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【読書記録#16】 島抜け 吉村昭 著

<2023年4月26日にインスタに投稿したものをシェアしています>

「島抜け」では島流しにあった者がどのような生活を送るのかを知れる。主人公の瑞龍の場合、流刑地が、温暖な種子島だったためか、面倒を見てくれる庄屋や周りの住民も優しかったのが意外だった。ただ、あまりにもつまらなすぎる生活から脱島(島抜け)を決行するが。。。ネタバレしそうなので、この辺で。

「欠けた椀」はフィクションだが、凶作が続く農村の現実が辛すぎて、読んでいて居た堪れなくなり、「梅の刺青」は、日本で最初に献体をした元遊女をはじめとする、初期解剖の歴史が知れる。

どの作品も面白くて、さらに吉村昭の作品にハマってしまった。

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