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【保育の場から】大好きな信頼してる人にこそ甘えたいイヤイヤしたい

「保育園ではちゃんと自分で片付けるんですね」
「保育園では野菜も食べるんですね」
「保育園では自分で着るんですね」
などなど…
保育園だと○○できるんだ~家ではしないのに!というのは、保護者の方からわりとよく聞かれる言葉だと感じています。

実際、連絡帳に書かれる子どもの姿と園で見る姿がだいぶ違っていて「ほぉ…」と思うこと、あります。

一時保育室でも、よく来るお子さんだとその違いを知るものですから、興味深いです。
園だとなんでも頑張って、イヤイヤしても説明すればわかってくれる、みたいな子が、お迎えに来た保護者の方には
「やだ!帰らない!靴履かない!バイバイしない!」
と、異なる顔を見せている。

内心、安心したりします。
おうちではちゃんとイヤイヤできているんだな、と。

おうちで暴れんぼう、おうちではイヤイヤ激しい。
それは、保護者の方にちゃんと甘えられて、自分の気持ちを直球で投げても決して見捨てられない、と、安心できているからじゃないでしょうか。

園でももちろん、なじみの保育士に甘えたりイヤイヤしたりもします。
だけど、他のお子さんがいる場だし、ちょっと頑張ったりしている。
他の子が「わぁ、野菜もたくさん食べるのね、いいね」「お片付けありがとう!」なんて言われてるのを見たら、自分だってできるもんね、と見せたくなるもの。

一時保育室では、場に慣れず泣いてばかりいた子が意思を持ってイヤイヤしたり欲求を自己主張してくれると、安心します。
少しは慣れて意思表示してくれるようになったのね、と。

お子さんがイヤイヤするのは、保護者の方にとっては楽じゃないのはわかります。
でもここでぜひ、もうひと踏んばり。
それでもしっかり受け止めて手をかけて愛してくれた、という経験が必ず、その後のお子さんの成長にプラスに働きます。
自己肯定感ってやつですね。

園ではいい子みたい、ウソでしょ!?と感じる保護者の方にはむしろ、子どもから絶大な信頼をおかれていると自信を持ってもらえたらいいなって、思っております。





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