で奏でる宗教音楽のこと)が好きだったラフマニノフならではの着想である。
なにも言葉を発さない旋律に対して一定に続いていく伴奏の動きが、またこの哀愁を与えてくれている。クラシック音楽の中のもっとも古典的な部分に触れている、そんな作品である。

原曲はピアノの伴奏に歌の旋律が乗っているものだったが、のちに人気が出たためいろいろな楽器で編曲されている。今日は、オーケストラの伴奏がついているものをどうぞ。

編曲によって全然印象が変わってくるのでお気に入りのバージョンを見つけてみるのもいいかもしれない。

それにしても、秋はどうして悲しくなるのだろうか?

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